音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆両リサイタルを終えて、舞台の上で僕は一人ではなかった

2008年05月24日 | 音楽(一般)
昨日をもって、 5月14日のひまわりの郷ホール、そして 5月23日の津田ホールにおけるリサイタルを お陰様で終了することができました。 ご来場の皆々さま、お越しいただき 本当にどうもありがとうございました。 「お陰様で」という言葉は、ウソ偽りの全く無いことと こうして書きながら実感するのですが、 皆様がいらしく下さるおかげで、昨日のコンサートは 成り立つことができたと、心から思うのです。 単 . . . 本文を読む
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◆《展覧会の絵》の最後は、「どこの門?」

2008年05月22日 | 音楽(一般)
本番前に詰めて練習をしていると、 色々とインスピレーションが沸いてきたり、 集中力や精神力が増して、日頃では得られない 成果があることがありますが、 何もリサイタル前日になって、しかも プログラムを印刷してしまった後では取り返しのつかない 発見があったとしたら、これは悔やまれるものです・・・ ムソルグスキー作曲のピアノ作品《展覧会の絵》の 最後を締めくくる曲は、 ピアノという楽器の端から端ま . . . 本文を読む
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◆僕の先生の先生は、ラヴェルに非常に近しい人でした

2008年05月21日 | ラヴェル Maurice Ravel
先ほど、母校の図書館に忍び込み(←いや、許可証はちゃんと取りました) 今度の23日のリサイタルに取り上げます作曲家 モーリス・ラヴェルについて、伝記本を読み漁っていました。 すると、 今更ながら、ふと、大事なことを気付いたのでした。 僕の先生は、昨年までのドイツ留学期間中にお世話になった クラウス・シルデ先生です。 そのシルデ先生はドイツ人ではありますが、 20代の頃、パリにて数年間勉強を . . . 本文を読む
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◆今回のリサイタル ― 合い言葉は“会話Dialog”!?

2008年05月20日 | 音楽(一般)
5月14日、横浜市港南区民文化センター「ひまわりの郷ホール」 http://www.nipponartists.jp/ticket/td20080523.html におけるリサイタルが近づいて参りました。 リサイタルが近づくにつれて、今回のプログラムの キーワード?合い言葉?鍵?が 見つかったような気がしました。 それは“会話Dialog” 今回のプログラム、前半のラヴェル 《プレ . . . 本文を読む
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◆B. 最後のソナタ《op.111》は「テンポ=44」で

2008年05月08日 | 《32番op.111》
「4」という数字は、日本語では 時に敬遠されるものです。言うまでもなく、 これは「死」という言葉と 韻が同じだから・・・ 今、ふと、 ベートーヴェン最後のピアノソナタ《op.111》の終楽章を弾きながら、 この音楽のテンポを確かめるよう、 メトロノームを使って弾いてみたところ・・・ テンポ=44 という速度がちょうどいいように感じました。 この音楽は、昇天の音楽でしょう。 すなわ . . . 本文を読む
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◆《幻想曲風ソナタ“月光”》のペダル

2008年05月07日 | ベートーヴェン Beethoven
ベートーヴェン《ピアノソナタ第14番 cis-moll op.27-2》 第I楽章に書き込まれた「senza sordino」という指示が 「ペダルを踏みっぱなし」 という意味だとしたら、これはピアノ演奏の常識を覆す とんでもない指示!!・・・ということに、 現代の健全なピアノ奏者なら思うはずです。 ペダルを踏みっぱなしで音楽を弾き続けたら どうなってしまうのか・・・ ダンパーは上がりっぱ . . . 本文を読む
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◆ベートーヴェン《月光ソナタ》の“senza sordino”とは!?

2008年05月04日 | ベートーヴェン Beethoven
名曲ベートーヴェン《ピアノソナタ第14番 cis-moll op.27-2》 俗称《月光ソナタ》 久々にこの曲を弾いてみながら、 当然のことではあるのだけれど、でもひとつ 文章に書き記してみたい、と思ったことがあるのです。 ------------------------------------------------ この有名な第1楽章の譜面には、 特異な指示が書き込まれています。 I . . . 本文を読む
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◆“《展覧会》 心の準備は 《111》で”

2008年05月01日 | ベートーヴェン Beethoven
今回の表題は、なんだかキレイな「575」が出来上がりました(笑) “《展覧会》 心の準備は 《111》で” 《展覧会》とは、 ムソルグスキー作曲のピアノ独奏曲《展覧会の絵》のことで、 《111》とは、 ベートーヴェン作曲の最後のピアノソナタ《第32番 ハ短調 op.111》 のことを意味します。 これから数ヶ月かけて、 19世紀ロシアの作曲家ムソルグスキーの名作《展覧会の絵》 を . . . 本文を読む
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