音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆マイケル・ジャクソンはクラシックになった!? ~「死」と「クラシック」

2010年01月29日 | ◆一言◆
今しがた、テレビでマイケル・ジャクソンを見ていて、 ふと、思ったのです。   MJキング・オブ・ポップスは、クラシックになった と。 この「クラシック」という言葉には、 「古臭い」という意味合いは微塵もなく、 クラシックという言葉の古い語源である「最高」という意味合いの元に、 マイケル・ジャクソンの音楽・踊りに感嘆と敬意を現す言葉として 「クラシック」という語呂が、彼にピッタリ当てはま . . . 本文を読む
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◆音楽性の秘密は「天」にあり! ?

2010年01月29日 | ◆一言◆
「音楽性」 と呼ばれる、なんとも掴み処の難しい概念が クラシック音楽の世界にもあります。 音楽であるからには、音を使っています。 音、とは、物理であります。 その「抑揚」が、物理の世界に生きる我々人間を 心から感動させてくれたりもします。 知性・感性のどちらも満たしてくれる音楽。 その秘技・奥技は「天」にあるのかもしれません もう一言付け加えるならば 「天の摂理」 といいますか . . . 本文を読む
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◆和声を「知識」として知っているだけではダメ

2010年01月27日 | ◆一言◆
私はクラシック音楽を生業としているわけですが、 その上で、「ハーモニー(和声)」に関しては、 相当に大きな注意を払って然るべき 重大な要件であると、日を追うごとに強く感じています。 しかし、このハーモニー・和声の知識というもの・・・ 残念ながら多くの音楽関係者から耳にするのは 「難しい、音大の苦痛な授業を思い出す」といったはなしを多々・・・ いや!そうではない人々もいることでしょう。 しかし、 . . . 本文を読む
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◆《展覧会の絵》 ~ 魔女バーバ・ヤガーは、亡き友ガルトマン本人の象徴!?

2010年01月26日 | ◆一言◆
ムソルグスキーの傑作 ピアノ独奏曲《展覧会の絵》に出てくる「魔女バーバ・ヤガー」 なんで、この魔女が曲中に現れるか、 これには、並々ならぬ興味深い真実が隠されているようなのです。 この《展覧会の絵》が書かれた契機には、 作者ムソルグスキーの良き友人ガルトマンの死が関わっていることは有名です。 《展覧会の絵》の作品中、ガルトマンの姿はいたる所で見受けられるようです。 バーバ・ヤガーとて、 . . . 本文を読む
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◆魔女バーバ・ヤガーの煮出す薬は! ?

2010年01月25日 | ◆一言◆
ムソルグスキー作曲の名作《展覧会の絵》は、 我々の想像力をふんだんに刺激してくれる 最高の音楽のひとつだと思います。 終曲のいっこまえ、 《バーバ・ヤガーの小屋》では、 このロシアの伝統的な魔女が 箒に乗って夜の空を舞う姿が目の前に浮かぶようです。 中間部では、グツグツに煮立つ魔女の釜の中から 秘薬が生み出されるよう・・・ で、もう一度飛び立つ・・・ そう↑、「もう一度飛び立つ」 . . . 本文を読む
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◆いかに「他人事」でなく

2010年01月25日 | ◆一言◆
クラシック音楽をする際、 その多くの場合は、 自分ではない他人である作曲家の作品を 演奏したり、歌ったりするのですが この時、その作品が 作曲者の様々なイメージや、あるいは背景(個人的境遇?)などを反映している場合には、(これをProgrammusik標題音楽といってもよいでしょうか?) 演奏者は、 作曲者のイメージに 「いかに他人事でなく思えるか・感じられるようになるか」 が、演奏の充実度を . . . 本文を読む
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◆人が音楽に感動するのは「抑揚」

2010年01月25日 | ◆一言◆
音楽を聴き、人が感動する。 その原因は、その音楽の現す「抑揚」にあるのではないか、と思いました。 ただ抑揚があればいい、というわけではなく、 その音楽が持つ、的確な抑揚に、多すぎもせず少なすぎもせず沿うことが出来たとき、 それは音楽の「音そのもの」をして 人が感動する力を有するようになるのかもしれません・・・ では、的確な抑揚とは!? さぁ・・・なんでしょう・・・ 極めたいものです . . . 本文を読む
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◆世界最高峰の音楽のひとつ ~ ラヴェル作曲《オンディーヌ》

