音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆音楽は全人類のためなるか!?

2008年02月29日 | 音楽(一般)
今宵は少々酔っている。 酔ったはずみか、口をついて出たのが、 「音楽は全人類のためになる」 という言葉。 ・・・全人類・・・ こんな言葉は始めて使った。 西洋クラシック音楽というひとつのジャンル。 あくまでも数ある世の中の物事のひとつでしかないが、 それでも、れっきとしたひとつ。 自分個人の利害損得という概念を越えて(もちろん 一人の個人・ひとつの家族としての 健全な生活を営む . . . 本文を読む
コメント

◆《革命》に見るショパンの叫び=『シュトゥッテガルトの手記』後半部分

2008年02月26日 | ショパン Frederic Chopin
前回の記事に書きました、 《ポロネーズ ハ短調 op.40-2》は 曲の冒頭の不気味な静けさとは裏腹に、 予想外を裏切る終わりを告げます。 ・・・柔らかな雰囲気の中間部では、 ショパンの祖国ポーランドを思い起こさせる 《マズルカ》のようにも聞こえるリズムが時折、 遠くから鳴り渡ってくるかのようです。 しかし、最後に待っているのは・・ 不穏な空気に伴われて音量を増し(cresc.)、 . . . 本文を読む
コメント

◆「死者との対話」!? ショパン《ポロネーズ ハ短調 op.40-2》

2008年02月26日 | ショパン Frederic Chopin
●フレデリック・ショパン作曲《ポロネーズ ハ短調 op.40-2》 数あるショパンのピアノ作品の中でも、なんともいえぬ 異色な雰囲気、不気味な音楽のこの曲。 前回の記事、リサイタルのプログラム・ノートにご紹介いたしました ショパン自身の手による文章「シュトゥットガルトの手記」は 私自身、 初めて読んだときにはショッキングなものでした・・・ いや、今読み返しても心に重 . . . 本文を読む
コメント

◆リサイタルの「プログラム・ノート」をご紹介

2008年02月24日 | 音楽(一般)
3月3日のリサイタルのプログラム・ノート(曲目解説)を ここにご紹介したいと思います。 演奏会の当日、会場で初めてプログラム・ノートを手にし、 それを熟読する時間はなかなか無いものです・・・よって、 今回はひとつ試しに、このBlog上にてあらかじめ プログラム・ノートを公開し、興味おありの方には ご自由にこちらで読んでいただいてから、 コンサートへ足を運んでいただけたら、 もしかするとより一層、 . . . 本文を読む
コメント

◆「恐れ」と「畏れ」、どちらも「おそれ」?

2008年02月08日 | その他
「おそれ」 ひらがなで書くと、この言葉から ごく普通に日本人の想起する印象は、おそらく 「恐ろしい」「恐怖」「恐い・怖い」 となりましょうか。 その点、 おなじ「おそれ」という音でも、 「畏れ」 という物は、平常の一般生活においては なかなか実感することの無い感覚ではないでしょうか。(いや、 日常にあってはきっとおかしい、あまりに 身近過ぎては「畏れ」という感覚は 生まれてこな . . . 本文を読む
コメント

◆聖徳太子はデュアルタスクの持ち主!?

2008年02月02日 | その他
先に書きました特殊技能「デュアルタスク」について さらに思い当たることがあります。 「ひとつの物事を行いながら、他方で別のことをする能力」 これを「デュアルタスク」といい、クラシック音楽においては 「対位法(コントラプンクト)」という名づけられる技法があり、 これと一致するのではないかと考えまして、 言ってみれば、これって 「ながら族」の技法? と言えるではないでしょうか。 なになに . . . 本文を読む
コメント

◆「デュアルタスク」という能力と「対位法(コントラプンクト)」

2008年02月02日 | 音楽(一般)
昨夜、テレビで面白い番組が放送されていました。 腹話術師 いっこく堂 複数の人形を同時に扱い、 口を動かさずに声色を使い分ける腹話術、 (一般的には不可能と言われる 「まみむめも、ばびぶべぼ、ぱぴぷぺぽ」をも 唇を動かさずに言うことができるいっこく堂氏の桁違いの 腹話術の技術は、七年という年月をかけて習得されたものらしい) しかも、 それらの技術を何の苦も無く扱うように見せながら、 面 . . . 本文を読む
コメント