Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ボフスラフ・マルティヌーの4つの歌曲H.282bを聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-04-13 06:05:09 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの歌曲である。
4つの歌曲H.282bは1940年に作曲された。
19世紀の作家カレル・エルベンにより
集められた民話の中の一部の詩をテキストに使っている。
今回聴いたCDは、オルガ・チェルナーのメゾ・ソプラノ、
イトカ・チェホヴァーのピアノ演奏による。
第一曲「休耕地のポニー」は、民謡風のピアノの伴奏に乗って、
歌われる歌は、短いながら明るく楽しい感じである。
第二曲「なくしたスリッパ」は、軽快なピアノ伴奏に乗り、
こっけいな感じで歌われる短い曲である。
第三曲「宗教歌」は、おだやかなピアノ伴奏の上で、
聖女マリアに対する思いがおごそかに歌われる。
第四曲「招待」の歌も叙情的であるがあっという間に終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの2つのバラードH.228を聴く

2011-04-12 06:22:27 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は誕生日だったので、横浜のリゴレットで食事。
月曜日というのに結構席が埋まり、にぎわっている。
そんなこともあったのでウォーキングは休みました。
今回とりあげるのは、マルティヌーの歌曲である。
2つのバラードH.228は1932年に作曲された。
今回聴いたCDは、オルガ・チェルナーのメゾ・ソプラノ、
イトカ・チェホヴァーのピアノ演奏による。
第一曲「吟遊詩人が彷徨っていた」の歌詞は民話から採っている。
三人のハンサムで若い吟遊詩人が田舎をさまよい、談話している。
彼らはヴァオイリンの材料となるかえでの材木を探していた。
すると「来い、この一部を切ってヴァイオリンを作ろう!
きっといい音色がするヴァイオリンができるさ」と彼らは話す。
そこで木をまず切ると、木は青ざめ、二度目には木は泣き、三度目には話した。
「切らないで、もっともハンサムで若い吟遊詩人たちよ、
わたしは木ではなく、肉体と血だ。わたしの根元を掘りだして、
わが父に渡してほしい。わが父のよろこび、そしてわが母のかなしみのために。」
「母はわたしの恋人に反対し、わたしにのろいをかけた。
おお不幸な母よ、自分の子どもにのろいをかけた者」と木は話した。
ピアノの伴奏に続く歌は民謡風であり、淡々とした歌のあと、
木が話す部分の歌は情熱的で、訴えかけるような劇的な感じである。
第二曲「孤児」も民話から採っており、会話風で劇的な感じの歌である。
ピアノの伴奏が歌と交互に現れ、神秘的な音を奏でていい。
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ボフスラフ・マルティヌーのトッカータと2つのカンツォーネH.311を聴き、二俣川から美立橋まで歩く

2011-04-11 05:51:35 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は二俣川から美立橋まで往復して歩きました。
そのあと二俣川と希望が丘の間を往復しました。
途中聴いたのは、マルティヌーの管弦楽曲である。
トッカータと2つのカンツォーネH.311は1946年に作曲された。
バーゼル室内管弦楽団の20周年記念祝典コンサートのために作られた。
今回聴いたCDは、フロリアン・ヘルシャーのピアノ、
クリストファー・ホグウッド指揮、バーゼル室内管弦楽団の演奏による。
第一曲トッカータは、冒頭ピアノが連打するリズムに乗りながら、
弦楽器が緊張感のあるやや暗い感じの旋律を奏でていく。
独奏ピアノが旋律を奏で、木管楽器がそれに絡みながら、
管弦楽全体で盛り上がり、徐々に明るさを示していく。
作曲年代から考えても、第二次世界大戦の影が濃く残っており、
その戦争が終わり、暗さから明るさを取り戻していく感じが、
表現されているような印象であり、最後は静かにそして穏やかに終わる。

第二曲カンツォーネ第1番は、ピアノが一定の音型を何度も繰り返していく。
これに弦楽器や木管楽器が絡みながら、この主題を扱っていく。
ピアノはこの主題を繰り返し、曲の途中で何度も繰り返す。
最後は弦楽器がこの主題を奏したあと、ピアノがその主題を繰り返して終わる。
第三曲カンツォーネ第2番は、弦楽器が軽快な旋律を奏し、
ピアノが前曲を思わせる音型を奏で、そのあと伴奏する音に乗り、
弦楽器が歌うような旋律を奏で、木管楽器がそれに絡んでいく。
そのあと独奏ピアノが弾くリズムに乗り、緊張感のある音楽が展開され、
最後は管弦楽全体で盛り上がり、勝利感を思わせるような明るい響きで終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番H.157を聴く

2011-04-10 07:03:41 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの室内楽曲である。
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番H.157は1927年に作曲された。
音楽院時代の親友ノヴァークに献呈された作品である。
今回聴いたCDは、マルティヌー四重奏団の演奏によるもの。
第一楽章前奏曲(アンダンテ・モデラート)は、
チェロの奏でるゆったりとした旋律を打つ壊すように、
ヴァイオリンが暗い感じに入り、絡んでいく。
暗めな感じの部分と明るい部分のコントラストが入り混じり、
最後は感傷的な感じで静かに終わる。
第二楽章ロンド(アレグロ・コン・ブリオ)は、
軽快な旋律がヴァイオリンとチェロにより示され、
前楽章とは対照的であり、生き生きとした音楽である。
両者の間で主従の関係が交替しながら、曲は進行する。
途中独奏チェロのカデンツァが入り、技巧的な部分をみせ、
これが3分近く続いたところでチェロがトレモロ奏法をみせ、
その上でヴァイオリン・ソロが今度は技巧的な演奏をみせる。
それが終わると双方が旋律を追っかけるように絡み合い、
最初の主題に戻って、最後は堂々とした感じで終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの交響曲第3番H.299を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-04-09 20:49:08 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの交響曲である。
交響曲第3番H.299は1944年に作曲された。
今回聴いたCDは、ブライデン・トムソン指揮、
ロイヤル・スコティシュ管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・ポコ・モデラートは、ソナタ形式で書かれている。
冒頭の暗い感じは第二次世界大戦の状況を反映しているのだろう。
第一主題は見通しのないような不安を感じさせるが、一瞬希望が見えたりする。
しかし、第二主題では現実の厳しい状況が緊張感のある音楽を作り出している。
弦楽器と金管楽器がその緊張感のある部分を表現し、
木管楽器はその現実とは違う楽天的な側面を表現している。
再び冒頭からの主題が繰り返され、短いコーダで最後劇的に終わる。

第二楽章ラルゴは、弦楽器中心に始まり暗い感じが続き、
ここでも緊張感のある音楽が続いていくが、木管楽器がそれを和らげる。
フルートが奏する部分はこの盤ではあっさりとしているが、
それはこの楽章全般にもみられることで、テンポ自体は速めである。
最後の弦楽器の暗さから明るさへと変化する部分はマルティヌーらしい。
第三楽章アレグロは、金管楽器により荒々しく始まる。
自由なソナタ形式で書かれているこの楽章では、
金管楽器のパワフルな部分と、木管楽器の軽快な部分が絡み合い面白い。
しかし、二つの楽章に比べると不安感や緊張感というよりは、
何か希望や解放感のようなものが感じられる気がする。
中間部の室内楽的な部分を経て、木管楽器中心に明るい旋律が登場する。
金管楽器と弦楽器も加わり、最後は明るい雰囲気の中で終わる。
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