音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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11月5日(水)のつぶやき

2014年11月06日 | ◆一言◆

今朝もまた、勉強をしたはずの曲の調性判断の変更を余儀なくさせられる・・・ こうした作業が、少しずつでも演奏解釈の前進となっていることを(反対に後退となっていないことを(自爆))願うばかりです!


ちなみに今の勉強はラヴェルではなくドビュッシー《ラモー讃歌》。調性判断は・・・難解です・・・ 昨年ドビュッシーの全曲演奏をしたからといって、それで終わりでは全然ないことが実感されてきます、「勉強に終わりはない」ということが!


心苦しいのは、レッスンにいらっしゃる皆様と一緒に勉強している際に、その時考えうる可能な限り正しい調性を見付けようと心掛けていますが、後日さらに違う見解が出てきてしまうこともあり・・・普遍性・正しさを求めているがゆえに、悔しいところですが、どうかご容赦下さい!


ドビュッシー作曲《ラモー讃歌》(映像1集)を弾き(中間部あたり)ながら、「あぁ!やっぱりあの最高傑作《沈める寺(大伽藍)》(前奏曲集1巻)を書いた同一の作曲者だなぁ~」と、当たり前のことなのですが、妙に強く実感されました。


ラヴェルはいくつかピアノ曲として《メヌエット》を書いています。《ハイドンの名によるメヌエット》は、まさしくメヌエットの踊りの特徴と言われる「6拍子」の数え方がピッタリで、伝統に則った西洋作曲家ラヴェルの古きを重んずる姿が浮き彫りになる気がしてきました。


同じくメヌエットという題名が付けられながらも、《クープランの墓》における《メヌエット》は、簡単には6拍子で数えられなさそうです・・・3拍子と6拍子が入り交じっているよう解釈されましょうか、難しく、一筋縄ではいきません。さすがはラヴェル最後のピアノ曲!?


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