音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆d-mollニ短調の音楽

2023年11月27日 | 全24調性一覧
思いつくまま、
d-mollニ短調の音楽を書き並べてゆきたく思います。よろしければコメント欄にどうぞ!!おすすめ・お心当たりあるd-mollニ短調の音楽ございましたら、お知らせ下さいませ🙏


●ベートーヴェン《ピアノソナタ第7番op.10-3、第2楽章Largo e mesto》
あまりにも珍しい「mesto悲しく」という指示が書かれたこの音楽は、若かりし頃のベートーヴェンが描いた最高傑作の「悲劇」と呼んで然るべしでしょう。おどろおどろしく、恨みつらみを募らせ…一途の希望に胸を躍らせるも、運命の波は、決して喜ばしい結末へとは進ませてくれない…(もちろんベートーヴェンの身に忍び寄る恐ろしい病、難聴)


●ベートーヴェン《ピアノソナタ第17番op.31-2「テンペスト(嵐)」、第1楽章Largo〜Allegro、第3楽章Allegretto》
シェイクスピア最後の戯曲作品『テンペスト』を読むことが、この曲を理解するためのヒントと言い放ったベートーヴェンとのこと。主人公の老プロスペローの不遇、嵐の海に🌊赤子の娘とともに流された、その悲痛な思いと叫びは、自身も「不遇の人生(音楽家でありながら難聴)」を側進んでいた作曲家には、人ごとならざる共感があったのではないでしょうか?


●ベートーヴェン《交響曲9番op.125、第1、2楽章》
「第九」として有名なあの第4楽章のニ長調のメロディに至るまでには、実に長い道のりのニ短調があることを、忘れてはならない。「また再び、この悲劇が!!」と、ベートーヴェンがこの第1楽章をして言ったとか!?


●シューマン《クライスレリアーナop.16、第1番Äußerst bewegt》
言わずと知れた、シューマン「ロマン派」の激情🌀
 自身でも「最もよく書けた」と自負する《クライスレリアーナ》は、シューマン芸術の真骨頂と言えましょうか!?


●ブラームス《7つの幻想曲op.116、第1番Presto energico》
!?年老いたブラームスは、既に時間としては遠い過去となった、亡くなった恩師シューマンの「ロマン派」の音楽の影響を自負しつつ、このop.116を作曲しているように、私には思えて仕方がありません…
 シューマンop.16に百を足すとop.116。偶然?いや…意図的??



●ラフマニノフ《ピアノ協奏曲3番op.30》
近代的な「悲劇性」が表現されている音楽!?《2番op.18》のロマン性とは打って変わった世界観とのこと。



●モーツァルト《ピアノ協奏曲20番K.466》



●ドビュッシー《エレジー(1915)》
大腸癌に侵された晩年のドビュッシー、手術の1週間後に書かれた小品とのこと…
…切なく、怪しげ、不気味で、わずかな明るさを見せつつも!…暗い音楽…



シューベルト
歌曲は歌手の声質によって移調される場合もあり、「何調の音楽」と言い難い面はありますが、でも「原調」というものはあり。それによると
Gretchen am Spinnrade糸を紡ぐグレートヒェンD.118
●歌曲集Winterreise冬の旅、第1曲「Gute Nachtおやすみ」
がd-mollニ短調の音楽。
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1 コメント

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Unknown (レイ)
2024-09-03 23:42:20
はじめまして、失礼します。モーツァルトの幻想曲ニ短調は大好きな曲です。かつて暗譜が飛んだほろ苦い思い出があります。
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