久しぶりに定点観察池②に行くと、そこは未だトンボの羽化ラッシュであった。ヒメアカネとアオイトトンボが中心だが中にはネキトンボの羽化直後の個体もいた(朝10時ごろ)。
羽化直後のヒメアカネ
同じく羽化直後のネキトンボ
このネキトンボというのは、漢字で書くと根黄蜻蛉ということになり、読んで字の如く羽の根元が黄色の赤とんぼの仲間である。羽化直後は色がまだ出きってないが、よく見ると薄っすらこれから色づくであろうその部分が見える。そんな誕生したばかりのネキトンボもいれば、次に行った定点観察池③ではすっかり成熟したネキトンボがいた。これは♂で、既に体は赤くなっている。
この池では、シオカラトンボがこれまた多く、羽化直後のものも結構いた。
オオシオカラトンボも未だ新鮮なものが多かった。
そして池に通じる林道にはネキトンボの亡骸が。これは♀。というわけで、図らずも、この短時間(二時間ほど)の間にネキトンボの一生を見ることとなった(ヤゴ時代は無視)。