音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆ブラームス《Fantasien op.116》とファーストコンタクト ~ シューマンの影!?

2008年10月25日 | ブラームス Johannes Brahms
ブラームスは晩年において、 いったん筆を置いた後、 再び創作意欲に駆られて、 いよいよ最後となる創作期を経たそうです。 その中には、クラリネットのための音楽が多いのですが、 幸運なことに我々ピアノ弾きにとっては、 《クラリネット・ソナタop.120》ではピアノ・パートを担うことで その恩恵にあずかることができるとともに、さらには、 ピアノ独奏曲の一連の作品群があることを、 さらに大きな幸運と言 . . . 本文を読む
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◆大都会東京の「魂の叫び」がきこえた・・・そして「音楽」の役割は!?

2008年10月22日 | 音楽(一般)
いやはや・・・ お酒が入ると、人間、とんでもないことを 考えることがあります。 僕は、幸か不幸か?そこまで 酒の強いほうでもないのですが、 ほどほどに飲むのはすき、そして 飲みすぎてしまっても、記憶を失ったことは今まで ありません・・・(これが、とっても苦痛なのです!! だって、頭は割れるように痛いのに、それを 意識は失うことなく、その苦痛を味わい続ける・・・) そんな酔いの回ったある日、 . . . 本文を読む
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◆ステージへのあがり方 ~ お能の奥義に見習う!?

2008年10月20日 | 音楽(一般)
ふと、 面白いことを思い出しました。 以前、草津音楽祭にて 日本古来の文化芸能「お能」と西洋クラシック音楽を融合した 催し物(たしかオペラ「高山右近」という演目だったか)が 上演されたのですが、その際、 能役者さんの舞台の出入り口となる幕の上げ下げを 勤めさせていただいたことがありました。 難しくないものだから、誰でもよかったのだそうです。 貴重な経験をさせていただきました。 今、ふと思 . . . 本文を読む
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◆ビッグバン前夜!?《ヴァイオリン・ソナタ“クロイツェル”》第I楽章

2008年10月14日 | ベートーヴェン Beethoven
ずっと以前、こちらにブログを書き始めたばかりの頃、 ベートーヴェンの至高の名作、 《ピアノソナタ第23番 ヘ短調 op.57“熱情”》を ビッグバンに例えたことがあったと記憶しています。 “熱情ソナタ”を公に演奏したのは、 ベートーヴェン《ピアノソナタ》全曲演奏会の初回、 今からもう2年以上も前のこととなります。 そして今回、“クロイツェル・ソナタ”を勉強しながら、 再び、あの頃の、“熱 . . . 本文を読む
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(つづき)◆《クロイツェル・ソナタ》に《ピアノソナタ“熱情”》の足音を聴く

2008年10月13日 | ベートーヴェン Beethoven
(つづき) この《クロイツェル》の第I楽章と、 《ピアノ・ソナタ“熱情”》の第I楽章とには、 類似性・相互関係が見え隠れして仕方がありません。 例えば、 提示部において、両者は 巨大なソナタ形式の様相を呈しています。 ●第Iテーマに続き、 ●今までと雰囲気の違った長調の第IIテーマが現れ、 さらには ●第IIIテーマと言っても過言ではないような (普通のソナタ形式では第2テーマまでしかあり . . . 本文を読む
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◆《クロイツェル・ソナタ》に《ピアノソナタ“熱情”》の足音を聴く

2008年10月13日 | ベートーヴェン Beethoven
今週金曜日の大阪でのコンサートに向けて、 (2008年10月17日(金)19:00 大阪倶楽部4階ホール) http://music-kansai.net/manage04.html#info6 ベートーヴェンの《ヴァイオリン・ソナタ第9番“クロイツェル”》 を準備中なのですが・・・ 私にとって今回が初となる“クロイツェル”、 この大きな作品を前にし、まさに 「興奮」と「感動」と、それから「必死 . . . 本文を読む
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◆日本人が「三拍子」を上手になるには!?

2008年10月10日 | 音楽(一般)
ちょっと変なことを思いつきました。 よく、日本人は「三拍子」があまり 上手ではないという話を耳にすることがあります。 別にちゃんとした根拠があるわけではないのですが、 なんとなく、 そう言われればそんな気もしなくはありません。 「盆踊り」や「演歌」などは、 そのほとんどは「四拍子」や「二拍子」などの、 偶数拍子系の音楽なのではないでしょうか。 「三三七拍子」といっても、よく音を解析して . . . 本文を読む
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◆「teneramente」とベートーヴェンが書くとき ~ ブラームスも続く

2008年10月07日 | 音楽(一般)
teneramente(テネラメンテ) 優しく、愛情深く という意味の音楽用語。 ベートーヴェンの《ピアノソナタ》のジャンルにおいては、 この「teneramente」が最初に使われたのは、 《ソナタ第27番 ホ短調 op.90》の第2楽章においてです。 さらに続いてこの「teneramente」が出てくるのは、 このソナタから約6年後に書かれた 《ソナタ第30番 ホ長調 op.109 . . . 本文を読む
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◆ベートーヴェンも認める「バッハの和声」

2008年10月05日 | 音楽(一般)
↓(ロマン・ロラン著(吉田秀和訳)『ベートーヴェン研究 II 復活の歌』より) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「1801年の手紙以来、 彼(ベートーヴェン)は、 とりわけ、J.S.バッハについて、 自分を感激させるものが何であるかを はっきり見きわめていた ――それはつまり、和声なのだ・・・・・ 『Die hohe grosse Kunst dies . . . 本文を読む
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◆「二音にまたがるスラー」をクラシック音楽作曲家が書くとき

2008年10月04日 | 音楽(一般)
●バッハ 《ロ短調ミサ曲》 を歌いながら、バッハ自身による楽語表記が非常に少ない楽譜を見ていると、 そんな中から時おり、スラーが目に飛び込んでくることがあります。 《Kyrie eleison》 《Christe eleison》   《et in terra pax》 《qui tollis peccata mundi》 《dona nobis pacem》 楽譜に書き込む . . . 本文を読む
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