ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

悪人顔

2006年02月18日 20時32分08秒 | 日記2005-10
冬のあいだ、外へ出るときには防寒のため黒い毛糸の帽子を愛用しています。
その様子を見た人からは、

誰かと思った
銀行強盗みたい
犯罪を起こしそう
人を殺してそう

などなど、なかなか好評です☆ (*´∀`*) ウフフ



ヒゲか?ヒゲがいけないのか??
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【本】ゲノム解読がもたらす未来

2006年02月17日 22時07分08秒 | 読書記録2006
ゲノム解読がもたらす未来, 金子隆一, 洋泉社 新書y027, 2001年
・おそらく、「ヒトゲノム解読完了」のニュースを受け、とにかく早く!とやっつけ仕事で書かれたと思われる遺伝子工学の入門書。
・「われわれはあくまでも、単にヒトゲノムの全塩基配列を読み取ったというだけにすぎない。これは、未知の言語で書かれた文書を解読する場合に例えて言えば、個々のアルファベットの組み合わせによってどのような単語が作られるか、ということが判明した段階にすぎない。」p.17 フムフム・・・
・「ヒトゲノムとは、われわれの肉体を形づくる六〇兆個近い細胞のほぼすべての中(中略)に畳み込まれた、ヒト遺伝子の完全セットである。」p.14 「ゲノムは物理的な実体としては非常に小さい。」p.18 あ、あのう・・・ゲノムはDNAに書き込まれた『情報』そのものを指し、実体をもたない、という理解だったのですが・・・知らないうちにガイドラインが変わったりしたのでしょうか。『ゲノム』『遺伝子』『DNA』の用語がイイ加減に扱われることが多いようです。
・「続いて一九五二年、あの国際ヒトゲノム計画の総帥、ジェームズ・ワトソンは、英ケンブリッジ大学に置かれた最新のX線回折装置を用いて、DNA分子がらせん構造を持つことを発見した。」p.78 あ、あのう・・・ワトソンは、自分でX線の装置使ったわけじゃなく、競争相手だったRosalind Franklinが撮ったX線写真を見て、そこから二重らせん構造のヒントを得たと聞いていますが・・・
・「「バイオインフォーマティクス」、すなわち、ゲノム研究から得られた膨大な情報をいかにして整理し、ネット上で検索しやすいように管理するか、という技術」p.108 あ、あのう・・・データの整理・管理はBioinformaticsのほんの一分野にすぎませんが・・・根本的に取り違えてますよ~
・他にも気がつかない、おかしな記述がたくさんある予感。よっぽどヒドイ本を参考にしたのか?(文献リストないし・・・) 少なくとも専門家のチェックは受けてないようです。こんなテキトーな仕事では『科学ジャーナリスト』の名が泣く。
 と、いうわけで、
『読んではいけない著者リスト』にめでたく追加 >金子隆一
・以下、著者の大胆予測。
・「これは賭けてもいいが、もう数年以内に、DNAシークエンサーの能力はさらに一ケタないしそれ以上向上して、一日一〇〇〇万塩基対のオーダーに乗り、その価格も急速に下がって、ちょっと気の利いた高校の生物実験室にも置かれる程度のものになるだろう。」p.59
・「例えば、近い将来、VIPの周囲には、強力な紫外線ランプなどを手にした専門のゲノム・ガードマンが張りつき、ホテルの部屋にはチリ紙一枚、抜け毛一本も残さないよう徹底的にDNA消毒を施して回る、といった光景がごく普通になるのかもしれない。」p.163
・「おそらく、二一世紀の最初の数年以内に、最初のヒト体細胞クローンは誕生するだろう。そして、ヒト・クローンに対するわれわれの精神的障壁はなし崩しに無くなっていき、特定の条件下ではクローンの製造を認める法案も各国で作られるようになるだろう。(中略)例えば、完全にアンダーグラウンドの世界でアイドル・タレントなどの闇クローンが作られ、マニアに密売される、などといった犯罪がこれから実際に起こる可能性もないとは言い切れないわけである。」p.174
・「おそらく、このペースで話が進めば、二一世紀のかなり早い時期――ひょっとすると二〇一〇年代には、心臓、肝臓、膵臓、腎臓など、需要の大きい主要な臓器はみなレディーメイドのものが市販されるようになるかもしれない。」p.177
・唯一興味を惹かれた記述→「筆者の見るところ、環境との相互作用のあり方という次元において、ヒトの特徴はもっとも際立っているのではないかと思われる。」p.185
~~~~~~~
誤植:p.46 誤『一九八六年』 正『一九九六年』  
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本日の目撃 ~テレビで菊地先生編

2006年02月16日 21時06分00秒 | 日記2005-10
普段ならまずつけることのないテレビを何の気なしにつけた。

と、いきなり知ってる顔が!!
室蘭オケの客演指揮者の菊地先生でした。
室蘭のエルム楽器に近日オープンする楽器博物館の紹介で、
ヴィオラ・ダ・ガンバ弾いてました。

知り合いが出ていたことよりも、その瞬間にテレビをつけたことにビックリです。
偶然というか、虫の知らせというか。


見た瞬間から『録画しなきゃ!』と慌ててDVDレコーダあれこれ操作するも、間に合わず。
orz
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Solo

2006年02月15日 22時47分50秒 | 日記2005-10
今日の苫オケ練習開始時に、1st団員が誰もいなかったのでコンマス代役。
トトロ組曲にて、どソロあり。
ガンバって弾きました。
ヨレヨレではあったけど、シーンと静まりかえった中でのソロは、

 き も ち い い

