(上)若いアダン(阿檀)の実の写真。
2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午後から見学した「花の館温室」の亜熱帯温室内に植えられているアダン(阿檀)が、橙黄色に熟したおおきな果実を付けていました。幹の下部からは多数の気根を出していました。
(上)裏(西)側から見た「花の館温室」
(上)「花の館温室」の近くにある非公開の温室。菊やリンドウなどが栽培されているようです。
(上と下)シクラメンなどが多数展示されていた花きセンター本館(管理棟)1階「展示室」に展示されていたアダン(阿檀)の実
アダン(阿檀) タコノキ科 タコノキ属 Pandanus odoratissimus
別名:リントウ、カネカダン、シマタコノキ。琉球列島、東南アジア(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑小高木。海岸に自生し、高さ3~6mほどになり、太い気根を多数出す。タコノキに比べて気根が少なく、支える力が弱いため、自生地では匍匐状に叢生している。
葉は細長く線状披針形で、長さ1~1.5m、幅3~6㎝、かたい革質。縁と裏面主脈上に鋭い刺がある。夏に多く開花し、枝先に乳白色で芳香のある苞に包まれた肉穂花序を出す。雄花序は白色で長さ50㎝。雌花序は直径約20㎝のほぼ球形。果実は集合果で長さ約20㎝の楕円状球形。黄赤色に熟し、芳香があって食べられる。用途:防風樹、葉や茎、気根の繊維は細工物に使う。分布:九州(奄美大島、甑島[こしきじま])、沖縄、台湾、熱帯アジア、オーストラリア北部。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/adan.html [アダン(阿檀)]
http://www.geocities.jp/michi_kba/siro/adan.html [アダン]
http://qjy.web.infoseek.co.jp/okinawaplants/takonokika/adan.htm [沖縄植物図鑑:アダン]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%B3 [アダン(Wikipedia)]
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