音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

大空を飛ぶ《op.109 3楽章 Var.VI》

2006年04月12日 | 《30番op.109》
4分音符から8分音符、そして8分三連音符、 16分三連音符、32分音符からいよいよ「tr.」に・・・  羽が生えているのか、それとも超能力なのか、徐々に足が地から浮き上がり、 勢いを増して、羽ばたき、もっと速く!!そしてもっと高く!!! 大空を自由に飛びまわり、雲の中をかいくぐって、そして・・・・ どこへ到着したのでしょう・・・ その前の《Var.V》は、よくよく見てみると変です・・・ テ . . . 本文を読む
コメント

B.《op.109》I楽章 奇跡のような短さの提示部

2006年04月11日 | 《30番op.109》
たったの15小節で、提示部終わり・・・ これって奇跡的だと思う・・・ 普通のソナタだったら、第1テーマで8小節、推移部を解して第2テーマが現れるのは33小節目とか、とにかく、ずっと後・・・ 小節数で音楽のよしあしが決まることは全くないのですが、 それにしても、このコンパクトにまとまった傑作《op.109》の片鱗が、 この、提示部「たったの15小節」から垣間見れると思われたのですが・・・ . . . 本文を読む
コメント

B.《op.109》に「ff」は何回!?

2006年04月11日 | 《30番op.109》
本日のお昼休憩に一筆・・・ 4月16日のコンサートに向けて、 ベートーヴェンに向き合いながら頭の中は アドレナリンが大量分泌中なのかもしれない・・・ 本番一週間前の特殊な精神状態を、 本人も忘れてしまう前に!?、せっかくだから 書き残してみようかと、先日からPCに向かって奮闘しています。(おいおい、ピアノを弾きなさいよ、という話もある・・・でも、こうして文章を書くと、なんだか考えがま . . . 本文を読む
コメント

B.《op.109 3楽章 Var.II》を蘊蓄(Beethovenのペダル!?)

2006年04月11日 | 《30番op.109》
先日の師匠のレッスンで「Pedalを使うのだ!」と指示され、びっくりしたこの変奏《op.109 3楽章 Var.II》・・・ 16分音符の、ほとんど単旋律のような連なりに始まるこの変奏、 少なくともHenle版の楽譜には、「Pedal」の指示は書いてはいない・・・ 耳なじみのある録音等では、多くのピアニスト達は スタッカートで演奏していると思うので、 師匠のこの言葉は、正直戸惑った・・・ . . . 本文を読む
コメント

Beethoven 《ピアノソナタ30番 ト長調)》3楽章 Variation(変奏曲)を蘊蓄する

2006年04月09日 | 《30番op.109》
「これはバロック時代からのゆっくりした舞踏曲“Saraband”だ」と師匠は言いました。 実際、2小節目の2拍目に長い二分音符があり、これはサラバンドの特徴と一致しています。 ●テンポは、ゆるやかに、しかし遅すぎず。 Beethovenの指示は「Andante」(“Andante molto”ではないらしい) 「四分音符=60」が頃合と言われます。ようするに、 時計の秒針と同じ速度ですね . . . 本文を読む
コメント