フランス印象派音楽の作曲家の一人、
モーリス・ラヴェル作曲のピアノ曲集《鏡》より第5曲に
《鐘の谷"La vallée des cloches"》
という曲があります。
完全4度の音程は多用され、
「鐘」と「風」が楽曲を通して目の前に立ち現われるかのような印象をもたらす
素晴らしい音楽です。
ところで、
我々日本人の誇る芸術分野に「アニメ」という文化が花開いておりますが、
そんな作品のひとつに、
もう20年以上も前のものになってしまいました名作
宮崎駿監督『風の谷のナウシカ』があります。
音楽は、久石譲作曲。
この映画に使われた音楽、どうも、
若かりし久石氏が、上記のラヴェル《鐘の谷》に
多分に影響されているように思えました。
これは、
久石氏がラヴェルを「真似した」と単に指摘しようとしているのではありません、
いや、若い作曲家が先人を真似したり、影響されて大いによいと思われます。
それから数十年の年月を経て、
久石氏は今日、「久石譲の音楽」を見事に確立しているのは、周知の通りでしょう。
なんだか面白く思えるのは、
フランス印象派の音楽芸術が、時を超え、海を越えて、
日本という地における『風の谷のナウシカ』の音楽への「つながり」
があるように見えた、ただそのことが
面白く・ちょっと感慨深く思えたのです。
♪
モーリス・ラヴェル作曲のピアノ曲集《鏡》より第5曲に
《鐘の谷"La vallée des cloches"》
という曲があります。
完全4度の音程は多用され、
「鐘」と「風」が楽曲を通して目の前に立ち現われるかのような印象をもたらす
素晴らしい音楽です。
ところで、
我々日本人の誇る芸術分野に「アニメ」という文化が花開いておりますが、
そんな作品のひとつに、
もう20年以上も前のものになってしまいました名作
宮崎駿監督『風の谷のナウシカ』があります。
音楽は、久石譲作曲。
この映画に使われた音楽、どうも、
若かりし久石氏が、上記のラヴェル《鐘の谷》に
多分に影響されているように思えました。
これは、
久石氏がラヴェルを「真似した」と単に指摘しようとしているのではありません、
いや、若い作曲家が先人を真似したり、影響されて大いによいと思われます。
それから数十年の年月を経て、
久石氏は今日、「久石譲の音楽」を見事に確立しているのは、周知の通りでしょう。
なんだか面白く思えるのは、
フランス印象派の音楽芸術が、時を超え、海を越えて、
日本という地における『風の谷のナウシカ』の音楽への「つながり」
があるように見えた、ただそのことが
面白く・ちょっと感慨深く思えたのです。
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