ベートーヴェンの後期作品の多くが
「長調」で曲を閉じることを前回書きました。
最近自分が耳にすることの出来た
後期の弦楽四重奏もそうでした。
最も有名な《第九シンフォニー》だって、言うに及ばず。
『不滅の恋人への手紙』に出てくる
「天の殿堂」なる言葉を勘ぐるならば、
もしかすると、不滅の恋人がこの世を去って、
いつか彼女を追いかけ、共にあちらの世界で
一緒になることをも夢見ていたのかもしれない・ . . . 本文を読む
死は、甘いか、辛いか
人それぞれ、または時代の風潮など、
その考えは様々といえましょうか。
ベートーヴェンBeethovenが晩年に入って書かれた
多くの高度で難解な作品達は、
彼の死生観を表しているように受け取ることが
できるのは恐らくは不自然なことではないでしょう。
多くの作曲家・多くの芸術家が生涯の終わりを迎える前に
そういった種類の仕事をすることは少なくはないようです。
ベートー . . . 本文を読む
新潟中越沖地震の被害は、
非常に大きなものとうかがっております・・・
なんと申し上げたらよいか・・・言葉が出ません、
中途半端な言葉が出せません・・・だから出ません・・・
この頃、被災地へ慰労コンサートとして出向く機会ある
友人の話を聞きました。その友人は自衛隊の音楽隊に所属し、
被災地を回り、各地で人々のために音楽を通しても活動を
しているというのです。
以前、あるスピーチの場で自分が
ひ . . . 本文を読む