
© 読売新聞 ネットの上に干して作られる「寒干し大根」(16日、北杜市で)=高村真登撮影
2022年1月17日(月)発行の「読売新聞」に”「甘みと栄養が凝縮、「寒干し大根」作りピーク”という見出しの記事が掲載されています。
私が子ども時代を過ごした福島県郡山市の農村地帯でも真冬に「凍み大根(寒干し大根)」作りが行われていました。皮を剥き、適度の長さに切った大根を寒風に晒して、凍結溶融を繰り返す中で、大根の甘みや栄養素が凝縮されると言われます。我が家では煮つけや味噌汁の具に用いていましたが、今は全く食べていないような気がします。
”山梨県北杜市の小淵沢地区で、冬の寒さを利用した保存食「寒干し大根」作りがピークを迎えている。
地元の野菜農家らが集まるグループ「小淵沢きびの会」が、農閑期の収入源になればと、伝統の製法で2007年頃から作ってきた。
無農薬で栽培した大根の皮をむき、輪切りにするなどして、ハウス内のネットの上で20日間ほど干す。ハウスは標高800メートルほどにあり、昼夜の温度差が約20度にもなる。凍ったり、解けたりを繰り返す中で、大根の甘みや栄養素が凝縮されるという。
16日には副会長の東正隆さん(56)が大根の乾き具合を確認し、「栄養たっぷりの寒干し大根を食べて免疫力を高め、コロナ禍を乗り越えてほしい」と話した。
きびの会では1月下旬までに約3000本分を出荷する予定。同市の「道の駅こぶちさわ」などで販売される。煮物やスープに合うほか、そのまま食べてもおいしいという。”

