Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ハインリッヒ・シュッツの「主のみ使いが、夢でヨセフに現れていった」SWV403を聴き、鶴ヶ峰まで歩く

2013-12-25 07:01:26 | クリスマス特集・その他
クリスマス・イヴの日。
家でゆっくりとワインと料理で楽しむ。
ヴァン・ショワジというワインの店で買った赤ワイン、
シャトー・シャテェンの2010年ものは最高でした。
クリスマス・イヴの食事にふさわしいボルドー・ワインでした。
さて、昨日は希望が丘から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いたのは1585年生まれのドイツの作曲家シュッツが、
1650年に作曲した「主のみ使いが、夢でヨセフに現れていった」SWV403である。
シンフォニエ・サクレ第3集におさめられている作品である。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはエリザベート・ショルのソプラノ、
シュテファン・ゲンツのテノール、
ハリー・ファン・デル・カンプのバス、
シギスヴァルト・クイケン指揮、
ラ・プティット・バンドによる演奏である。
器楽と合唱で始まり、ソプラノ、テノール、バスの独唱者が入り、
四重唱を展開し、それが合唱とも絡み、壮麗な感じで終わる。
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マルカントワーヌ・シャルパンティエのオラトリオ「クリスマスの歌」H.414を聴く

2013-12-24 05:32:52 | クリスマス特集・その他
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1643年生まれのフランスの作曲家シャルパンティエが、
1683年から85年頃に作曲したオラトリオ「クリスマスの歌」H.414である。
ルカによる福音書第2章8から16節を用いている。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはウィリアム・クリスティ指揮、
レ・ザール・フロリサンによる演奏である。
第一曲は、レシタティフ「冷たい夜の闇」は、
弦楽器の優雅な響きとオルガンの暖かい響き、
そのオルガンの響きに乗ってソプラノが歌い始め、
やがて2人のソプラノの二重唱となる。
第二曲天使のエア「恐れるな」は、
ソプラノ独唱と弦楽器により始まる。
これにソプラノとテノール、バスが加わり四重唱となる。
イエスがダヴィデの町に生まれたことを歌っていく。

第三曲リトルネッロは、器楽のみの曲で、
弦楽器中心に軽快な旋律が奏でられていく。
第四曲レシタティフ「羊飼いたちはうち揃い」は、
オルガンとテノール独唱で始まり、
弦楽器も加わったあと、バス独唱も加わる短い曲である。
第五曲終曲「栄えあれ、幼な子よ」は、
オルガンとテノール独唱で始まり、弦楽器も絡んでいく。
そして、2人のソプラノとバスも加わり四重唱となる。
それが終わると器楽のみの演奏となり、再びソプラノ独唱が入り、
そのあと器楽のみの演奏が繰り返される。
そしてオルガンとテノール独唱が入り、
再び2人のソプラノとバスも加わり四重唱となる。
そのあとは器楽のみの演奏となり、最後静かに終わる。
クリスマスを思わせるおだやかで平和な感じの曲である。
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パトリック・スタンフォードのクリスマス・キャロル交響曲を聴く、そして横浜から星川まで歩く

2013-12-23 17:18:15 | クリスマス特集・その他
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
今回とりあげるのは1939年生まれのイギリスの作曲家、
パトリック・スタンフォードが1978年に作曲した
クリスマス・キャロル交響曲(交響曲第2番)である。
彼はヨークシャーに生まれ、ロンドンのギルドホール音楽学校で、
エドムンド・ラッブラに師事した。
その後ヴェニスに行き、マリピエロに師事した。
今回聴いたCDはギャヴィン・サザーランド指揮、
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
第一楽章ヴィヴァーチェは、「ひいらぎ飾ろう」の旋律を奏でて始まる。
その旋律に「ディンドン、ほがらかに」や、
「世の人忘るな」などの旋律が絡んでいく。
これらの旋律をもとにした展開がなされ、
再び「ひいらぎ飾ろう」が繰り返されて最後力強く終わる。

