peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

月桃の花/沖縄「慰霊の日」 2022年6月23日(木)

2022年06月23日 | 気候、天気、季節の風物詩




© 毎日新聞 提供 新たに造られた「月桃の碑」と、周りに植えられた月桃の葉=沖縄県西原町で2022年6月22日午後4時5分、喜屋武真之介撮影

6月23日は沖縄慰霊の日 忘れぬ悲劇、歌い継ぐ月桃の歌
 (毎日新聞  2022/06/23 00:00 )

 沖縄は23日、1945年の太平洋戦争末期の沖縄戦などでの犠牲者を悼む「慰霊の日」を迎えた。沖縄県西原町の町運動公園では戦没者を追悼し、平和を願う歌「月桃(げっとう)」の歌碑が建立され、22日に除幕式が開かれた。
 月桃は沖縄に自生する植物で、春から初夏に先端がピンクの白いつぼみをつける。歌は町在住のシンガー・ソングライター、海勢頭(うみせど)豊さん(78)が82年に作詞・作曲した。県民の4人に1人が亡くなったとされる沖縄戦の悲劇を歌う。「慰霊の日」が近付くと、県内の小中学校などで歌われている。
 歌碑の建立は沖縄の日本復帰50年を記念した町の事業で、町内外からの寄付で実現した。高さ2・5メートル、幅4・9メートルで、歌詞が刻まれ、脇にあるボタンを押すと歌が流れる。
 除幕式では、海勢頭さんや歴代の町長らがロープを引いて歌碑の幕を下ろし、地元の小学校児童たちが「月桃」の歌を合唱。海勢頭さんは取材に「子供たちが心を強く持って歌い、(平和への)意思表示をしてほしい」と話した。
 沖縄戦当時、西原町(当時は西原村)では日米両軍が激しく攻防。戦闘に巻き込まれるなどして住民の半数が命を落とした。
 除幕式に参加した元町長の平安恒政(ひらやすこうせい)さん(85)は沖縄戦で家族6人を亡くした。沖縄独特の大きな墓に身を隠したが、日本兵に追い出され、沖縄本島南部へ。逃げ惑う中で祖父母は行方不明になった。召集された父は戦死し、本島北部に疎開した弟3人も栄養失調で亡くなった。式が終わった後、「大変つらい思いをし、戦後は母に苦労をかけた。戦争は二度と経験したくない」と目を赤くした。
 23日に沖縄全戦没者追悼式が営まれる糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では22日夜、白いサーチライトが「平和の光の柱」として夜空を照らした。【宮城裕也】

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