音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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クラシック音楽道場における【練習法】を制定してみます(随時更新)

2024年08月17日 | クラシック音楽道場

【練習法】
2022年2月
クラシック音楽道場における【練習法】を制定してみます

 


第1条

●間違ったら、先へ行かずに止まって、数拍もしくは数小節前から弾き直す。
(★間違ったそのところからただ弾き直さない!)

①弾き直して、上手く出来たら、そのまま先へ行ってよい。

②弾き直して、やっぱり上手く出来なかったら、「3回連続」で上手く出来るまで、繰返し練習。
(ミスしたら、0回からやり直し)

③「連続3回」は、ゆっくり徐行でも構わない。(★速いテンポで何度も(1,2回以上)間違ったまま弾かないように!悪い癖が付いたり、浅い考えでいることに慣れてしまう危険!?あり)しかしその際は、3回連続成功の後に、テンポをあげて確かめてみる(すなわち4回目以上ということ)。出来なかったら0回からやり直し。

④30回以上(5分以上、極度の集中力は5分までしかもたないとのこと)その部分練習をしていてもうまく出来なかったら、その日はそこまでにして、後日再び3回連続成功にチャレンジ(集中力が切れていなかったら練習を続けてもいい)。



第2条

①難易度の高い約5秒以内の短かな部分練習においては「8回(10回!?)連続」が望ましいかも。

②10秒ないしそれ以上の部分練習においては、第1条の通りに。

 


第3条

「ミス・間違い」とは
①音を間違う、掠る、抜ける

②楽譜に書いてある指示をやっていない

③和声感がない(自分で楽譜に書込んだものをやっていない)

(最も見付けやすいのは①)
①を自分で直せたら初段達成
②…中段達成
③…上段達成

 


第4条(20240804)
【通し練習の3段階】
①まだ頻繁に止まってしまうなら、第1条②の通りに。(部分反復練習)

②止まる通し練習。間違いがあったら第1条①のように直して、基本はなるべく止まらずに先へ進む。

③止まらない通し練習。本番に備え、ミスしても止まらないで最後まで通す練習。(1度これをやったら、次の周は必ず「②止まる練習(もしくは①)」にすべし。連続で通し練習は⚠️演奏が荒れる危険あり!?)

 


第5条
部分練習しながら「指使い」「和声」「音程」などを考えることが大事。

 


第6条(20240816)
【新しい曲を勉強する諸段階】
①初見
②譜読み
③仕上げ
④磨き

初見①では、出来るだけ、最後まで弾いてみる。一度、曲の全体を知ってみることが目的。(新しい音楽に自分の手で触れる、楽しい時間!?)
1,2回たどたどしくも最後まで弾いてみたら、初見の段階は終わり、
いよいよ丁寧に②譜読みを、それぞれの部分ずつ弾けるようにしていく。だいたい5割くらいの表現力をもって(譜読みの段階で、音符ばかりを追って表情の無い練習を積み重ねないよう⚠️要注意…)、止まらずに最後まで弾けるようになってきたら、
③仕上げを目指す。
・指使いが9割がた定まって
・楽譜に書いてあることが9割がた出来る
・9割がたミスなしで弾ける
その後、
④磨き✨は一生続く。(和声の勉強は、この磨きのレヴェルに入るもの?②③の段階においても、和声の勉強は仕上げへの手助けとなること多々)


第7条(20240820)

繰返し練習をするのは、ミスを直すためだけなく、音楽性を上げてゆくために、勿論することでもある。



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