ポカリスエットが出している小雑誌だから、大塚製薬出版ということか。
病院に配布されていました。
中症と水分補給の関係、年齢で体の水分量がどう変化するかを詳しく解説しています。
体内に存在する水分量の割合は、年齢と性別で違います。
乳児がいちばん多くて70%、成人男子が60%、成人女子が55%。女性が少ないのは筋肉に水分が多く含まれるから、脂肪の多い女性が少ないようだ。
高齢者が少なくなるのは、想像の範囲ですね。
水分が足りなくなって熱中症になる年齢別死亡累計件数は(1968~2000)、少し古い記録ですが、トップは80~89歳、以下前後の高齢者が多く、働き盛りの50最前後も多い。それと離れたところに4歳以下乳児のピークが有ります。
乳児は体の水分量が多く、心身代謝が多く体温が高く水分の出入りが多いからです。バランスを崩しやすく、自分でコントロールできないからです。
いっぽう、高齢者は元々体の水分量が少ないのに加えて、喉の渇きなども感じなくなります。さらに腎臓機能が衰えるので、成人と同じように老廃物を排出するには、水の量を多く必要とします。
老人は無条件で水分不足に陥りやすいのです。
水分不足はいろんなトラブルを誘発します。
血栓症
血圧低下による心不全
急性腎不全
膀胱炎
尿路結石、腎臓結石
など
この本を作ったのがポカリスエットなんで、イオン飲料の宣伝もかねています。
あせをいっぱいかいたと時は、真水じゃなくてポカリスエットのようなイオン飲料水をとってくだいさいと言っている。
汗をかくと水分だけじゃなく電解質まで排出するので、真水を飲んでも体が回復しない時がある。
それと、ポカリスエットのような飲料水は、糖分が入っているので体への吸収が早いという利点がある。
高齢者は寝る前にコップ一杯の水分補給が良いらしい。
わかりやすく書かれた小雑誌です。病院などに置いてあると思います。ぜひ一読されてください。