ゲロゲロYが貸してくれたゴダールの「彼女について私が知っている二、三の事柄」「さらば、愛の言葉よ」は未だ見てない。暇つぶしにちょっと見てみよう、という類の映画ではないので、その気にならないとなかなか捗らない。
Yはゴダールが好き、と自分で公言しているのだが、最近そのことについてちょっと疑問を持ち始めている。というのは、Yが具体的に映画に関してここが良いというのを聞いていると、単に登場人物に自分を投影したり、感情移入ができたことで良いと言ったり、物語としてすんなり納得できたから、などとむしろゴダールの映画とは対極のところで感じ入ってる部分が多いのだ。だから、山田洋次の映画が良い、と唐突にも聞こえるようなことも言う。単純に人情劇が好きという本人の本質的な部分が出てきたと捉えると、ゴダールは自分にないものの憧れとして存在してるのかもしれない。
昔はロック一筋だったのが、年を取ると共にやはり演歌は良い、というパターンもこれと似ている。ロックは本人にとってはちょっと無理してた部分が有り、格好付けがなくなり本音が出た、ということになるのだろう。個人的には、死ぬまでロックで行って欲しいと思うとこだが、周りを見回しても最後まで徹底している人はあまりいない。ジャズはそうでもない。最初から年寄り向きと言われているから年取ればむしろ増えるくらいだ。