~~~~~~~
いまだにカゼひいてます。
今日は菓子パン1個だけで全然お腹すかなかった。
驚きの高燃費を実現!!

熱計ろうとしたら体温計の電池きれてるし…orz
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【演】オペラ 夕鶴

2006年02月14日 18時41分13秒 | 演奏記録
室蘭文化連盟創立30周年記念
オペラ 夕鶴
2006.2.12(日)15:00開演, 室蘭市文化センター, 入場料1000円
指揮 望月俊哉, 演奏 室蘭音楽協会 市民オーケストラ, パート 2nd Violin

作 木下順二 音楽 團伊玖磨  オペラ「夕鶴」

・室蘭文化連盟の30周年を記念した四大行事のうちのひとつとして企画された。外からプロを呼ぶのではなく市民の手作りでオペラを上演する、室蘭では初の試み。参加したのはオケをはじめ、合唱団体からは歌のソリスト、児童合唱団、バレエ団。また裏方として文化連盟役員やピアノの先生たち、大道具製作には美術系団体などなど、まさに街を揚げてのイベントでした。初の試みだけあって、自分を含め「オペラなんてやったことない」という人たちが大部分だったので、あちこち本当に苦労が多かったようです。ちなみにプログラムによると、前回の20周年記念が「光る海」(室蘭の歴史を辿るナンデモアリのトンデモ創作劇)だったのかぁ。このときもピットで弾いたが、もう10年も昔の話になるのかと。早いもんだなぁ~
・写真は、この会場では数(十?)年に一度しか拝むことのできない幻のオケピット。狭いピットでの演奏なので、弦の編成も6-6-4-4-2[人]と少人数だった。
・「夕鶴」あらすじ:「鶴の恩返し」などの題名でよく知られた童話そのまま。仲むつまじく暮らしていた、与ひょうとつうの前に、つうが織る千羽織に目をつけた悪巧み二人組の惣どと運ずが現れ、与ひょうをたらし込んでムリヤリつうに機を織らせる。機を織る間「覗いちゃダメよ」の約束を破ったがために、つう「ハイ。サヨ~ナラ~」
・このような複数団体の合同行事ではモメゴトがつきものですが、今回も例に漏れず。本番一ヶ月前に指揮者交代。演奏自体にはそう影響はなかったけれど、心にひっかかる。また、モメたわけではありませんが、事情により編成上各1本のクラリネットとオーボエも本番1週間以内に交代。よく、そんな無茶な依頼を受けてくれる代役見つけてきたもんだ。。。
・前日には「1stの音が壁際では飛ばない」とのことで、普段の1st、2nd Vnの配置を逆にした。お陰で私はコンマス気分(あくまでも気分だけ)。おまけに、それまで見えなかった舞台を見ながら弾ける特等席でした。あの位置に座ってしまうと、どうしても「オレサマに合わせろ!!」的弾き方になってしまうのは、Violin弾きの悲しい習性・・・
・そして、いよいよ開演!はじまってみると、リハ時には点いてなかった斜め前方からのライトがなぜか点灯し、一部の奏者がまぶしくて指揮がよく見えない状態に。休憩時に聞いた話では、開演と同時に指揮者用のスポットライトの電球が切れ、その代わりとして点けたとのこと。休憩時に電球交換をして後半は大丈夫だったけど、やっぱりこういう予期せぬトラブルってあるのですね。。。
・演奏自体は、指揮者が2拍子を3拍子で振ってくれたり、アチコチ足がでたりと細かいミスはありましたが、本番が一番良い出来だったと思います。ただ、「夕鶴」は第1幕(前半)約90分、第2幕(後半)約30分という構成で前半が長く、1時間近く経ったところで、集中力がかなり落ちました。金土日と三日連続の練習の疲れがどっと出た感じ。それでも最後の幕が降りはじめ、拍手が湧き起こるなかでの演奏は、さすがにグッときました。
・打ち上げのスピーチでは、いろいろな苦労話が聞けました。舞台小道具の鶴の羽は、苦労して手に入れた孔雀の羽を、白く着色。また、わら靴や蓑は、作れる人を探し回った末、わらで本当に手作り、等々。その他スピーチで印象に残った言葉をいくつか。舞台監督より「オペラは異種格闘技」、指揮者より「生きててよかった!」、某委員より「室蘭をオペラの街に!」、練習ではズレまくり周囲をハラハラさせた某キャストより「日が経つうちに、練習で失敗して皆から責められるのが、だんだん 快 感 になっていった」(←サスガ)
・演奏面の反省として、歌はマイクで拾うので気にせずバリバリ弾いて、との指示だったのですが、実際はところどころオケが大きすぎて歌を潰してる場面があった。合わせるのに必死で、音量にまで気をまわす余裕がなかった。
・まだまだ書ききれないほどいろんなことがありました。またオペラを弾いてみたい!是非!次はモーツァルトとか。
・客数約1200[目測] ほぼ満席。時おり雪がちらつきとっても寒い、まさに「夕鶴」日和(?)にもかかわらず、12時にはもう人が並びはじめ、会場を15分繰り上げた。しかし、アマチュアとはいえ、たったの1000円でオペラが聴けてしまうとは。とてもスゴイこと。
