ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

眠くなる映画

2009年11月06日 | 映画


ゲロゲロ少年Yから借りたDVD、マノエル.ド.
オリヴェイラの「神曲」とペドロ.コスタの
「ヴァンダの部屋」を見る(どちらも途中で
眠くなり、結局半分も見てないので、とても
見たとも言えないのだが)。しかし、何度見
ても同じように寝てしまうというのは多分変
わらないから、間違いなく自分にとっては眠
くなる映画であるとはいえる。どちらの作品
も、その筋からは高評価を得ているものであ
るが(一般の知名度は限りなく低い)、残念
ながら、あまりに「魂の叫び」のようで重過
ぎて、しかも、展開のリズムがこれまた個人
的には眠くなるものだった。「ヴァンダの部
屋」に関しては、画面そのものがもの凄く暗
い(これは魅力でもあるが)ということもあっ
た。

考えてみると、眠くなる映画の監督というの
は決まっている。ポイントとなるのは、取り
上げるテーマと表現のリズムとその映像だと
思う。ベルトリッチ、タルコフスキー、ベル
イマンがその眠くなるベストスリーだ。実際
は見てなののだから、当然のこと面白いとは
思っていない。タルコフスキーの「惑星ソラ
リス」などは、決まって、首都高のトンネル
を使った場面辺りから眠くなる。これは何度
か試みての結果だから、眠くなる映画の典型
であると言える(あくまでも自分にとって)。
しかし上に挙げた監督は、世の中では名匠と
言われている人達だ。それぞれに熱く支持す
るファンはいる。こうやってみると、人それ
ぞれの感覚、価値観の違いが、映画を見る時
の評価の違いとなって表れるということを今
更ながら感じる。

そう言えばもう一つ見た。「ノン子36歳(家
事手伝い)」という日本映画。これも、どこ
かの雑誌では高評価だった。が、全く面白く
なかった。現実を誇張するなら寓意性がほし
いし、より本当さを出したいなら、それなり
の人物設定にしてほしい。日本映画を見ると
感じる、一言で言えば、嘘っぽい人間のおふ
ざけという映画であった(要するに漫画的)。
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