ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【食】Tout Le Monde [いろいろ@美瑛]

2008年11月03日 22時09分11秒 | 外食記録2008
Tout Le Monde(トゥールモンド)[いろいろ@美瑛][HomePage]
2008.9.20(土)11:50入店(初)
注文 スープカレー(串揚げとうどんがセット) 1155円


・美瑛の十勝岳のふもとにある白金温泉にて昼ご飯の時間になり、どこか良い店ないかとまわりを見回すと、きれいで立派なホテルがあったのでこちらに入ってみました。こちらは『美瑛白金四季の森ホテルパークヒルズ』というホテルです。
 
・ロビーに入るとやはりレストランがあったので早速入店。
 
・何席あるか分かりませんがとにかく広い! 少なくとも200名は収容できそうです。そんなただっ広い空間に、客は私一人だけ。。。
・しゃれたフランス料理店のような店名ですが、メニューはカレー、ピラフ、丼物、麺類などファミレスのような感じです。メニュー表の料理名は、日本語・英語・韓国語・中国語で併記されており、アジアからの観光客が多いことを窺わせます。

・メニューを見て、『名物』、『特産』の文字にひかれてスープカレーを注文。出てきてみると、小学校の時の給食を思い出す、なんとも殺風景な見た目。味とは別に、まずヴィジュアル面でひと工夫欲しいところです。

・美瑛特産のうどん。見た目はビニールパックから出した給食のソフト麺のような感じですが、プルプルモチモチした良い食感です。特に味はしてきません。

・美瑛名物スープカレー。いつから美瑛名物になったのでしょうか。。。トマト風味があって上品なスープでなかなか美味しいのですが、うどんとの絡みがイマイチです。うどんと一緒に食べると味が薄まってしまうので、カレーのみをすすった方がイイ感じ。
 
・熱々の串揚げ。具は謎の白身魚、エビ、イカ、カボチャ、インゲン。
・こちらのホテルでは日帰り入浴もできるということでしたが、後ろ髪を引かれつつ、ホテルを後に。

  
 
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【本】戒厳令下チリ潜入記 ―ある映画監督の冒険―

2008年11月03日 08時10分11秒 | 読書記録2008
戒厳令下チリ潜入記 ―ある映画監督の冒険―, G.ガルシア=マルケス (訳)後藤政子, 岩波新書(黄版)359, 1986年
(LA AVENTURA DE MIGUEL LITTIN CLANDESTINO EN CHILE by Gabriel Garcia Marquez 1986)

・本書の内容については記事文末の訳者解説の書き抜きに譲る。
・最近その名をちょくちょく目にする、ノーベル賞作家による作品。同著者の作品は未見で、かなりの期待を持って読んだのですが、何の変哲も無い文章でいまいちピンと来ない内容でした。翻訳が学者さんの手による影響もあるかもしれません。
・内容は「冒険記」ですが、やはりハリウッド映画のような派手さはありません。
・「私たちの計画は机上のプランでは非常に簡単であった。だが、その実行には大きな危険が伴っていた。その目的とはすなわち、軍事独裁12年目のチリのありさまを密かにフィルムに収めることである。」p.3
・「私にとって一番難しかったのは、自分を別人に仕立てることであった。パーソナリティの変革は毎日がたたかいであって、その場合、人はしばしば自分の決意を翻し、もとの自分のままであろうと願うものだ。」p.6
・「ただひとつだけやってはならないのは、笑うことであった。私の笑い方は非常に特徴的であり、変装を見破られる可能性があったからである。そのため変装の責任者はこの上なく真剣に「笑ったら死ぬぞ」と言ったほどだ。」p.12
・「私はこの時、亡命の日々がいかに長く、また破壊的であったかを思い知らされた。それは私たち亡命者ばかりでなく、チリにとどまった人々にとっても同じだったのである。」p.64
・「ソーダファウンテンで冷たいコーヒーだけの朝食をとった。ここにもお湯がなかったのだ。」p.97
・「サルバドル・アジェンデの名は過去を支える名であり、その思い出にたいする崇拝は、ポブラシオンでは神話の域に達している。」p.106
・「若い世代の中になお生きつづけている崇拝の対象は、もうひとつある。それはイスラ・ネグラの海の家で見られるパブロ・ネルーダに対する信仰である。」p.114
・「私が出国した二日後に、このインタビューが発表された。表紙には私の写真が載せられ、「リティン、入国せり、撮影せり、そして去れり」という、シーザーの例の言葉をややもじったタイトルがつけられていた。」p.168
・訳者解説より「本書はラテンアメリカ文学の巨匠であるノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスのルポルタージュである。著者の序文にもあるように、亡命中のチリの映画監督ミゲル・リティンがウルグアイのブルジョアというふれこみで祖国に潜入し、サンチアゴの市街や貧民街、さらに大統領府の中などを撮影して無事出国した時の話を、ガルシア=マルケスが「リティンの語り」という形式で本にまとめ出版したものである。」p.213
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