
ショパン《バラード4番》
ショパンは、実に細やかなペダルの記載をしています。
ペダルを放す指示とともに、左右の手両方とも休符の時、
すなわち、音が無くなる瞬間が生まれます。
これ、まさに「ま(間)」の表現。
「休符を表現することの大切さ」とは、
このような場合のことを言うのだと、私は考えています。
有名な例で、真っ先に思いつくのは
同じくショパンの《バラード3番op.47》

たくさん仕込まれた「ま(間)」の指示が・・・
近付くに近付けない、男女の微妙な心理と距離感を表現している!!
絶妙な音楽芸術の最高の例!?
と、思っています。
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