ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】新数学勉強法

2006年12月25日 19時59分13秒 | 読書記録2006
新数学勉強法 時代が数学を要求している, 遠山啓, 講談社ブルーバックス B-7, 1964年
・数学の啓蒙書。数学の苦手な人に是非!という触れ込みで、親しみやすい図を多用し努力の跡はうかがえますが、内容に含まれる考え方は、しっかりしたガチガチの数学です。一応、どちらかといえば数学好きの私でも、ちょっとしばらく考え込む個所もちらほら。出版当時としてはこれでも易しかったのでしょうかね・・・ 導入部、記号論理、線形代数、微分積分の四部構成。
・写真:時代を感じさせる券売機。一体なんの乗り物用なのか。
・「しかし、数学を社会的な問題の処理に大規模に応用するきっかけをつくったのは、第2次世界大戦であったとされている。」p.15
・「このように数学は言語とよく似た性格を持っている、というより、ある特別な言語であるといってもよいだろう。」p.22
・「こういう分かりきったような事がらを大まじめに書いてあるのに出会うと、バカバカしくなってしまう人もあるだろう。しかしそれは早計である。  実は、このバカバカしいほど簡単な事がらをつみ重ねていって、複雑な事実を解明していくことに数学の威力が潜んでいるのである。」p.33
・「まず、結論から先にいっておこう。それは、「数学恐怖症を世の中にひろめた原因のうちの99%までは、過去の誤った数学教育にある」ということである。」p.40
・「この暗算偏重の算数教育を日本にもちこんだのは、昭和10年から国定教科書になった尋常小学算術(俗に「緑表紙」とよばれている)であった。そのなかには、たとえば、4年生には
  456+94, 535+76, 748+57
などを暗算でやらせている。
 また5年生には
  80/(5.2-3.6)
などという程度の高い暗算をやらせている。
 さらに6年になると、
  52+75+69+47
などの暗算もでてくる。
」p.44
・「暗算が計算の中心だとすると、数学者はみな暗算の名人になりそうだが、事実はそうではない。整数の加減剰除の暗算などは下手な数学者のほうがむしろ多いだろう。」p.44
・「つまりこういうことになる。  「数字に弱くても、数学に弱いわけではない。」だから、数字に弱い、と自認している人は決して悲観する必要はないのだ。」p.47
・「くりかえしていうが、こういうひねくれた難問がいくらできても、数学の本通りを1歩でも進んだことにはならないし、またこういう難問ができなくても少しも悲観する必要はないのである。」p.54
・「このデカルトは、初等幾何のなかで役に立つのは相似三角形の定理とピタゴラスの定理だけだ、といっているが、当たらずといえども遠からずであろう。」p.56
・「集合論を創始したのはカントル(1845-1918)という数学者であった。」p.68
・「∩は人が帽子をかぶっている形だからキャップ(Cap)といい、∪はコップの形だからカップ(Cup)というユーモラスな愛称でよばれている。」p.77 ヘェー ってこの呼び名は今でも使われているのだろうか?
・「つまり「すべて……である」の否定は「あるものは……でない」となるのである。」p.93
・「!という感嘆詞の記号は驚異的に大きいから n!に使ったという人もあるが、その起りはよくわからない。」p.113
・「1,2,3,……という添字を考え出したのはライプニッツ(1646-1716)であった。かれはうまい記号を発明することの名人であった。」p.122
・「フランクリンは人間を「道具をつくる動物」(tool-making animal)であるといった。」p.179
・「このとき f(x) を x の関数(function)という。(中略)もとはヨーロッパのfunctionであるが、使いはじめたのはライプニッツであるという。」p.184
・「この変化のありかたを視覚に訴えて、生き生きととらえることができるようにしたのがグラフである。それはデカルト(1595-1650)の発明したものである。」p.188
・「「微分は微かに分ればいいし、積分は分った積りになればよい」という洒落もこういうところからでてきたものであろう。」p.207
・「したがって微分という計算は「f(x+Δx)からf(x)を引いてΔxで割る」という計算をぎりぎりまで押しつめることである。」p.214
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楽しいクリスマス(棒読み)@函館

2006年12月24日 22時50分01秒 | 日記2005-10
今日はオケ練習のため函館往復で一日が潰れました。
曲は、禿げ山・チャイコPコン・英雄。前二曲は初見。歯が立たないかと思ったらわりと弾きやすかった。
これで今年のオケは弾き納め。

いつの間にやら森町の国道沿いにラッキーピエロが進出していて驚いた。今夜はケーキの替わりに、くじら味噌カツバーガーだ!

