音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆ショパン《エチュードop.10-1》の練習意識方法 ~ 各アルペジオの音程間隔について

2011年04月17日 | ショパン Frederic Chopin
ショパン作曲《エチュード 第1番 ハ長調 op.10-1》


誰にも明快もちろん、右手のアルペジオのための練習曲。


美しく壮大な素晴らしい音楽!!
きっと多くのピアノを弾く人々のあこがれの曲なのではないでしょうか?


そう言っている本人がそういう人だったのですが・・・

十代の頃からこの曲にあこがれ・・・
しかしそんな自分は残念ながら・・・!?
当時やみくもに練習したがため!?か、
結局は、変なクセがついてしまい、
そして指を微妙に壊してしまったかも!?


・・・そんな被害者が一人でも少なくなってくれれば!?という願いも込めて、
やみくもではない
この曲に関する、具体的な意識すべきポイントのひとつを、
今久しぶりにこの曲を練習しながら発見しましたので、
それを一覧にして掲載してみようと思います。



「543」「345」
「634」「336(236)」
「633」「434」
「434」「525(5#25)」

「543」「345」
「454」「354」
「542」「336」
「452」「345」

「632」「336」
「632」「336」
「633」「327」
「724」「436」

「435」「534(435)」
「444」「534」
「534」「454」
「345」「543」
「534」「534」
「543」「345」

「435」「535(435)」
「435」「535(435)」
「435」
「435,435」「435,435」「435,435」
「435」「4#35」
「436」「634(534)」

「543」「345」
「634」「336(236)」
「633」「434」
「434」「525(5#25)」

「543」「345」
「454」「354(3♭54)」
「542」「336」
「632」「336(426)」
「634」「436」
「534」「534」

「543(725)」「434(525)」「543」「534(435)」
「435」「625(525)」
「435」「435」
「634」「436」Fin.



以上の奇妙な数列は、パソコンの文字化けではありません(笑)

これは、
各アルペジオの音型それぞれの「音程間隔」を表した数字なのです。

すなわち、例えば最初の「543」は、
「5度、4度、3度」という音程間隔のアルペジオということ。

一列にふたつ「」「」とある理由は、
始めが上降、次が下降のアルペジオの、ふたつセットというつもりです。

より正確な音程としては、
「完全5度」「増5度」「長3度」「短3度」というべきですが、
この曲は速度も速い音楽ですし、まずはとりあえず
数字だけでも知っておけば!?と思われましたので、
「長」「短」「完全」「増」といった言葉は省略いたしました。

時々、例外的に四拍目の音型が変化したりするものは、
「()」と標記してみました。

途中で改行してあるのは、
音楽の場面が変わるところを示しているつもりです。



・・・いかがでしょう・・・


「音程間隔」を意識することは、すなわち
「指の間隔・手のポジション」と一致するものであり、
これをしっかり意識して練習し、
この「音程間隔」の感覚を磨くことで、
ピアノの鍵盤との親密度がより一層あがって
より上手なピアノが弾けるようになる!?のかもしれません。











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