第二楽章アンダンテ・トランクィロは、ヴァイオリン独奏と、
木管楽器の響きで始まり、「神の御子のイエス様は」や、
「エサイの根よ」の旋律が奏でられていく。
ロマンティックでおだやかな楽章である。
第三楽章アレグレットは、鐘の響きで始まる。
「午後三時過ぎ」や「ひいらぎに実がなる」、
「ひいらぎとつたは」の旋律がもとになっているようで、
スケルツォ楽章にあたる軽快で明るい楽章である。
舞踏風に奏でられたりなどし、最後はホルンの響きで終わる。
第四楽章ロンド・フィナーレは、金管楽器が奏でる旋律で始まる。
「クリスマスの夜」、「三艘の船」、
「目覚めるクリスチャン」の旋律が次々と現れていく。
曲の終わりの方で「クリスマスおめでとう」が金管楽器で現れ、
最後は金管楽器を中心に力強く終わる。
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ロドヴィコ・ヴィアダーナの「羊飼いたちよ、汝ら見たものを語れ」を聴く

2013-12-22 06:45:08 | クリスマス特集・その他
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1560年生まれのイタリアの作曲家、
ヴィアダーナが作曲した「羊飼いたちよ、汝ら見たものを語れ」で、
原題はQuem vidistis pastoresである。
彼はパルマ近郊のヴィアダーナに生まれ、
フランチェスコ会の托鉢修道士として活躍したようだ。
おそらくコンスタツォ・ポルタに師事したのではないかとされ、
1594年からはマントヴァ大聖堂の教会楽長に就任し、
1602年には聖ルカ大聖堂の聖歌隊指揮者になるなどして活躍した。
今回聴いたCDはルネ・ヤーコプスのカウンターテノール、
ゴットフリート・バッハのオルガンによる演奏である。
カウンターテノールが歌い出す歌に、
オルガンが音を絡ませて展開していく。
モノディ様式が用いられているので後期の作品であろうか、
最後はアレルヤが繰り返されて終わる。
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ブライアン・ケリーのクリスマス・キャロルによる即興曲を聴く

2013-12-21 09:21:31 | クリスマス特集・その他
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1934年生まれのイギリスの作曲家ケリーが、
1969年に作曲したクリスマス・キャロルによる即興曲である。
彼はオクスフォードに生まれ、王立音楽大学で学び、
ゴードン・ジェイコブやハーバート・ハウエルズなどに師事した。
その後王立スコットランド音楽院のスタッフとして活動し、
1963年からは王立音楽大学で22年間教育活動に従事した。
今回聴いたCDはギャヴィン・サザーランド指揮、
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
第1曲「世の人忘るな(アレグロ)」は、
なじみのある旋律が金管楽器により軽快に奏でられていく。
中間部は対照的におだやかな感じであるが、
再び冒頭の旋律が奏でられて、最後はかわいらしく終わる。
第2曲「エサイの根より(アンダンテ・ノン・トロッポ)」は、
フルートとピッコロにより優しさのある旋律が奏でられ、
木管楽器でその旋律を引き継いでいき、牧歌的である。
金管楽器もコラール的に吹き、最後はフルートとピッコロで終わる。

第3曲「午前三時過ぎ(ゆっくりと)」は、
ホルンがゆったりとした旋律を奏でて始まる。
それを他の楽器が引き継いでいき、
弦楽器により旋律が堂々と奏でられていく。
金管楽器も加わって盛り上り、
最後はハープと弦楽器でおだやかに終わる。
第4曲「三艘の船(モデラート)」は、
フルートとピッコロにより舞踏風の旋律が奏でられ、
他の楽器がその旋律を繰り返し、盛り上げていく。
楽しい曲で、最後は消え入るようにして終わる。
第5曲「ディンドン、ほがらかに/
一人の幼子が生まれた(アレグロ)」は、
金管楽器により高らかに旋律が奏でられて始まる。
クリスマスが来ることの喜びが伝わってくる。
そのにぎやかな感じの中、最後は力強く終わる。
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