ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

サマートリュフ

2012年08月06日 | 食べ物

 

未だ結石で苦しんでいるT君からサマートリュフを貰った(生のもので、一体何処産なのだろうか)。香りを嗅いでみると、にんにくのような香りの向こうに土の香りを微かに感じる。いずれにしろ強烈な香りではない。さてどう使ったらいいものか。最近トリュフなど食べたこともないし(この十年以上)しかも生、白トリュフだったらパスタと混ぜるだけで立派な一品になるが、サマートリュフはどうやって使うのが一般的なのかと色々考え、取り敢えずソースに使うことにした。以前ステーキ用に買ったランプ肉が冷凍してあるのでそれ用に。赤ワインを煮詰めバターを足し、そこにサマートリュフのスライスを混ぜるというソースを考えた。

まず肉を焼く。ところがこの肉、4センチほどの厚さで300グラム以上のもの。簡単に焼ける大きさではない。しかも焼くのには慣れていない。取り敢えず両面に焦げ目をつけてアルミホイールで包み30分程休ませ、再び熱を加え肉を取り出したフライパンで先ほどの手順でソースを作りステーキにかけていただきますといったのだが、案の定ステーキは良い焼き具合ではなく、超レアーであった。昔、5センチを越す厚さの超レアーステーキも平気で食べていた身からするとこの程度はどうってことないのだが、以前食べたのはヒレ、今回はランプ、やはり硬く、しかも風味も焼いた方が上なので、このステーキは正直今一つだった。ソースソースで、トリュフ効果がこれまた今一つで、結果ちょっと残念なステーキとなった。

今だとミディアムレアーくらいが好みなのかと思うが、自分でジャストな焼き具合にするのは至難の業である。普通の焼肉は表面だけ炙れば済むが、厚さのあるステーキを上手く焼くのは技術が必要だと再認識した。ところでサマートリュフだが、まだ半分くらい残っている。一番味が分かるパスタと混ぜるので使っちゃうか。

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