2010年01月24日 | ラヴェル Maurice Ravel
先程、お陰さまで 神奈川県立音楽堂におけるコンサートを終了してきました。 ご来場の皆さま、主催者の皆さま、関係者・協力者の皆さま、 本当にありがとうございました!! 本日の公演は、主にフルートとピアノのデュオをメインとしたプログラムでしたが、 唯一、 ピアノ・ソロの曲を取り入れましたのが、 ラヴェル作曲《オンディーヌ》でした。 終演後、 フルートの関係者が多い中、 多くの方々から「ラヴェル . . . 本文を読む
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◆「気を使う」ということ

2010年01月20日 | ◆一言◆
せわしない今日のグローバル社会、 「気を使うのが疲れた」 という言葉もちらほらです・・・ でも、今一度思い直してみました。 音楽や演奏においても、 色々と気を使うところが沢山あります。 そして、気を使った分だけ、 音楽が充実し、面白くなってゆくようにも思えます。 ゆえに、 (ちょっと内容を前回の記事に強引に照らし合わせてみますと) 音楽においての「気の使い方」を心得て、 それが実践で . . . 本文を読む
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◆「よく聴く」とは「確認」ということ!?

2010年01月20日 | ◆一言◆
演奏において「よく聴くこと」とは、 自分の出している音について、 理想とする音楽が 実際の音となっているかどうかを「確認」するために 「よく聴く」ということなのかな、と思いました。 ゆえに、前回の記事に書きました 「何を聴くか」を知っていることと、 実際の「聴く」という行為は、 ここに結びつくのではないでしょうか。 すなわち、 奏者の知りうる「理想」とする音楽が その時その場で実践されている . . . 本文を読む
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◆音楽する際に「良く聴く」とは

2010年01月19日 | ◆一言◆
今、1月24日のコンサートの 準備をしながら、ふと思ったのですが・・・ 「良く聴くことが大事」 と、 音楽する際にはよく言われます。 だけど、 何を聴くのだろう? 自分の出している音? 周りの音?(独奏だったら自分一人だし・・・) 大切なのは、 「何を聴くか知っている」上で「よく聴くこと」 なのではないか、 と、ふと思いました では、 「何」とは? ♪ . . . 本文を読む
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◆対位法が成り立つ根底に「ハーモニー」あり!?

2010年01月16日 | ◆一言◆
「対位法」とは、 音楽において、二つ以上の異なる声部が同時に進行して、 見事にひとつの音楽となる、そういう手法のことをいいます。 そんな対位法の駆使された音楽は世の中にごまんとあるのですが、 それらの音楽、対位法が成り立つ理由として、その根底に 「ハーモニー(和声)」が司っているからではないかと、 あらためて、ふと、思いました。 私の記憶が確かならば、 確かR.シューマンがこのようなことを . . . 本文を読む
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◆ジャズピアノとバロック音楽通奏低音

2010年01月13日 | ◆一言◆
私はクラシックのピアノ弾きです。 だけど、バロック音楽(クラシック音楽のジャンルにおけるちょっと古めの時期のレパートリーといえましょうか?)の 「数字付き通奏低音(G.B.ゲネラルバス)」 の演奏に関しては、全く得意とはしていません・・・ そしてきっと私だけでなく、 多くのクラシック音楽のピアノを弾く方々が、 同じような状態にあるのではと推察されます・・・ なぜなら、 「数字付き通奏低音」は . . . 本文を読む
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◆詩と音楽 ~ ラヴェル《オンディーヌ》 (詩全文翻訳)

2010年01月10日 | ラヴェル Maurice Ravel
フランス印象派の作曲家、M.ラヴェルの傑作のひとつ ピアノ曲《夜のガスパール》 全部で三つの曲からなるこの曲集、それぞれの曲の楽譜の冒頭には ラヴェルの当時、多くの芸術家達に影響を与えた詩人 A.ベルトランドの詩が添えられています。 1月24日の横浜県立音楽堂におけるコンサートにて、 第1曲《オンディーヌ》を演奏することになっているのですが、 演奏会に向け準備を進めながら、ことさら強く . . . 本文を読む
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◆何がそんなに悲しいの・・・?

2010年01月09日 | モーツァルト W.A.Mozart
モーツァルトの音楽・・・ あまりにも美しい 純粋無垢な音楽の世界 なのに、なんで途中に そんなに悲しげな顔を見せるの・・・?   ♪ . . . 本文を読む
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