音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ショパンの影響、ラヴェルへと受け継がれる!?

2006年10月31日 | ショパン Frederic Chopin
またもや引き続き、作曲家同士の比較、影響関係を見てみようかと思います。 ◇◆◇◆ ショパンの《ノクターン(夜想曲)》、 彼独特のこの世のものとは思えないような美しい音楽で、 18曲(遺作を含めるともう少々)ある立派なジャンルと成ります。 このジャンルにおけるショパンの後期の作として、最後の2曲 《ノクターンop.62-1 H-Dur》と《ノクターンop.62-2 E-Dur》が 挙げられ . . . 本文を読む
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◆神、現る!? ベートーヴェン《op.111》、ショパン《幻想ポロネーズ》

2006年10月24日 | 《32番op.111》
ベートーヴェンの最後のソナタ《op.111》 そしてショパン後期の作《幻想ポロネーズ》 この両者が「ただごとならぬ」音楽であることを、 我々は人間として感じずにはいられないであろう ということを先日は書いてみようと試みました。 ここではもうひとつ、 今の自分に考えられる限りのこの「ただごとならぬ」 両作曲家、両作品に共通する音楽の姿を 文章に表すことが出来るかどうか、 さらに試みてみようと思い . . . 本文を読む
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◆ショパン《幻想ポロネーズ》に後期ベートーヴェンの影

2006年10月16日 | ショパン Frederic Chopin
最近はあんなこんなで、 リストの《ソナタh-moll》の思わぬ影響から ショパンの《幻想ポロネーズ》の方にも目が向くこととなり、 すっかりこちらの曲にも熱が入ってしまったのですが、 今日の発見、 いや以前から、この後期ショパンの音楽に 「ベートーヴェンの影響」を色濃く見ることができるなぁと 考えてはいたのですが、 やはり、その考えは間違ってはいなかったかと 今日は確信するにいたったのでした。 . . . 本文を読む
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◆巡り巡る19世紀の作曲家達、リスト・ショパン・そしてベートーヴェン

2006年10月12日 | リスト Franz Liszt
先日の記事を書いて後、 F.リスト《ソナタh-moll》を弾いてみているのですが、 この充実度の高く興味深い音楽を突き詰めていきながら、 巡り巡ってついにはある他の作曲家達へとたどり着いて しまった過程がなんだか面白く、 ひとつ、 そんな様子を書いてみようかと思いました。 その前に、 ピアノの詩人ショパン、巨匠リストの二人の対比的な性格を 端的に現している文章をひとつ添えさせていただきたいと思 . . . 本文を読む
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リスト《ソナタh-moll(ロ短調)》に大いなる伝統を見る!?

2006年10月09日 | リスト Franz Liszt
ピアノのソロの演奏を聴いてきました。 19世紀のピアノ演奏超絶技巧の権化、そして 大いなる音楽家・作曲家であったフランツ・リストの 《ソナタh-moll(ロ短調)》 単一楽章のソナタでありながら、 演奏時間は40分を超える長大なもの、ピアノ・ソロの楽曲として、 非常に大きな部類に入ると言えるでしょう。そして 絶対音楽・器楽曲としてのリストの力作と考えることもできそうです。 それにしても . . . 本文を読む
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(つづき)メトロノームを使って練習。

2006年10月07日 | 音楽(一般)
先日から引き続き、メトロノームについて考えてみます。 ここでは、 「ベートーヴェンとメトロノーム」をキーワードに 話を進めてみようかと思います。 ◇◆◇◆ メトロノームの登場は、 1817年、Merzlという人の発明によるらしいのですが、 (時期的にはベートーヴェンでいうと後期) ベートーヴェンはこれを評価し、翌年にはヴィーンの 『一般音楽新聞』に、サリエリと連名でこの器具の優秀性を . . . 本文を読む
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メトロノームを使って練習。なぜ&どうやって?

2006年10月05日 | 音楽(一般)
メトロノームを使って練習していて、 ふと考えました。 音楽の自然な伸び縮みがあることは否定しがたく、 どんな時でも杓子定規にメトロノームの機械的なテンポ感に 音楽が追従する必要はないと思われます。 だからといってメトロノームが不要である、 という極論に走る必要も全くないでしょう。 ようは、使い方しだい、ということでしょうか。 ここでひとつ、 今の自分の考えうるメトロノームの有効な . . . 本文を読む
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全曲演奏会を終わって

2006年10月02日 | Beethovenピアノソナタ全曲演奏
先日、9月23日、 おかげさまで、 ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会を 完結することが出来ました。 あれからもう一週間も経ってしまいました。 時が経つのはあまりに早いものと感じる一週間、 演奏会を終わって 茫然自失、 抜け殻のようになっていた・・・ と言えば、もっともらしいのですが、残念ながら 事実はそうでもなさそうなのです。 日本からのコンサートへの来客もあり、演奏会終了後は 彼ら . . . 本文を読む
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