ブラームス晩年・後期のピアノ作品
《幻想曲集》に、
シューマンの影を見た気がしました。
なぜなら、
全7曲の構成が、
「急・緩・急・緩・・・」
の繰り返しだからです。
これはまさに、
亡きシューマンの作品《クライスレリアーナ》や、歌曲《詩人の恋》に見られる構成と一致します。
一方でしかしブラームスは、あの有名な
《交響曲 第1番》にて、ベートーウ゛ェンの後継者としての確固たる位置を占めたと言われています。
そしてその意味するところは、恩師シューマンからの離・・・?
・・・だけどもしかし、それからさらに年月がたち、
晩年になって老ブラームスが、再びシューマンの音楽法に手をつけたということになると・・・ここになんだか非常に感慨深いものを
ふと、感じました。
♪