~~~~~~~
[2006.2.24追記]
ホームポスト[2006.2.24(金)]のコラム『紫煙』より抜粋
 室蘭文化連盟創立30周年記念事業の市民オペラ「夕鶴」は大変素晴らしかった。私も過去に「幕西坂」や「光る海」などの演劇で端役出演したことがあるだけに、今回関わった200名近い関係者の1年に及ぶ大変なエネルギーに脱帽である。しかも演出はじめスタッフ、キャスト、音楽(オーケストラ)、舞台美術まですべて市民手づくりが画期的。
 越後小百合演じる鶴の化身「つう」の無償の愛に、松島茂演ずる「与ひょう」が金銭欲に陥る過程はまさに今日的。金銭にからむ「与ひょう」の言葉が「つう」には通じないことや、鶴の影絵、最後に「つう」が消える時の照明の効果的利用等の演出が好ましく、勿論音楽や「つう」の心情を表すバレー、「つう」の衣装、舞台美術、子供達、悪役2人の男と全てがしっくりだった。まさに室蘭文化連盟史上最高の傑作で、「めだかの学校」など日頃の室蘭地方の文化活動の底力を如実に示したものだ。
芝垣美男(弁護士)

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幻の休肝日

2006年02月13日 22時34分06秒 | 日記2005-10
( ゜Д゜)ハッ!
『今日は休肝日にしよう!』
とひらめいたとき、
その手は、すでに半分空いたビール缶を握っていた。


ダメダコリャ
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【論】Broberg,2003,Statistical methods for ranking~

2006年02月11日 21時42分16秒 | 論文記録
Per Broberg
Statistical methods for ranking differentially expressed genes
Genome Biology 2003, 4:R41
[PDFダウンロード][Webサイト]

・ROC(receiver operating characteristics)曲線を用いて、5種類の遺伝子ランキング法を評価する。
・ランキング法:samroc, t-test, Wilcoxon, the Bayesian method, SAM
・アレイデータ(3種類):Simulated cDNA data[Baldi and Long], Oligonucleotide leukemia data[Golub], Affymetrix spiking experiment data

・結果は微妙すぎて、どの方法が一番良いとははっきり言えない感じ。結局「場合によって使い分けましょう」というオチ。
・例)100人の人間を『男』『女』にクラス分け。
   男→positive、女→negative
   クラス分けの結果:『男』と判定→30人、『女』と判定→70人
 TP(true-positive rate):『男』にクラス分けされた男の数を100で割った値
 TN(true-negative rate):『女』にクラス分けされた女の数を100で割った値
 FP(false-positive rate):『男』に間違ってクラス分けされた女の数を100で割った値
 FN(false-negative rate):『女』に間違ってクラス分けされた男の数を100で割った値
 FDR(false discovery rate):『男』に間違ってクラス分けされた女の数(false-positive)を30で割った値

FDRの定義自体は単純だけど、事前に男か女かの答えを知っていなければならない。しかし実際は答えはわからないので、その辺をどう回避するのか?下の書き抜きがヒント。
ていうか、ググれば一発か!?
http://hawaii.naist.jp/~shige-o/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?QValue
・・・アタマイテー orz

・「False discovery rate (FDR) may be defined as the proportion of false positives among the significant genes. False positive rate (FP) may be defined as the number of false positives among the significant genes divided by the total number of genes.
