大作曲家というのは、「研ぎ澄まされた知性」と、それから・・・「狂気」、この両方をあわせ持った人なのかもしれない、と、ふと思いました。クラシック音楽のあの大作曲家達のことを思い浮かべてみますと・・・心当たりありませんでしょうか!?
芸術家の狂気・・・もしかすると「狂気」と言ってしまってはいけないのかもしれない・・・ 狂気に見えるほどの「大きな情感・大きな心の動き」がその正体? 芸術家に「心」「心意気」は不可欠かと思われます。
ただの狂気が、知性のはたらきなく暴れまわるのは、それを狂人というのでしょう・・・ 芸術家は、一触即発の高ぶった気持ちを、自身の分野における技術と知性を通して表現として形創るのが仕事、だから狂人ではないです。時に歯止めがきかず狂人になってしまうこともあるようですが(笑)
芸術家の知性、それは例えば「黄金比」を自分の作品に用いようとする際の創作姿勢などに、ひとつ現れていると見ることが出来るのではないでしょうか。
ダ・ヴィンチやベートーヴェン、バルトークなど、自分の作品に「黄金比」を積極的に用いようと労力を費やした芸術家達は、たんに神・創造主の猿真似をしたかったんじゃない、本気で!天の摂理を自分の作品に取り込もうとした、とてつもなく強靭な意志の持ち主達だったんだ、と、思い始めています
自分の作品に「黄金比」を組み込もうとする創作家というのは、大自然に頭を垂れ、自らもその摂理に倣おうという謙虚な者か、もしくは「神の如き創造主に自分もなろう!」とする不届き者か!? いずれにせよ、天を意識し仕事することは、創作家としての高いレヴェルをきっと保証するものでしょうか