ヽ(*´∀`*)ノ メリークリスマース!
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【演】千歳アウトレットモール「レラ」クリスマスイベント

2006年12月24日 20時39分08秒 | 演奏記録
千歳アウトレットモール「レラ」クリスマスイベント
2006.12.23(土)一回目13:00~ 二回目15:00~, レラアトリウム, 入場無料
演奏 千歳フィルハーモニーオーケストラ, パート 1st Violin

★L.アンダーソン そりすべり
★J.シュトラウス 観光列車
★J.シュトラウス ピッチカートポルカ
★L.アンダーソン タイプライター
★L.アンダーソン ワルツィングキャット
★L.アンダーソン サンドペーパーバレエ
★バーリン ホワイトクリスマス

・千歳フィル・クリスマス演奏ツアー第4弾 in 千歳アウトレットモール・レラ。。。ラーーストー!! 私自身の出る演奏会としても今年のラストです。 昨年オープンした話題の『レラ』でしたが、今回初めて足を踏み入れました。とにかく広い!見渡す限りの駐車場。集合場所に行き着くまでに、フツーに迷いました。休憩時間に雪の降るなかぶらついてみましたが、入っているのはブランド物の衣類の店が中心で、私にはほとんど興味のない分野の店ばかりです。興味あるとしたら、時計屋とラーメン屋くらい!?
・サンタ服への着替え(今回ははじめから終わりまでサンタ服)はその場で。荷物も椅子の脇に置く状態。しかし、50人ほどの編成で演奏するには十分なスペースがあり、狭くて困るということはありませんでした。これまでいろいろな場所(ホテル、病院、駅、船・・・)で弾いてきましたが、ショッピングセンターというのは初めてかも。
・当日、私を含め、行ってから知った人が多かったようですが、今回は指揮無し! それでもそう問題なく演奏できてしまうところがすごいですね。やはりコンマスN氏の力が大きいと思います。今回、N氏はコンマス・指揮・司会・インペクなどなど全部一人でこなす活躍ぶりでした。 今回は何故かそのコンマス様の隣で弾かせていただきました。いろいろ勉強になります。
・ソリ:店内BGMでもそりすべりがかかってる~・・・と少々ウンザリでしたが、今回の演奏は指揮無しということでちょっと新鮮でした。意外と指揮者がいない方が、皆さん好き勝手にやるのでノリノリになる感じです。
・観光列車:前回までの『特急』から『急行』へ、少しゆったりした感じ。全体的な傾向として、指揮者がいないとだんだんテンポがゆるんでくるようです。
・ピチカート:2ステージ目。コンマス様による長~~~いタメ。
・タイプライタ:都合によりパーカス人員が一名のみだったため、他の奏者が臨時に何名かお手伝い。
・ホワイトクリスマス:今年最後の曲!ということで、弾いていて個人的にグッとくるものがありました。今年もどうにか無事最後までたどり着けました!おつかれさまー!!
・客数1,2ステージそれぞれ約50名[目測]:もっと黒山の人だかりができてもよさそうなものだけど・・・

( ゜д゜)ハッ! 2ステージ目、金管楽器の楽器紹介を忘れているような。。。
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【演】13th 12人のサンタクロースコンサート2006

2006年12月23日 20時06分24秒 | 演奏記録
13th 12人のサンタクロースコンサート2006
2006.12.22(金)19:00開演, キクヤ・メッセホール, 入場料1500円
演奏 エルフィン弦楽四重奏団, パート Viola

♪唄&ギター:たなかよう + エルフィン弦楽四重奏団
・P.マッカートニー 編曲 島崎洋 インマイライフ
・J.レノン&P.マッカートニー 編曲 島崎洋 イエスタディ
♪エルフィン弦楽四重奏団
・G.プッチーニ 編曲 島崎洋 トゥーランドットから
・モーツァルト ディベルティメント K.136から第1楽章

