ヒメフヨウ(姫芙蓉):花は鮮やかな赤色です。
めしべが花びらの外に出ているのがわかります。
令和4年12月の花のみごろや植物の様子をご紹介します。
令和4年12月2日 「ヒメフヨウ」「スノードロップ」をご紹介します。
ヒメフヨウ(展示場所:花の館温室)
メキシコに分布する植物です。花が十分に開かず、めしべが花びらの外に出ているのが特徴です。2月末頃まで楽しめます。
展示場所
花の館温室に展示しています。花の館温室は3つの部屋に分かれていて、「ヒメフヨウ」は亜熱帯温室に、「スノードロップ」は北緯40度温室に展示しています。
植物:シモバシラ(シソ科)
9月に開花した「シモバシラ」の様子です。風が吹くと白花が柔らかく揺れる素敵な植物です。
令和4年12月の花のみごろや植物の様子をご紹介します。
令和4年12月6日
まるで氷の花のような「シモバシラ」をご紹介します。
シモバシラ(展示場所:南花壇)
シモバシラは、シソ科の植物で、茎の片側に白い釣り鐘状の小花を咲かせます。
名前の由来は、開花が終わって枯れた茎の根元に霜柱ができるところから。
花は9月に開花し、開花が終わって地上部は枯れています。
名前の由来は、開花が終わって枯れた茎の根元に霜柱ができるところから。
花は9月に開花し、開花が終わって地上部は枯れています。
12月6日の朝、茎の根元に霜柱ができる様子を見ることができましたのでご紹介します。
南花壇で白花が咲いたように見える場所を発見しました。
まるで氷の花のようです。雪が積もると埋もれて見ることが出来なくなってしまいますので、貴重な光景です。
近づいてみると、シモバシラの茎の根元に霜柱ができていました。
根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみだし、冷たい空気にふれて凍っていくことで作られていきます。横方向に少しずつ押し出されて広がっているのがわかります。
根から吸い上げられた水分が枯れた茎からしみだし、冷たい空気にふれて凍っていくことで作られていきます。横方向に少しずつ押し出されて広がっているのがわかります。
展示場所
(上)西光寺・達谷窟磨崖仏
2022年12月17日(土)、岩手県立平泉世界遺産ガイダンスセンター(岩手県西磐井郡平泉町字伽羅楽108-1)が現在開催中の”開館一周年記念企画展・石のほとけ”関連行事として開催された第6回平泉学講座「達谷窟の摩崖仏ー阿弥陀如来か大日如来か」を聞きに行ってきました。
講師は羽柴直人(平泉世界遺産ガイダンスセンター学芸員)氏。13:30~15:00時。
謎に満ちた達谷窟(たっこくのいわや)の磨崖仏。何時、誰が作ったものか?そもそも、磨崖仏は阿弥陀如来なのか大日如来なのか。企画展担当者が考古学的視点からお話されました。
講師の羽柴氏はスライドを多用した説明で、わかりやすく解説してくれました。
1・達谷窟の摩崖仏「岩面大仏」:達谷西光寺(平泉町字北澤)境内の岩壁に掘り込まれた磨崖仏。地表から額部までの高さ15.945m。胸から下は欠損。頭部も欠損していると看取される。
向かって右には達谷窟毘沙門堂が所在。制作年代は確定されていないが、前庭部の発掘調査と奥州藤原氏の事績から12世紀の可能性が高いと考える。
尊名について:近世の記述では大日如来が主流。絵図では阿弥陀如来と見て取れる事例もある。近代以降も大日如来とする文献がほとんど。
大日如来への疑問:司東真雄1980『東北の古代史探訪』八重岳書房 阿弥陀如来と解釈。主たる根拠 安永九年(1780)の『奥州磐井郡達谷窟之図』の岩面大仏の姿が阿弥陀如来であること。…最古の史資料『平泉諸寺参詣曼荼羅』の岩面大仏画像も阿弥陀如来と看取できる姿。
中世以前の磨崖仏の分布:平泉以北には明確な中世以前の巨大磨崖仏は存在しない。(小型のもの、磨崖碑を除く)。達谷岩面大仏が最北の大磨崖仏といえる。直接比較し得る磨崖仏は東北地方には見当たらない。関東以北では、栃木県塩谷町所在の「佐貫石仏」との関連があると考える。
多肉植物「七宝樹」:カプセルのような形をしたつぼみから、小さな白花が咲いています。
令和4年11月の見ごろをご紹介します。 令和4年11月24日
多肉植物の「昭和」「七宝樹」をご紹介します。
多肉植物「七宝樹」(展示場所:花の館温室)
きゅうりのように伸びた茎と、矢印のような形をした葉が特徴的な多肉植物です。カプセルのような形をしたつぼみから次々と花が咲いています。花は12月始めまで楽しめます。
キュウリのような太い茎をした姿が個性的です。
花を拡大してみました。とても小さな白花が集まって咲いているのがわかります。黄色い花粉がついた先端部分は、時間が経つと先がくるりと反り返ります。
多肉植物「昭和」
令和4年11月の見ごろをご紹介します。 令和4年11月24日
多肉植物の「昭和」「七宝樹」をご紹介します。
多肉植物「昭和」(展示場所:花の館温室)
肉厚な葉の中心から花茎を伸ばし、白花を咲かせます。開花までは数年かかるといわれます。遠くから見ると雪をまとった小さな木のようにも見え、とても可愛らしいです。撮影者が花を見るのは初めてです。花は11月末まで楽しめます。