4分音符から8分音符、そして8分三連音符、
16分三連音符、32分音符からいよいよ「tr.」に・・・
羽が生えているのか、それとも超能力なのか、徐々に足が地から浮き上がり、
勢いを増して、羽ばたき、もっと速く!!そしてもっと高く!!!
大空を自由に飛びまわり、雲の中をかいくぐって、そして・・・・
どこへ到着したのでしょう・・・
その前の《Var.V》は、よくよく見てみると変です・・・
テ . . . 本文を読む
たったの15小節で、提示部終わり・・・
これって奇跡的だと思う・・・
普通のソナタだったら、第1テーマで8小節、推移部を解して第2テーマが現れるのは33小節目とか、とにかく、ずっと後・・・
小節数で音楽のよしあしが決まることは全くないのですが、
それにしても、このコンパクトにまとまった傑作《op.109》の片鱗が、
この、提示部「たったの15小節」から垣間見れると思われたのですが・・・ . . . 本文を読む
本日のお昼休憩に一筆・・・
4月16日のコンサートに向けて、
ベートーヴェンに向き合いながら頭の中は
アドレナリンが大量分泌中なのかもしれない・・・
本番一週間前の特殊な精神状態を、
本人も忘れてしまう前に!?、せっかくだから
書き残してみようかと、先日からPCに向かって奮闘しています。(おいおい、ピアノを弾きなさいよ、という話もある・・・でも、こうして文章を書くと、なんだか考えがま . . . 本文を読む
先日の師匠のレッスンで「Pedalを使うのだ!」と指示され、びっくりしたこの変奏《op.109 3楽章 Var.II》・・・
16分音符の、ほとんど単旋律のような連なりに始まるこの変奏、
少なくともHenle版の楽譜には、「Pedal」の指示は書いてはいない・・・
耳なじみのある録音等では、多くのピアニスト達は
スタッカートで演奏していると思うので、
師匠のこの言葉は、正直戸惑った・・・ . . . 本文を読む
「これはバロック時代からのゆっくりした舞踏曲“Saraband”だ」と師匠は言いました。
実際、2小節目の2拍目に長い二分音符があり、これはサラバンドの特徴と一致しています。
●テンポは、ゆるやかに、しかし遅すぎず。
Beethovenの指示は「Andante」(“Andante molto”ではないらしい)
「四分音符=60」が頃合と言われます。ようするに、
時計の秒針と同じ速度ですね . . . 本文を読む