・「When testing methods in this field it is difficult to find suitable data for which something is known about the true status of the genes.
・「Instead, performance was assessed in terms of the average rank of the 50 genes, after all genes were ranked by their likelihood of being DEGs according to each of the methods.」 テキトーな閾値決めて勝手に"答え"を仮定する(仮の答えを製造)、ってことか?? で、これをやるには、ある統計的条件にあてはまっていることが必要。と。
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『夕鶴』チケット前売り完売

2006年02月10日 22時54分58秒 | 日記2005-10
明後日のオペラ『夕鶴』のチケット前売りぶんがもう無いそうです。
あとは当日分のみ。
こんなことって初めてじゃなかろうか…
これだけ期待が高いとなると身のひきしまる思い。


今日の練習にて指揮者様より
『歌は聴かないで!指揮にあわせて!!』
のお言葉。前々日にして大方針転換。
そもそも皆そうしてたので、たいした影響はないけれど。
指揮者の意識が変わったのは大きいなぁ…


今日になってオーボエさんがインフルエンザで本番ダメとのこと。
明日から代奏者さんです。
クラも急遽今週から代奏者さんだし…


ま。どうにかなるっしょ。
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【本】物理学はいかに創られたか

2006年02月09日 22時25分46秒 | 読書記録2006
物理学はいかに創られたか 初期の観念から相対性理論 及び 量子論への思想の発展 (上)(下), アインシュタイン インフェルト 著 石原純 訳, 岩波新書(赤版) R14・15(50・51), 1939・1940年
(The Evolution of Physics)

・ガリレイの時代から量子論までを旅する、「ソフィーの世界」の物理学版といった内容です。 「数式を使わない!」を売り物にしたりする、内容の薄い解説本などとは根本的に異なる本で、言葉の重みが全然ちがいます。 かといって内容が初心者にとってわかりやすいかというと、、、まったく予備知識がない場合はちょっとキビシイかもしれません。
・「私たちの目的とするところは、むしろ人間の心が観念の世界と現象の世界との関係を見つけ出そうと企てたことについて、その大要を述べてゆこうとする点にあるのでした。」上巻 原著序文
・「科学の書物は、どれほど通俗的であるにしても、小説と同じようなつもりで読んではならないのが当然です。」上巻 原著序文 キビシイお言葉・・・
・「真実を理解しようとするのは、あたかも閉じられた時計の内部の装置を知ろうとするのに似ています。」上巻 p.35
・「また知識には理想的な極限があり、これは人間の頭脳によって近づくことのできるのを信じてよいでしょう。この極限を客観的真理と呼んでもよいのです。」上巻 p.36
・「物体は重さをもっていますが、エネルギーには重さがないのです。だからここには二つの異なった概念と二つの恒存の法則とがあるわけです。ところでこういう考え方は今でもそのままでよいでしょうか。」上巻 p.61 この疑問から相対論が生まれ、物体とエネルギーが統合された。
・「たとえて言えば、新しい理論を作るのは、古い納屋をとりこわして、その跡に摩天楼を建てるというのとは違います。それよりもむしろ、山に登ってゆくと、だんだんに新しい広々とした展望が開けて来て、最初の出発点からはまるで思いもよらなかった周囲のたくさんの眺めを見つけ出すというのと、よく似ています。」上巻 p.175
・「ある観測者が一生涯を通じて回転する部屋の中で日を過ごし、そこですべての実験の行なうように運命づけられていたなら、私たちのとは異なった力学の法則を得ることでしょう。」下巻 p.5
・「科学ではいつもそうである通りに、私たちは深く根づいてはいるものの、これまでしばしば無批判に繰り返されて来た偏見から離れることが何よりも大切です。」下巻 p.36
・「まず簡単な疑問に答えることから始めます。  時計というのは何でしょうか。」下巻 p.39 このような『あほか?』と思われるような問いから相対性理論は展開されていく。
・「それはあたかも太陽が西に没するのを見て、実はその出来事が八分だけ以前に起ったのを今見ているのだと考えるのと同様です。」下巻 p.41
