「シューマンのハイネ歌曲は、もっと近代的というか、ハイネ特有の涙の陰に苦い皮肉があり、笑いの裏に気違になりそうなくらいの絶望と悲嘆が押しつぶされているといったふうの心理的な表現が繊細な筆致で捉えられている。」…シューマン作曲の歌曲《詩人の恋》、いや、それ以外の「シューマンの音楽」の真髄を言い表す名文ではないでしょうか!?!?音楽評論家、吉田秀和先生に脱帽🎩
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シューマン作曲の歌曲、
(最も人気が高く、有名な作品!?と言っても過言ではない!?)
《献呈Widmung》
最高の愛の表敬とともに、
自己啓発の機を相手に重ねる、
相手を尊重しつつも、自己が高められる・・・!?
相手が主なのか、実は自分が主なのか!?
主従が分からなくなってきてしまいました・・・
この曲の最後の後奏には、
間違いなく、シューベルト作曲のメロディー《Ave Maria》が . . . 本文を読む
シューマン作曲《子供の情景》より「眠り入る子供」
左手スラーは半終止「眠いでしょう?」と問いかけているよう
対する右手スラーは全終止「眠くない。。。!!」
眠いのに、眠くないと言い張る子どもの姿が音の技法に見事に表現されています pic.twitter.com/L9AFoLLS5D
— Gen Segawa 瀬川玄 (@pianistGS) 2016年9月12日 - 23:50
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吉田秀和曰「一流の古典にはその秘密が最も純粋に最も豊かに含まれている。これを手本にその秘奥を追求しているうちに、いつかその仕事には追求する者の影が宿されてゆく。個性とは元来そうしたものだ。自分の特異性を誇張していった末にうまれたものとはぜんぜんちがう」
・・・これ重要な個性論!?
— Gen Segawa 瀬川玄 (@pianistGS) 2016年6月22日 - 22:27
吉田秀和著 . . . 本文を読む
Gen Segawa 瀬川玄 @pianistGS 00:20
・・・褒めているんだか貶しているんだか!?
吉田秀和先生の言葉の妙技・・・ pic.twitter.com/9WwmBGxEyO
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Gen Segawa 瀬川玄 @pianistGS 00:21
譜例 pic.twitter.co . . . 本文を読む
Gen Segawa 瀬川玄 @pianistGS 23:34
「シューマンはこの常に遠のいてゆく魂の故郷への思慕を歌った人として、あらゆる音楽家に冠絶するだろう」(吉田秀和著『主題と変奏』より」
・・・なんて美しく的確な言葉だろう!!と、感心してしまいました・・・吉田先生は凄い・・・ pic.twitter.com/mAXoHxSAK7
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シューマン作曲《子供の情景Kindersszene op.15》の7曲目は、
あの有名な《トロイメライTräumerei》です。
ふと、
この曲の題名について持っていた疑問を、ドイツ留学時に、
友人の年配のドイツ人女性に質問してみたことがあったのを
思い出しました。
質問
「トラウムTraum(夢)とトロイメライTräumereiって、どう違うのですか?」
答え
「トラ . . . 本文を読む
R.シューマン作曲のピアノ曲《謝肉祭 op.9》
終曲《フィリシテ人に対抗するダヴィッド同盟員の行進》のひとつ前は、
原題で《Pause》という曲名が作曲者により付けられています。
《謝肉祭》全体を聴くと、
この音楽のパッセージは以前耳にしていたと思い出されるはずで、
それは《謝肉祭》の冒頭《Preambule(前口上)》の後半部分に
ほぼ全く同じ音が使われていて、そこでは
次の曲《Pier . . . 本文を読む
作曲家シューマンの二面性を表す二人の人物、
これが、
「フロレスタン」と「オイゼビウス」
彼等二人は、
シューマンの音楽に触れる時、
頻繁に顔を出すキーパーソンのようでもあり、
シューマンの音楽を理解し・感じ・愉しむに当たっての
大事なコツのように思えます。
そんな「オイゼビウス」の見付け方を思ったのですが、
シューマンの音楽において、
●音やテンポが「静か」で、
●アルページオが基盤
と . . . 本文を読む
先日の記事では、
シューマン作曲の後期作品
《ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 作品105》に
作曲者と共に年齢を重ねた「フロレスタンの姿」が垣間見れたよう、
ご紹介いたしました。
フロレスタンとオイゼビウスという二人は、
シューマン自身が執筆活動するに当たって創った
自身の異なる面をそれぞれ反映させた架空の人物です。
単純に言ってしまえば、
情熱的・熱血漢のフロレスタン
内向的・瞑想 . . . 本文を読む
シューマン、後期の作品
《ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 作品105》
作品番号の数からしても、
これが後期の作品であることは想像されます。
シューマンの若い頃、
20代~30代には、執筆活動も盛んに、
有名なシューマン自身を象徴する二人の人物
オイゼビウスとフロレスタンがよく登場しますが、
彼らの名は、
シューマンが歳を追うごとに
次第に直接は姿を現さなくなるようです・・・
で . . . 本文を読む
ふと、音楽辞典で調べものをしていたら、
あるふたつの《変奏曲》を見付けました。
クララ・シューマン作曲
《ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 op.20》
作曲年1853年
http://www.youtube.com/watch?v=ZNctDukLxsI
ヨハネス・ブラームス作曲
《ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 op.9》
作曲年1854年
http://www.yo . . . 本文を読む
ドイツ・ロマンティックを代表する大作曲家の一人、
Robert Shumann ロベルト・シューマン
ふと、思いついた(思い出した)のですが、
シューマンの名曲の数々には、
あるひとつの特徴があるようです。
それは、
メロディー始まってすぐの
「下降音階」
例えば、
《Fantasie幻想曲 C-Dur op.17》の冒頭のメロディー
《ピアノソナタ第2番 f-moll op.1 . . . 本文を読む
偶然、ラジオを流していたら久々に耳にしました、
R.Schumannシューマンの最後のピアノ曲
《Gesaenge der Fruehe暁の歌 op.133》
これは5曲からなる、ピアノのための曲集です。
あまり演奏される機会もなく、
決して有名な曲とは言えないでしょう。
機会があって自分は、
この曲は数年前に勉強したことがあります。
この曲は確か、非常に短い時間の中で
書かれたと伝わって . . . 本文を読む