音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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5月31日(土)のつぶやき

2014年06月01日 | ◆一言◆

ピアノ演奏において、弾き終わった指(使い終わった指)の脱力ができていないと、詰まったようなキレイではない音になってしまう!? よく抜けるキレイは音は、指の不必要な硬直のない、脱力の出来た指から現れる!?


最近の私の研究では、弾き終わった指は「上げようとする」のではなく、単に力を抜く(脱力)するだけで鍵盤は自動的に上がってきてくれて、音が止まってくれる・・・ このような無駄の少ない省エネ奏法!?が良さそうに思われる今日この頃です。

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弾いていない指が鍵盤の表面から不必要に離れ、突っ張っているような状態が見受けられたら、それは使っていない指の脱力が出来ていない証拠でしょうか・・・いやはや!すると実に多くのピアノ弾きにこの徴候が観られることと思われます・・・しかし、弾ける人はこれでも弾ける


指が、ちょっと硬直していとも、違和感なくピアノを弾くことが出来ているなら、まぁとりあえず、それはそれでいいとしましょうか。しかし、体・指の不必要な硬直ゆえに演奏しにくいと感じている(←私)ことがあるなら、まぁ、この緊張を無くす工夫をすべきでしょうか


体の不必要な硬直を無くす工夫、これ「無くそう」と努力する心は下手をすると更なる硬直を生み、無くそうしているのに無くならないという矛盾に陥ってしまいそうなのが難点と思われます。なので、ゆるく、「まぁ工夫してみようか」くらいの気持ちを心掛けてみようかと


「ぬたあん」って・・・分かる人はいるでしょうか!?(笑)


ピアノ演奏における「脱力」については、実に様々な意見が飛び交っていると思われます。脱力は、必要なところでは必要ですが、必要な支え(る力)まで失ってはいけません。何が必要な力で、何が不必要か、これを見定め把握し手に入れること肝要と思われます。


ピアノ演奏における「脱力」と「入力」!? これがセットでないと、よい演奏法とはいえない!?


「脱力」・・・本当に脱力してしまったら、人は立っても座ってもいられないはずですから(笑) ピアノを弾くという行為には、座って体を保ち、鍵盤上に指があるよう、どこかしら支える力(指と腕に?)くらいは不可欠です。それ以上でも以下でもない、その力を知りたい


鍵盤をまとめて指で押さえておいて、一本づつ「速やかに脱力」してゆくことで鍵盤が自動的に上がってくる、その際、その上がってくる鍵盤の動きをも指先で感知することができたら・・・これが理想的な「指の脱力」が出来ている状態と考えられます。なかなか難しいです!(笑)


ピアノ演奏におけるちょうど中くらいの音(mvメッツァ・ヴォーチェと言われることもある)は、指先が鍵盤を支え、力の抜けた腕の重みがそこにかかって出てくる音量こそ、その人にとっての「ちょうど中くらいの音」なのでは!?と今考えられました。


余計な筋肉や体重を使うことなく、腕の重みが指先にかかった音量を「中位の音、mvメッツァ・ヴォーチェ」とするなら、これを基本として、実際の音楽の演奏においては、この位置に留まることはほとんどなく、音楽とともに動き回るべきでしょう!いつも同じなんて退屈極まりないでしょうから!(笑)


ピアノ演奏における「親指潜りのテクニック」はとっても重要なものですが、必要以上に潜らせようとして親指等に不必要な硬直が生じるようではいけない!?ともふと思われました・・・ 必要な時に必要なだけの親指の潜り、これが分かればいいなぁ!

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