なぜ我々日本人の多くが、異文化である
西洋クラシック音楽に携わっているのか?
なぜ、クラシック音楽をやるのか?
やる意味は一体なんなのか?
・・・このような疑問に、今までも、今でも、
多くの日本人音楽家は頭を捻らし、考え、苦しむことが
あるかと思います。
ふと、率直に考え、思いついたのですが、
やはり、
西洋クラシック音楽という
音楽におけるひとつのジャンルは、
類まれない高い芸術的レヴェ . . . 本文を読む
ドイツ・ロマンティックを代表する大作曲家の一人、
Robert Shumann ロベルト・シューマン
ふと、思いついた(思い出した)のですが、
シューマンの名曲の数々には、
あるひとつの特徴があるようです。
それは、
メロディー始まってすぐの
「下降音階」
例えば、
《Fantasie幻想曲 C-Dur op.17》の冒頭のメロディー
《ピアノソナタ第2番 f-moll op.1 . . . 本文を読む
モーツァルトの《トルコ行進曲》
といえば、
きっと誰もが知るクラシック音楽における有名曲だと思います。
その《トルコ行進曲》を、先日レッスンにて
生徒さんと楽譜を見ながらご一緒していたら、
なんと、
クラシック音楽における
ある「魅力絶大な和音」が、
モーツァルト自身の指示・書き込みにより
それが示唆されていることを見付けたのです。
それは、上の譜例の丸で囲ったところ。
この和音を下 . . . 本文を読む
あまりレコードやCDなどの
録音された音楽を聴く習慣のない私なのですが、
今夜は、ふとしたことから、
以前買ったまま封のしてあった
ゲンリヒ・ネイガウスのCDを聴いてみました。
20世紀前半にロシアにて活躍したという
ゲンリヒ・ネイガウスは、
巨匠スヴァトスラフ・リヒテルの師、
そして、現代において活躍中のスタニスラフ・ブーニン氏の祖父といえば、
我々にもいくらか身近に感じられるのではな . . . 本文を読む
・・・他人の言葉を拝借してブログを更新するのも
少々気が引けますので、丸山眞男氏のクラシック音楽についての言及は
今回をもってひとまずの一区切りとしたいと思います。
前回の『調性(トナリティー)』と
前々回の『形式(フォルム)』について
まとまった文章が丸山氏ご自身の言葉でありますことを、
ここにご紹介させていただきます。
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『調性』の歴史 . . . 本文を読む
最近の僕はちょっと「丸山眞男」に
はまっているのかもしれません。
これが一過性のものでなく、
この大きな人の言葉が
しっかりと自身の肥やしとなって
生き続けてくれるとよいのですが・・・
前回に引き続き、またまた
面白い文章がありますので、
ご紹介させていただきたく思います。
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ヨーロッパのクラシック音楽は、
少なくとも数百年に及ぶ生命力をもった . . . 本文を読む
クラシック音楽について、
見事に言い表している文章を見付けました。
書き手は丸山眞男氏、
20世紀の日本を代表する知識人の一人とのこと、
恥ずかしながら、自分はこの方のことを
知らなかったのですが、この度この方の文章を目にして、
この人が本当にすごい人であることが、
分かるような気がしました。
ここには、
クラシック音楽を理解し・把握し・愉しむための
たくさんのヒントが隠されているような気 . . . 本文を読む