・「すなわち、もし光の速度がすべての座標系で同じであるならば、動いている棒はその長さを変え、動いている時計はそのリズムを変えなければならないのであって、かつこれらの変化を支配する法則は厳密に決定されます。」下巻 p.48 相対性理論の真髄。
・「相対性理論を車や船や汽車の運動に適用するというのは、乗算の表だけでも足りるところにわざわざ計算器を持ち出すのと同じような無駄な手数をかけることになります。」下巻 p.56
・「もし私がすべての物体から遠方に離れ去って、あらゆる外界の影響から免れることができたとしたなら、その時には私の座標系は慣性系となるでしょう、」下巻 p.79
・「あらゆる座標系に対する物理的法則をどうしてつくってゆくかという問題は、いわゆる一般相対性理論によって解かれました。これに対して、慣性系だけに適用される以前の理論は特殊相対性理論と名づけられています。」下巻 p.83
・「科学が発展するにつれて、いろいろ新しい困難が現われ、それによって私たちの理論はだんだんに抽象的に傾いてゆくことを免れません。(中略)私たちの新しい考えは簡単なもので、つまり、すべての座標系に対して成り立つ物理学をつくろうというのです。ただこれを成し遂げるのには形式的に複雑になるのを免れないので、そして従来物理学で用いたのとは異なった数学的の道具を用いなくてはならないのです。」下巻 p.84
・「すなわち相対性理論から知られたように、物体はエネルギーの大きな貯蔵者であると共に、エネルギーは質量をもっているのです。(中略)ですからこう言ってもよいでしょう。エネルギーが多量に集中している場所が物体であって、エネルギーの集中の少ない場所が場であると。」下巻 p.122 この世のすべてはエネルギーの濃淡に帰着せられる、というモノスゴイ世界観。原子力発電所がふつうに稼動している現在でもドキッとするのに、この説が発表された当時の衝撃はいかばかりのものであっただろうか。
・「相対性理論は物理学において場の重要性を強調するものです。しかしながら私たちはまだ純粋の場の物理学を形作るのに成功していません。現在では依然として物体と場との両者の存在を仮定しなくてはならないのです。」下巻 p.127
・「このようにして質量もやはり不連続的な量であることがわかります。」下巻 p.135 これまた強烈。たしかに究極元素が見つかれば、それ以下の質量単位は存在しないですね。。。 同じように時間も不連続であるという説もあるようですが、どうなんでしょうか。この世のすべてはデジタル??
・「物理学の理論を立てるのには、根本的な思想が最も本質的な役目を演じます。物理学の書物は複雑な数学公式で充たされていますが、どの物理理論にしても、その端緒となるのは観念や思考であって、公式ではありません。」下巻 p.165
・「たくさんの自動車の登録標を観察すると、その登録番号の三分の一は三で割り切れることを、すぐに見出すことができます。しかし私たちは、次の瞬間に傍らを通り過ぎる自動車がどのような番号をもつかどうかを予言することは決してできません。統計的の法則は単に大きな群集に適用することができるだけで、その個々の要素には適用せられないのです。」下巻 p.175
・「科学はまさに法則の集積でもなければ、まとまりのない事実のカタログでもありません。それは人間精神の一つの創造物であって、それが自由に発明した思想や観念を含んでいます。物理学の理論は実在の一つの形像を形づくって、それと感覚的印象の広い世界との連関を確立しようとします。」下巻 p.189
~~~~~~~
?さくざつ【錯雑】 いろいろなものが秩序なくまじっていること。また、そのさま。錯綜。
?コックロビン(クックロビン)(cock robin) 雄のコマドリ。
?びほう【弥縫】 補い合わせること。欠点や失敗をとりつくろうこと。また、一時的に間にあわせること。
?えんえき【演繹】
  1 一つの事から他の事に押しひろめて述べること。
  2 (英deduction)一般的な命題から特殊な命題を、また、抽象的な命題から具体的な命題を、経験に頼らないで、論理によって導くこと。⇔帰納
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ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル ~豚串編

2006年02月08日 22時14分46秒 | 日記2005-10
帰宅
 ↓
近所のスーパーにて3割引でゲットした豚串。いただきまーす!
 ↓
肉、串からなかなかとれず
 ↓
力を込める
 ↓
ズボッ!と勢いよく抜けた反動で、串が歯グキにささる


ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル
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