音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

「ppp」「3」という数字 ー 3月10日(火)のつぶやき

2015年03月11日 | ◆一言◆

毎度・・・クラシック音楽道場では、当日に演奏する曲目を事前に公表していないのが、新しい人が来にくい要因の一つになっているとも思われ、反省されます・・・明日は、


明日は、バッハ《パルティータ1番》、ベートーヴェン《ハンマークラヴィア》より一部、ショパン《ソナタ2番》より一部を演奏いたします。ギリギリまで演奏する曲を考えるのは止めにして、もっと事前にプログラムを発表できるよう、がんばりたく思います♪(明日以降!?苦笑)


ちなみに来月、4月8日のクラシック音楽「調性」道場では、シューベルト最後のソナタ《D.960》より一部を弾くことをここに宣言いたします。思いきって!(ドキドキ)・・・他の曲は考え中・・・明日次第!?です。


あ~ぁ!言っちゃった。こうでもして自分に負荷をかけないと・・・と思ったのです。


ベートーヴェンが「ppp」と楽譜に書いている時、これを「神秘的な静けさ」と解釈することがよさそう、と今、言葉がまとまりました。「p」が「3つ」。「神秘的」という言葉は、西洋文化の持つ「3」という数字の意味にピタリ当てはまります。

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ベートーヴェン《ハンマークラヴィア》I楽章の最後のffの直前が「ppp」。《ワルトシュタイン》あの有名なオクターブ・グリッサンドの直前も「ppp」。《熱情》のI楽章の最後が「ppp」。etc...色々あります。(↑どれも大曲ばかり!?)

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・・・そう考えていたら、案外、最後のピアノソナタ《op.111》には「ppp」という指示は無いようです・・・ ふぅん・・・無いんだ・・・こんなにも神秘的な音楽なのに。もはや、神秘そのもの!?だから「ppp」と書く必要は無いとか!?


そしてベートーヴェンは!結構意外なことに「fff」という指示は(今の私の知りうる限りでは)一つも使うことは無かったようなのです。あのベートーヴェン!が書いたのは「ff」まで・・・それぞれの作曲家の書くダイナミクス幅は興味深いものです。


そしてショパンは!「fff」まで書いています。人生に数度。10回前後でしょうか。ゆえに、ベートーヴェンよりも幅が拡がっている・・・ 少しずつ進む西洋音楽の発展の様子の一部が、作曲家の書くダイナミクス幅からも見えてくるのかもしれません。


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