ずっと以前から、そう思っていました。
ドビュッシーにとって、ピアノ演奏において
両手を交差させて弾く時、それが「天使」を表現しているのではないだろうか、
という印象・・・
中期を代表するピアノ独奏曲《喜びの島》にて、
その制作に影響あったと言われる
画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品「シテール島への巡礼」
その絵には、よく見ると、
確かに天使達の舞う姿が描かれています。
そして今日はついに、
オペラ《ペレアスとメリザンド》の歌詞にそれを発見しました。
「comme un ange...まるで天使のように」
という歌詞とともに、
手を交差させて弾くよう、書かれているのです。
あえて言うなら、左手のオクターヴで右手を越える様子が、
背中に生えている天使の羽のよう!?
そんな気分にさせられながら演奏するのは、
ピアノ弾きの醍醐味の一つかもしれません♪
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