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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆「感情」とは「魅力」であり「力」である? ~ サッカー全日本代表GK川島永嗣選手を見ながら

2011年01月27日 | ◆一言◆
人間の持つ「感情」というもの


これが、表現者としての魅力(あるいはレヴェルといっても!?)として
大きく関与しているのではないだろうか・・・

なぞと、ふと思いました。


この「表現者」という言葉は、
私の専門である音学家に限らぬ
あらゆる「職業」を意味するつもりですが、いや、
さらに言うならば、
「あらゆる人間」にとっての「魅力」と
いえるような気もするのです・・・


そして、その「感情」とは、
ただ単に感情表現を大きくすればよい、
「嬉さ」や「悲しさ」を闇雲に大袈裟にあらわせばいい、
というものでも決してなく、

その時の、その感情に見合った
それ以上でもそれ以下でもない
「まさにちょうど」の感情というもの・・・


洗練された心から・あるいは
さらにはその深奥にあるともいえるかもしれない
頭脳からの「感情」ということも出来るとしたら、
これは、「表現の魅力」として
非常に大きく人に伝わるものなのでは・・・!?



「魅力」とは、すなわち世阿弥のいう「花」といえましょうか。



などなど・・・

いやはや、
なんでこんなことを考えているかというと、
昨夜、
サッカーの日韓戦に大いに沸いて、
最後のPK戦では、ゴールキーパー川島選手の
奇跡のような無得点セーブを見ることもできましたが!!
(サッカーのPK戦で失点無しというのは、まず起こらないことです!!)


この選手について、
ちょっと思い出したのですが、
以前の試合においても、試合中のPKを止めて、しかし
せっかくの好セーブ直後にボールを押し込まれて失点となってしまい・・・

すさまじく悔しそうに!!
地面を自らの拳で何回も叩きつけていた姿が
思い出されるのです・・・



世界選手権での日本代表としての大仕事、
その残念に心底悔しがる思いは、
それくらいの爆発的な感情表現あっても
多すぎはしない、まさに、その通りの感情表現で
あると思われます。


あそこまで悔しがり、感情を公の場で
あらわしている人間の姿というのは、
あまり記憶にありません・・・


今回の試合でも、
「鬼の形相」とかなんとか報道もされているよう・・・

そして今日では、しっかり、
チームからも監督からも「期待され、信頼されている」とのこと。

この人の「魅力」、そして
サッカー選手・ゴールキーパーとしての(人間としての!?)力量が、
彼の内に渦巻く「確かな」「巨大な」「感情」に裏づけされているとしたら、
サッカーに限らず、
あらゆるものごとの模範としても、
大いに習うところがあるのかもしれない、なぞと
考えてしまったのでした。


時に「爆発的」なまでの感情、(molto espressivo, appassionato!! fff!!)
あるいは時には「静かな」感情の起伏、(semplice, tranquilo, teneramente,... )
あらゆる感情というものが人間にはきっと備わっていて、
そして、
それをまた育み、さらに洗練させてゆくことは
表現者として・人間として、心掛けるに値することなのかもしれません。











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2 コメント

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Unknown (脱毛器の口コミで大ヒット中)
2011-01-27 16:56:08
試合中一番悔しい思いす可能性があるプレイヤーってキーパーですよね
返信する
Unknown (英雄)
2011-01-28 18:32:33
悔しいという感情があるから人は成長するのではないでしょうか・・・。
返信する

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