音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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ドビュッシーにとっての「天使」の表現!? ~ 手を交差させる奏法

2018年11月14日 | ドビュッシー Claude Debussy

ずっと以前から、そう思っていました。

ドビュッシーにとって、ピアノ演奏において
両手を交差させて弾く時、それが「天使」を表現しているのではないだろうか、
という印象・・・



中期を代表するピアノ独奏曲《喜びの島》にて、
その制作に影響あったと言われる
画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品「シテール島への巡礼」

その絵には、よく見ると、
確かに天使達の舞う姿が描かれています。




そして今日はついに、

オペラ《ペレアスとメリザンド》の歌詞にそれを発見しました。


「comme un ange...まるで天使のように」

という歌詞とともに、
手を交差させて弾くよう、書かれているのです。

あえて言うなら、左手のオクターヴで右手を越える様子が、
背中に生えている天使の羽のよう!?

そんな気分にさせられながら演奏するのは、
ピアノ弾きの醍醐味の一つかもしれません♪






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