昨日は珍客だったが、今日は庭の常連客。毎年顔を合わせる連中だ。まずはホシホウジャク。止まった姿は単なる蛾なのだが、飛んでる姿は蜂に似ている。特に大スズメバチに。ホバリングが得意で、日中花の蜜を吸うため活発に飛ぶ。一般の蛾のイメージとは違いかなり陽性だ。ホバリングしながら蜜を吸う様子はまるでハチドリ。なのだが、庭に来るときは蜜を吸うためではなく水浴びのためだ。大体、突然現れては三四回池の水にダイビングするのだ。始めは一体何事かと思った。実際は水浴びではなく、多分吸水目的かと思うが、その辺りは今一はっきりしない。そしてその後、写真のように暫く休むのだ。翅を閉じてると本当に地味であるが、飛ぶと黄色の部分が現れよく目立つ。
次はセスジツユムシ。これは常連客中の常連客。庭に住みついているものだ。この1メートル足らずの欅がお気に入りで、3週間ほど前からずっとここにいる。ついこの間まで幼虫だったのが、昨日見ると成虫になっていた。動きもスローモーで、基本あまり動かない(昼も大体同じ位置)。夜になると、この欅の先端の若葉をムシャムシャやっている。セスジツユムシは庭全体に結構いるのだが、これだけ動かない個体は珍しい。毎日見てるとすっかり顔なじみであるが、違う個体と替わっても多分気付かない。