Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヴァシリー・カリンニコフの弦楽のためのセレナーデト短調を聴く、そして三枚町から新横浜駅まで歩く

2012-04-17 06:37:30 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は三枚町から新横浜駅まで往復して歩きました。
今回とりあげるのは、1866年生まれのカリンニコフの作品。
弦楽のためのセレナーデト短調は、
彼が学生だった時期の1891年に作曲された。
初演は1863年1月26日、彼の指揮で行われた。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
低弦のゆったりした音とヴァイオリンのピチカートで始まる。
そして現れる旋律は哀愁漂う感じで、北欧的である。
別のやや明るい旋律も現れ、交互に登場しながら展開し、
最後は冒頭の哀愁漂う旋律が奏され、
静かに消え入るようにして終わる。
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アナトリ・リャードフのバラード「古い時代から」作品21bを聴きながら、鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩く

2012-04-16 05:34:06 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1855年生まれのリャードフの作品。
バラード「古い時代から」作品21は1889年に作曲された。
このピアノ曲による原曲を1906年管弦楽版に編曲したのが、
今回聴いたバラード「古い時代から」作品21bである。
聴いたCDはイワン・シュピレル指揮、
クラスノヤルスク交響楽団の演奏によるもの。
ピアノの和音に導かれ、弦楽器がゆったり奏でる旋律から始まる。
その旋律は民謡的で美しく印象的である。
やがて、管楽器も加わり華やかで色彩豊かな感じになり、
木管楽器が絡みながら牧歌的な部分も感じさせる。
木管楽器と弦楽器の対話が続き、やがて金管楽器が鳴り響く。
そのあと弦楽器が再び主題を奏で、それと対照的な軽快な旋律を
トランペットが奏でて、交互に繰り返したあと、
再び金管楽器が加わって盛り上がったところで終わる。
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モイセイ(ミェチスワフ)・ヴァインベルクのシンフォニエッタ第2番イ短調作品74を聴く

2012-04-15 18:59:12 | モイセイ(ミェチスワフ)・ヴァインベルクの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1919年生まれのヴァインベルクの作品。
シンフォニエッタ第2番イ短調作品74は1960年に作曲された。
弦楽オーケストラとティンパニのための作品である。
聴いたCDはルドルフ・バルシャイ指揮、
モスクワ室内管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、弦楽オーケストラのユニゾンで始まる。
軽快なテンポで奏されるその音楽はショスタコーヴィッチを思わせ、
時々ティンパニが入り、緊迫感を漂わせている。

第二楽章アレグレットは、諧謔的で軽快な音楽である。
この音楽もショスタコーヴィッチを思わせるような感じである。
弦楽オーケストラ中心に展開され、
最後は独奏ヴァイオリンの音が残り、静かに終わる。
第三楽章アダージョは、重々しく始まる音楽である。
悲哀に満ちた感じがチェロを中心に伝わってくる。
中間部で弦楽のピチカートの掛け合いが続いたあと、
独奏ヴァイオリンが活躍し、次の楽章にそのまま続く。
第四楽章アンダンティーノは、前楽章から続き、
おだやかな感じで弦楽が舞踏風の旋律を奏でていく。
徐々に情熱的に盛り上がったあと、再び静かになり、
ピチカートが続き、最後静かに終わる。
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アレクサンドル・モソロフのチェロ協奏曲第2番を聴く

2012-04-14 23:10:33 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1900年生まれのモソロフの作品。
チェロ協奏曲第2番は1937年から1945年にかけて作曲された。
この作品は1947年1月23日モスクワで初演された。
聴いたCDはドミトリー・イェレミンのチェロ、
アレクサンドル・ティトフ指揮、
サンクト・ペテルブルク交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章哀歌は、管弦楽全体でドラマティックに始まり、
小太鼓の音が戦争との関係を感じさせる。
やがて独奏チェロが入り、哀歌の旋律を奏でていく。
その歌うような悲しいチェロに管弦楽が絡んでいき、
シロフォンや小太鼓などが入りリズミックな音楽になり、
管弦楽全体で盛り上げたあと、チェロ独奏のカデンツァが入る。
そして管弦楽が激しい音で入り、チェロ独奏は哀歌の旋律を奏でる。
最後は管弦楽で盛り上げて力強く終わる。

第二楽章間奏曲は、三部形式で書かれている。
明るく平和そうな旋律がチェロ独奏により奏され、
管弦楽もそれに絡みながら、軽快な音楽が続く。
中間部は民謡風の旋律が奏され、ロマンティックである。
再び最初の旋律が繰り返され、最後さわやかに終わる。
第三楽章バラードは、管弦楽による力強い英雄的な旋律で始まる。
それを独奏チェロが引き継ぎ、行進曲風に音楽は展開していく。
そして対照的なおだやかな旋律が独奏チェロにより歌うように奏される。
それが終わると行進曲風で軽快な音楽になっていく。
そしてしばらく独奏チェロによるカデンツァが入る。
この長めのカデンツァは聴き応えがあり、技巧的である。
それが終わると管弦楽により行進曲風の音楽が始まる。
プロコフィエフ的な部分も感じさせるこの音楽は、
やがて最高潮に盛り上がり、最後力強く終わる。
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アントン・アレンスキーの組曲第3番「変奏」作品33よりワルツ、ポロネーズを聴き、三枚町から西谷まで

2012-04-13 05:41:15 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
昨日聴いたのは、1861年生まれのアレンスキーの作品。
組曲第3番「変奏」作品33は1894年に作曲された。
そもそもは、ピアノのために作曲された作品であるが、
聴いたのは管弦楽による編曲版である。
ワルツは第2変奏にあたる部分で、
ポロネーズは第9変奏にあたる部分である。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
ワルツは、弦楽器の奏でる伴奏に、
クラリネットなど木管楽器が絡みながら始まり、
やがて管弦楽全体でワルツを奏でて優雅に終わる。
ポロネーズは管弦楽全体で力強く旋律を奏でて始まり、
いったん静まったあとは木管楽器が活躍するが、
やがて管弦楽全体で盛り上がっていく。
盛り上がる部分とおだやかな部分を繰り返しながら、
金管楽器が加わり盛り上がり、最後は堂々とした感じで終わる。
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