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ハセルブラッド500C

2007-10-02 23:23:32 | つちのこカメラ

つちのこカメラ14

ハッセルブラッド500C

ハッセルは今やデジタルが売れ筋です。デジタルバック付は400万円ぐらいしますが使っている方がちらほらいらっしゃいます。

この500Cは最後期のもので、すでにフォーカルプレーン・タイプのハッセルが出て来て主流はそちらへ。500Cの500はシャッタースピードが1/500まであるからと、CはコンパーシャッターのCの略だと私は解釈している。

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あえてレンズシャッターの500Cにしたのは、レンズシャッターのストロボ同調が最高速1/500までだったからです。

つちのこと呼ぶには、現役に充分使えるカメラですが、購入してから20年近くたっています。

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ハッセルの最大の特徴は、6×6サイズで最小かつ一眼レフだということに尽きると思う。くわうるにレンズが定評あるカールツアイス製ということ。

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いちばん壊れやすかったのが、フィルムバックの巻き上げノブ。後ろにあるちいさなクランクです。これが良くもげる。

ただのノブにしてもらっても、使い勝手は変わりがないだろう。クランクだとしても小さくて使いにくい。

クランクがもげたまま使っているプロは多く、面倒だから直さないようだ。

もうひとつ壊すのがレンズとボデーの接点。シャッターチャージするところ。

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私に使いずらかったのが、ファインダーのピントの切れかな、、、。急がなければ、レンズは良いしぶれにくいからシャープな写りですが、それゆえ速射性はあまりない。

ファインダースクリーンはコレはと言う物に、換えましたが、国産カメラのファインダーには程遠い。

デジタル化したハッセルブラッドH2Dにしても、精密機械ではあるがハードな気象条件じゃ使えません。

http://runshimo.blog.ocn.ne.jp/studioon/2007/12/post_db4c.html

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ボディーの蓋のような物は、もじどうり蓋で、遮光板とでも言いましょうか。フォ-カルプレーンの2000シリーズになると、ここにシャッター幕があります。

フィルムマガジンのステンレスの引き蓋は使っているとべコベコになります。これはキレイな方ですね。

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ルーペを使う時に完全に周りが閉じているのは良い。ローライのは隙間があった。

スクリーンは簡単に交換できます。ここのカラクリはおもしろい。メカニズムを良く知った人が設計している。欧州にはギルドのような制度があって、専門職人でメカが良くわかっている方がいらっしゃるのでは。

このおもしろさ、アイデアと日本製の矢でも鉄砲でもどんと来いと言うようなタフさがあると、良いカメラができるのに。

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最初からポラホルダーを考えてあるので、使いやすい組み合わせです。

知っている限りでは、ファッションでは70mmフィルムを使う人が多かった。ブローニサイズですが、両端に35mmと同じようにパーフォレーションがあり、72枚撮りでブローニ6本分がいっきに撮れます。私はハッセルがメインじゃないので、使いませんでしたが、かわりに24枚撮りの220フィルム・ホルダーを使った。国産カメラの多くは、フィルムの圧板を切り替えることで、120と220を使えるようになっていたが、ハッセルのは別ホルダー。

通常の12枚撮りというのも、なかなか良いカット数ではある。

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ポラホルダーの引き蓋は後ろに格納スペースがある。引き蓋をなくすとたいへんなのだ。

熱狂的なハッセルファンがいるけど、私自身がいちばん使いやすいと思ったのが、ペンタ6×7とフジの6×8だった。ファインダーのピントの切れと手持ちでの速射性がいいからです。

だけどハッセルは大判カメラの基準ぐらいの存在価値があると思う。

 

アサヒペンタックス67mp記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100421

フォクトレンダー ブリアントの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080828

ローライフレックス 3.5F 220の記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081024

マミヤC330Sの記事

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070923

 


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2 コメント

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アヲヒコさん (shimo)
2007-11-10 09:49:41
アヲヒコさん
私だってハッセルを使いこなしたか、と言うと全然使いこなしていないと思う。
使いこなす以前に、ペンタやフジ、ローライがあるので出番がなかったんです。
あのピントの見えの悪さといったら、値段の高いスクリーンに変えたって、私にしたら、こんなもんじゃ使えません、、、と言うレベル。
国産は言うに及ばず、ローライだってピンの切れはわかりやすいもの。
ハッセルはキレイだし、私は眺めているばかりです。6×6はローライのほうが、だんぜん出番が多かった。軽量なのが理由でしたが、レンズシャターで手ぶれがないのが気に入った所でした。むろん、、、ものすごくシャープだったし。
今、プロはフィルムからデジタルにほとんど移行しているけど、フィルム最後の頃、スタジオに持ってこられるブロニーカメラは、ペンタ6×45かマミヤの6×45が多かった。
どちらも速写性がいいのと、セミ版で仕事(雑誌等)に使いやすかったからでショーね。広告だとフジ6×8やペンタ6×7。フジはゴッつくて、見た目が悪いけど(ハッセルに比べてぶさいく)良くできたカメラでした。スタジオ撮りには最高だった。
実際アマチュアの方が、いちばん使いやすそうなのは、6×45じゃないのかな?コンパクトだしねーー。
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shimoさんの記事は、カメラについて何も分からない... (アヲヒコ)
2007-11-10 00:37:47
shimoさんの記事は、カメラについて何も分からないわたくしには、大きな糧になり何度も読ませていただいておりますm(__)m
これは、Cレンズでしょうか??
ハッセルマニアの人に、ハッセルはCレンズでしょうと言われて、先日京都の中古カメラ屋に行って見せてもらったのですが使いにくかったです。とても軽くてコンパクトでしたが・・・
あと、ファインダースクリーンはとても見にくいですね・・・変えればいいだけの話ですが、数万円すると聞いて驚きました・・・
Flickrにハッセルの写真を載せて、みんなハッセルに飛びついて、買った人までいて驚いています。私は至って冷静に見つめております。じっくり考えて、色んな方の意見を聞いてみようと思っています。shimoさんのおかげです。
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