2016年12月10日(土)、仙台市は雪がぱらつく寒い一日でした。JR仙台駅西口2階出入口に近い場所の植え込みに植栽されているモチノキ(黐の木)と思われる樹木が、球形の果実を沢山付けていました。これから寒さが募るごとに朱橙色に色づいて行くことでしょう。
モチノキ( の木)モチノキ科 モチノキ属 Ilex inntegra
海岸に近い山地に生え、大きいものは高さ25mになる常緑高木。葉は互生し、長さ4~9㎝の倒卵状楕円形で革質。4月頃、葉腋に黄緑色の小さな花を密につける。雌雄別株。花弁と萼片は4個で、雄花には雄しべが4個。雌花には雌しべ1個と退化した小さな雄しべが4個ある。果実は直径約1㎝の球形で赤く熟し、鳥がよく食べる。樹皮から染料や鳥もちをつくる。用途:庭木。分布:本州(宮城・山形県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、中国、台湾。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]