ベートーウ゛ェン、全32曲の《ピアノソナタ》を書いた、その
最後の三つ《第30番 op.109》《第31番 op.110》《第32番 op.111》
それぞれに
題名を思い付きました。
《op.109》 夢
《op.110》 先立つ者
《op.111》 後追う者
♪
(追記)
ベートーウ゛ェンの曲に名前を考えることは、不遜なこととは一概に言えないはずです。
それは、「月光」 . . . 本文を読む
ブラームス作曲
《ホルン三重奏曲 Es-Dur op.40》の第一楽章コーダに、
ブラームスの大切な亡き人の
輪廻転生を信じ、願う思いが音楽になっていると感じました・・・!!
この想像には証拠があり、
それは同時期に書かれたブラームスの大作《ドイツ・レクイエム op.39》に
はっきりと「輪廻転生」のアイディアが記されていることを確認することが出来るところです。
以前から、
この《ホルン三 . . . 本文を読む
ベートーヴェンの死後、
秘密裏に大事にしまっていた引き出しの中からは、今日
「不滅の恋人への手紙」と称される
熱烈な恋文が残されていました。
これはまぎれもない事実。
ゆえに、
ベートーヴェンが終生、この手紙を大事に
手元に置いていたということに疑いの余地はありません。
(追記しますと、今日「ハイリゲンシュタットの遺言」と呼ばれる書もそこにあったそうです)
この恋人が誰であるか!?
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モーツァルト作曲
《ピアノソナタ ハ長調 K.330》の第2楽章。
ヘ短調f-mollの不穏な中間部のメロディーは、
もう一度、楽章の最後に顔を出します。
静かな、明るいヘ長調F-Durとなって・・・
それは、我々皆の持つ運命を
静かに、明るく受け入れた「悟り」の境地のようにも
ふと、感じられました
♪
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モーツァルトの音楽、
シンプルを基調とした、この上なく美しいハーモニーの世界。
ほとんどが長調の曲。
されど・・・
音楽の中間部に
必ずと言ってよいほど現れる短調の響きは
まぎれもない「死」の影・・・
モーツァルト自身が手紙に書いています。
「いつも夜ベッドに入るときは、次の朝には目が覚めないかもしれないと思うんだ。
それで次の朝、無事に目が覚めると神に感謝するのです」
と・・・
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ふと、今更ながらに思うのですが、
ベートーヴェンの後期と呼ばれる作品群は、どれも
「神との対話」でという概念に根ざしていると
言ってよいのではないかしら。
残念ながら、まだ全ての後期作品に目を通したこと・聴いたことがあるわけではないのですが、
少なくとも、
最後の5つのピアノソナタ《op.101》《op.106》《op.109》《op.110》《op.111》には、
そうした解釈・雰囲気は感 . . . 本文を読む
音楽に限らず、
マンガ家・手塚治虫の作品を通してだって、
そこに「神」や「天」を見出すことは出来ましょう。
『火の鳥』などは、
常識の枠・我々の通常の感覚を大きく越えた、
数千年先の未来、数億年の過去を
作品として表現してしまっています・・・
だからきっと、
あまりの規模の大きさに
読後感として大きな疲労を感じもするのですが・・・
手塚治虫は、こうした功績・人間の器の圧倒的な大きさにおいて . . . 本文を読む
クラシック音楽の芸術作品に触れていますと、
少なからず、
「音楽」を通して「神」を見出すことがあるのではないでしょうか?
私がこれを強く意識しだしたのは、
やはり思い返せば、
ドイツにてベートーウ゛ェン《ピアノ・ソナタ》全32曲の連続演奏会をしながらの時でした。
最近では、ピアノのジャンルを越えてオーケストラの作品、
更にいうならば、あの名曲《第九》にて、
はっきりと、
ベートーウ゛ェン自 . . . 本文を読む