peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

コムラサキ(小紫) / コシキブ(小式部)

2009年10月14日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂「柴宿団地」  2009年10月12日(月)

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2009年10月12日(月)、一関市東山町長坂字柴宿にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地の民家の前庭に植えられたコムラサキ(小紫)が紫色の実を沢山つけていました。

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コムラサキ(小紫) クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 Callicarpa dichotoma

山麓や原野の湿地にまれに生え、高さ1~1.5mになる落葉低木。熟した果実が美しいので庭や公園にもよく植えられている。「ムラサキシキブ」といって植えられているのはほとんどがこの「コムラサキ」の方で、本来の「ムラサキシキブ」はあまり見かけられない。枝は細くて紫色を帯び、先が垂れ下がってているものが多い。若枝には星状毛がある。葉は対生し、長さ3~7㎝の倒卵状楕円形で、縁の上部にだけ粗い鋸歯がある。

6~7月、葉腋より少し上部から集散花序を出し、長さ3~4㎜の淡紅紫色の花を密につける。花冠は先が4裂して平開し、雄しべ4枚、雌しべ1本は花冠から突き出る。

果実は直径3~4㎜の球形で、はじめ緑色だが9~11月に紫色に熟し、葉が落ちた後も残ってよく目立つ。分布:本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾。

ムラサキシキブ属には、ムラサキシキブ(紫式部)callicarpa japonicaやその変種のオオムラサキシキブ(大紫式部)var.luxuriansがあるが、和名の「コムラサキ(小紫)」は、葉や果実などがムラサキシキブより小ぶりなのでこの名がある。「ムラサキシキブ」は実の美しさを「紫式部」にたとえた名前といわれる。「コシキブ(小式部)」ともいう。

なお、果実が白いものをシロミノコムラサキ(白実の小紫)というが、「シロシキブ(白式部)」の名で売られていることが多い。

コムラサキ(小紫)の花と緑色の実

2009年8月23日(日)、奥州市水沢区佐倉河

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