来年やる現代(近代?)曲を勉強しながら、ソナタ形式による「動機労作」の場面に遭遇、ここに古典ベートーヴェンの残した遺業を感じました。弁証法的な楽曲構成は「ソナタ形式として表現を達成した」と言える!?のかもしれない。更に以前の時代と比べるとまた面白く
バッハの音楽においても、弁証法的表現があるはずなのですが、これを理解・感得するのはなかなか難しい・・・それに対し、ソナタ形式は、ずっと万人に解りやすいと思われます。「ソナタ形式の成熟」、これクラシック音楽における古典期の意義の中枢!?、重要な遺産!?
こういうことは、音楽史の授業にて習ったことのあるものですが、今、目の前の近現代曲を見ながら、これを実感することができているようなのです。二百年近い間、作曲家達は「ソナタ形式」の恩恵を受けているんだなぁ、と。
いつか私は主催しているクラシック音楽道場の一環として、クラシック音楽「ソナタ形式」道場をやってみたいと、ずっと以前から思っています。今は「調性」道場の真っ最中です・・・折り返し地点は過ぎました!残るは12調性。来年もまた、どなたもお気軽にご来場下さいませ♪
バロックから近現代に至るまで、クラシック音楽において人々の感情を揺さぶる真に音楽的な効果を有する秘技が、確かにあるようです!今はJ.S.バッハの楽譜と向き合いながら、そのことを強く感じています。それは正にクラシック音楽の「心髄」と言ってもよいもの、それは