2016年12月9日(金)、日中は小春日和の天気になったので、一関市東山町松川の台市営住宅の近くにある「館山公園」を散策しました。今は老人たちの憩いの場になっている城跡の頂上部に植栽されているカンボク(肝木)が、真っ赤に熟した果実を沢山つけていました。
カンボク(肝木)スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum opulus var.calvescens
山地の湿った所に生える落葉低木~小高木で、北日本に多い。高さは2~7m。樹皮は暗灰色で、コルク層が発達して厚い。葉は対生し、長さ5~12㎝で、中ほどまで3つに切れ込み、中央の裂片が長く、縁には粗い鋸歯がある。花期は5~7月。直径10㎝ほどの花穂の中心部に小さな両性花が多数集まり、その周りを白い装飾花が取り巻いている。装飾花は直径2㎝ほど。果実は直径8㎜ほどの核果で、9~10月に赤く熟す。葉が落ちた後も残っているのでよく目立つ。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]