ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

松本.ぶらぶら

2009年11月27日 | Weblog
昨日の続き

「蕎麦倶楽部 佐々木」を出ると、周辺をい
つものように散策。今更ながら松本は、歩く
にはうってつけの街だ。いろいろ面白いもの
を発見できる、正に「ブラタモリ」的街であ
る。

女鳥羽川沿いに、浅草の仲見世のような「ナ
ワテ通り」という人工的に整理して今ひとつ
風情がなくなった昔からの細い通りがあるが、
そこに「ふるさと」という、一つ一つ焼き方
で焼くという昔ながらの製法で作った鯛焼き
を売る店がある。薄い皮にあんこがたっぷり
で、鯛焼きの基本を押さえた美味しい鯛焼き
だが、そこでデザート代わりに鯛焼きを買う。
味的には麻布にある「浪花屋」にも負けない。
しかも、こちらは並ぶことなく買える。この
時期は観光客も少なく、静かな松本である。

適当に路地を中心にぶらぶら歩く。と、以前
から注目していた建物のところに出た。今回
初めて確認したのだが、それは「ピカデリー
ホール」という嘗て映画館だったところだ。
完全に廃墟なのかと思ったら、今もホールと
して使ってるということを後で知った。それ
くらいにある種の雰囲気を漂わせている建物
なのだ。正面からは、単に古い建物で、それ
はそれで昭和レトロを感じさせて良いが、もっ
と良いのは側面と裏側だ(写真)。過去にこ
の裏側は何度か撮っているが、今回が明るさ
の加減か一番良かった。じっくり撮って、本
日の松本締めくくりだ。
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