《ラ・カンパネラ》を一曲がんばって演奏したら、部屋の湿度が1%上がった(笑) ピアノで難しい曲を弾くということは、奏者はそれなりに身体の運動能力を使っている、その証拠となりましょうか!?
うちの音楽室は湿度の溜まりやすい部屋のようなことが最近分かり、ちょっと困ります・・・除湿機は音がうるさく本気で音楽したいときは消したい!すると湿度が上がる・・・新しく来た楽器を安定させてあげたいし、これを機にランクの高い除湿機を買うべきか・・・更に困り中・・・
《ラ・カンパネラ》・・・こういう曲は練習しながら暗譜できてしまうものだけど、暗譜したからといって、楽譜を見ないで弾いているよりも、楽譜をみながらの方が、音が充実し、響きが増すようなのです!大きな理由の一つが「鍵盤を見ていない」ということ・・・これ大問題の研究課題!!
私はここ数年ピアノ独奏であっても楽譜を見ながら本番で演奏していますが、これは「暗譜が苦手だから」なぞという消極的な理由ではなく、ピアノ演奏における「楽譜を見ながらのスタイル」を実験しているものです。音楽性さらには技術的にもプラス要素が色々とあるようなので!
リストを開祖とするピアノ弾き達の暗譜の習慣は百数十年に及んでいます・・・しかし「暗譜演奏」ゆえにピアノ弾きから失われてきたものが少なからずあるよう、私は考え思っています・・・「暗譜で弾くか・弾かないか」は、ピアノ弾きの何か根源に関わる重要問題のような気がしています・・・
ショパン作曲あの有名な《ポロネーズop.53》は一般的には「英雄」という名で呼ばれていますが、果たしてそう片付けてよいものか!?長年ずっと思っていました・・・今この曲を手掛けながら、これはやっぱり「鉄道ポロネーズ」!?という思いを強くしています!中間部や冒頭は蒸気機関車的表現!?
《バラード変イ長調》作品47はショパンの休息である。彼はハイネに「水の精」の物語だと語っている。(以上アーサー・ヘドレイ編『ショパンの手紙』より) ショパン自身が《バラード》について語ったとのこと!しかもその相手はあのハインリヒ・ハイネのよう!
ショパンの《バラード第3番op.47》が某かの物語だという噂は聞いていたのですが、ショパン自身が「水の精」と、しかもハインリヒ・ハイネにそう語っていたという裏付けが取れた今、自信をもって《バラード》のファンタジーを膨らませることが出来そうで嬉しい♪(明日は弾かないけれど)
『ショパンの手紙』より、ワルシャワの家族に「汽車が開通しないでも再会を期することにいたしましょう(1845年8月)」「お目にかかれる望みは大いにあるわけです。鉄道がのびる工事が進んでいますから(1846年10月)」・・・故郷は鉄道により近くなる!?欧州鉄道文化とショパンの関係!?
鉄道は文化である、!?、そう、ふと思いました。イギリスに発祥し、欧州・アメリカ、そして日本でも。鉄道が人間に与える文化的影響あり!?
私はそこまで鉄ちゃんではありませんが・・・しかし、興味はあるようです。先日は札幌から東京まで列車の旅をしてきましたし!(←いい思い出)