音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆なぜ我々日本人が西洋クラシック音楽をやるのか?

2008年11月27日 | 音楽(一般)
なぜ我々日本人の多くが、異文化である 西洋クラシック音楽に携わっているのか? なぜ、クラシック音楽をやるのか? やる意味は一体なんなのか? ・・・このような疑問に、今までも、今でも、 多くの日本人音楽家は頭を捻らし、考え、苦しむことが あるかと思います。 ふと、率直に考え、思いついたのですが、 やはり、 西洋クラシック音楽という 音楽におけるひとつのジャンルは、 類まれない高い芸術的レヴェ . . . 本文を読む
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◆「下降音階」のメロディーが好きなシューマン

2008年11月22日 | シューマンRobert Schumann
ドイツ・ロマンティックを代表する大作曲家の一人、 Robert Shumann ロベルト・シューマン ふと、思いついた(思い出した)のですが、 シューマンの名曲の数々には、 あるひとつの特徴があるようです。 それは、 メロディー始まってすぐの 「下降音階」 例えば、 《Fantasie幻想曲 C-Dur op.17》の冒頭のメロディー 《ピアノソナタ第2番 f-moll op.1 . . . 本文を読む
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◆モーツァルト《トルコ行進曲》に、あの魅力的な和音「ジャーマン・シックス」を見付ける

2008年11月18日 | 音楽(一般)
モーツァルトの《トルコ行進曲》 といえば、 きっと誰もが知るクラシック音楽における有名曲だと思います。 その《トルコ行進曲》を、先日レッスンにて 生徒さんと楽譜を見ながらご一緒していたら、 なんと、 クラシック音楽における ある「魅力絶大な和音」が、 モーツァルト自身の指示・書き込みにより それが示唆されていることを見付けたのです。 それは、上の譜例の丸で囲ったところ。 この和音を下 . . . 本文を読む
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◆巨匠ゲンリヒ・ネイガウス(巨匠スヴァトスラフ・リヒテルの師)の心地よい演奏

2008年11月15日 | 音楽(一般)
あまりレコードやCDなどの 録音された音楽を聴く習慣のない私なのですが、 今夜は、ふとしたことから、 以前買ったまま封のしてあった ゲンリヒ・ネイガウスのCDを聴いてみました。 20世紀前半にロシアにて活躍したという ゲンリヒ・ネイガウスは、 巨匠スヴァトスラフ・リヒテルの師、   そして、現代において活躍中のスタニスラフ・ブーニン氏の祖父といえば、 我々にもいくらか身近に感じられるのではな . . . 本文を読む
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◆丸山眞男氏の言葉③ ~ 楽譜を読み切るフルトヴェングラー

2008年11月05日 | 音楽(一般)
・・・他人の言葉を拝借してブログを更新するのも 少々気が引けますので、丸山眞男氏のクラシック音楽についての言及は 今回をもってひとまずの一区切りとしたいと思います。 前回の『調性(トナリティー)』と 前々回の『形式(フォルム)』について まとまった文章が丸山氏ご自身の言葉でありますことを、 ここにご紹介させていただきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『調性』の歴史 . . . 本文を読む
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◆丸山眞男氏の言葉② ~ クラシック音楽の根源は『調性(トナリティー)』

2008年11月04日 | 音楽(一般)
最近の僕はちょっと「丸山眞男」に はまっているのかもしれません。 これが一過性のものでなく、 この大きな人の言葉が しっかりと自身の肥やしとなって 生き続けてくれるとよいのですが・・・ 前回に引き続き、またまた 面白い文章がありますので、 ご紹介させていただきたく思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヨーロッパのクラシック音楽は、 少なくとも数百年に及ぶ生命力をもった . . . 本文を読む
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◆丸山眞男氏の言葉 ~ 拳骨で鍵盤を・・・ 自然で必然的な『音楽形式』は・・・

2008年11月03日 | 音楽(一般)
クラシック音楽について、 見事に言い表している文章を見付けました。 書き手は丸山眞男氏、 20世紀の日本を代表する知識人の一人とのこと、 恥ずかしながら、自分はこの方のことを 知らなかったのですが、この度この方の文章を目にして、 この人が本当にすごい人であることが、 分かるような気がしました。 ここには、 クラシック音楽を理解し・把握し・愉しむための たくさんのヒントが隠されているような気 . . . 本文を読む
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