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メンデルスゾーン《無言歌35番 op.67-5》
初見の感想・・・
寂しい・・・もの悲しく、
痛切なメンデルスゾーン節も健在(←!?)ながらも・・・
この雰囲気は、他に心当たりがあり、
調べてみると・・・
シューベルトの名作歌曲集《冬の旅》の
最後の曲《Der Leiermann辻音楽師》
・・・メンデルスゾーンは、間違いなくこの曲を知っていたであろう、
それを自身の無言歌にも採り入れたであろう、
ファーストインプレッションではありますが、
そう感じられて仕方がありません・・・
両者の共通性、具体的には、
冒頭の前奏を見れば一目瞭然、
どちらも「空虚五度」の左手伴奏から音楽が始まっていることです。
まさに、虚(うつ)ろな・・・音楽性です・・・
この曲集《無言歌6集 op.67》は、
生前のメンデルスゾーンが出版した最後のものだそう・・・
問題は最後(最期)を意識していたかどうか!?
・・・もっと研究せねば・・・です
♪