音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆モーツァルトと「もののあはれ」

2006年12月30日 | 音楽(一般)
2006年ももう残りわずかですね。 こんな年末の時期に、音楽について蘊蓄するのもナンセンスと 感じるのですが、しかし、書きかけの記事を お蔵入りしてしまうのもなんとも、そして 来年からの新たなスタートをふんぎるためにも、ひとつ 音楽日記を更新させていただき、私なりの2006年の締めを させていただきたく思います。「モーツァルト」でもって!! ◇◆◇◆ 先日の記事で、 モーツァルトMozar . . . 本文を読む
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◆ラヴェルの弾くラヴェル《亡き王女のためのパヴァーヌ》

2006年12月27日 | ラヴェル Maurice Ravel
作曲家ラヴェルが自身の作品を弾いている、 そんな録音があることをご存知ですか? 作曲家自身の曲を、作曲家自身が演奏する、 非常に興味深いものです。 そんな残された録音のひとつ、 《亡き王女のためのパヴァーヌPavane pour une enfante defante》を ラヴェル自身が演奏しているものがあります。 この録音から、 今の自分が思い描いているこの曲《Pavane》に至る 大 . . . 本文を読む
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◆演奏者の心得、幽玄を目指すには?

2006年12月17日 | 音楽(一般)
先の記事を書く上で 久々に世阿弥著『花伝書』の一部を紐解いてみて、 クラシック音楽を演奏する人にとってもなかなか興味深く 応用できそうな箇所を見つけたのを、ご紹介したく思います。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ただ、幽玄にせんとばかり心得て、ものまねおろそかなれば、 それに似ず。似ぬをば知らで、幽玄にするぞと思う心、これ弱きなり。 されば、優女、美男などのものまね . . . 本文を読む
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◆ラヴェルの音楽に「幽玄」を見る

2006年12月16日 | ラヴェル Maurice Ravel
日本の伝統的文化「能」において、 「幽玄」という言葉がよく使われるようです。 幽玄とは、世阿弥著『花伝書』から一部取り出しますと、 ――――――――――――――――――――――――――――― たとへば、人においては、女御・更衣、または優女・好色・美男、 草木には花のたぐひ。か様の数々は、その形、幽玄のものなり ――――――――――――――――――――――――――――― だそうです。 自分は . . . 本文を読む
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◆モーツァルトは死を覚悟していた!? 《ピアノソナタc-moll K.457》

2006年12月14日 | 音楽(一般)
2006年も残り少なくなってまいりました。 今年はモーツァルト生誕250年ということで 世界中がモーツァルト・イヤーで沸いたことでしょう。 先日、友人に誘われ小さなドイツの地元の演奏会へ出かけ、 小さな教会でのほのぼのとした雰囲気がとても心地よいものでした。 プログラムがオール・モーツァルトのコンサートだったのですが、 そんな中の一曲、モーツァルト後期のソナタ、 《ピアノソナタ c-mo . . . 本文を読む
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◆ドイツにおいてフランス物を演奏する・・・

2006年12月10日 | 音楽(一般)
ドイツの聴衆を前に演奏をする時、 演奏する曲目によっては、前々から微妙な違和感を 覚えることがあったのです。 そう、 「フランス物」を演奏したときの感触が、 いまいち、ピンと来ないのです・・・。 もちろん、自分の力不足ということも 重々考慮の対象に入れなければなりませんが、 それにしても、なんというか・・・ ドイツ物を演奏したときに比べると、なんとも微妙な しっくりこない気持ちを感じるのです。 . . . 本文を読む
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