・北広島弦楽合奏団の団員によるカルテットに、お呼ばれされて弾きにいってきました。
・12人のサンタ:ミュージシャンの"たなかよう"さんの呼びかけによるチャリティーイベント。ロックバンド、ミュージックベル、クラシックギター、弦楽四重奏などなどの演奏家が出演。エルフィンは昨年に続き二回目の出演だそうです。
・狸小路なんて歩いたのは何年ぶりだろう・・・物凄く久しぶり・・・昔(高校生のころ)はちょくちょく行っていたキクヤ(楽器店)ですが、「ここだ!」と着いてみたら一丁間違ってた。。。ボケボケダ-
・巨大なスピーカーに囲まれ楽器やマイクのコードが床をはいまわる、普段とは全く雰囲気の異なるステージでリハ。楽器の音を拾うマイクが一人一本支給(汗)。『狭い』という点では、オケピット等で弾く事があるのでわりと平気なのですが、音響については普段の舞台とは音の聴こえ方が違い、スピーカから客席へ向かって飛んでいる音がステージ上では全く聴こえず、まるで耳栓をしながら弾いているかのような感覚に戸惑いました。途中、「バンッ!!」と、飛び上がってしまいそうな破裂音が。何かと思ったら、某奏者が弓先でマイクを突いてしまった音でした。あの大音量は心臓に悪い。。。
・他団体のリハを客席で聴かせてもらいました。ロックバンドの直接肌にビリビリくるあの大音量は久しぶり。中でもドラム奏者の方が飛び抜けてました。脳天をブチ抜くスネアの一撃!!ものっっすごくイイ音のスネア。太鼓を一発殴っただけでここまで人を感動させることができるものかとプロ熟練の技に圧倒されました。プログラムの紹介文によるとかなり名のある方のようです。
・インマイライフ:練習では遅かったり早かったりでテンポが定まらず、なかなかノリきれないまま本番へ。たなかさんのトークからとっても自然に曲に入れました。ちょっと早めのテンポでしたが、本番が一番しっくりきたと思います。 途中の間奏のViolaソロ、まあまああんなもの??
・イエスタディ:こちらの曲はとっても曲がつかみやすく、すんなりといった。
・前回の初出演がアンケートによると好評だったとのことで、前回は伴奏だけだったのが今回はカルテットのみのステージも追加。
・トゥーランドット:例のスケートBGMを耳でおこした、メンバーの一人によるオリジナルの編曲版。実は私、金メダルをとったスケートの映像をまだ見たことがありません。 1stVnはコンチェルトばりのしんどいSolo。お疲れ様です。オケばっかりやっていると、重音が出てきても当然のように全ての音符は弾かずに一個か二個の玉だけ弾く癖がついてしまいます。しかしカルテットとなると当然全部の音を弾かなければならないわけですが。。。ごめんなさい、弾ききれませんでした。Violaで4の指(小指)で5度の重音(鬼門)はさすがにちょっと・・・
・K.136:なんじゃかんじゃいってもこの曲はやっぱり落ち着きます。 2ndVnさんお疲れ様です。
・「ぴかりんさんてスゴイ名前ですね」、「え? まぁ・・・はぁ・・・??」と今回初対面の方々と話がいまいちかみ合っていなかったのですが、当日プログラムを見て判明。私の名前(漢字)が間違って伝達されていた。本来『○×★』と漢字三文字のところ、『★×★』と、上から読んでも下から読んでも『山本山』状態に(でも読みは一緒)。本当だったらそりゃぁスゲー名前だ。納得。では今後の芸名はコレでいくか。
・フィナーレは"Happy Xmas (by John Lennon)"を合唱しながらの風船飛ばし大会(?) 割れるのが恐怖。
・オペラ曲もポピュラー曲も、歌伴奏は歌手の呼吸を読むという点では全く一緒。
・場を盛り上げるという意識においてクラシックは淡白。ロックから見習う点あり。
・『ミュージックベル』と『ハンドベル』って別物だったんだー ヘェー
・久々のカルテットで自身の演奏精度の低さを再認識。要修行。舞台上でのトークの腕も磨かなきゃだめかな。
・客数約100名:中高年層が中心。最前列に子供集団のかぶりつき。
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【本】怨霊と縄文

2006年12月22日 20時12分12秒 | 読書記録2006
怨霊と縄文, 梅原猛, 徳間文庫 う4-1, 1985年
・"文化人"だとか"知識人"としてよくその名を見かていましたが、その著作を初めて読んでみました。著者は"哲学者"という認識だったのですが、内容は全く歴史の本です。日本古代の歴史について著者の立てた仮説を語り尽くす。「そんなことまで言っちゃって大丈夫なんだろうか・・・」と少々心配になるくらいその仮説は大胆です。証拠が出てこない限りは、まさに「言ったもん勝ち!」の世界。その道一筋でやってきた歴史研究家たちから見ると、「あほらしい」の一言で切り捨てられるかもしれませんが、そのパワフルな想像力から導き出され、独自の道をゴリゴリ突き進む理論展開は読んでいてなかなか痛快です。
・「話の一日目は記紀神話にかんするもの、二日目は法隆寺と聖徳太子にかんするもの、三日目は、柿本人麿にかんするものである。この三本がわたしの日本学の柱である。」p.4
・「万巻の書物の読書のあとに、問いと答えがおとずれるのではなく、先に問いがあった。そのあとに万巻の書物の読書と調査があったのである。」p.4
・「わたしは哲学の学者であるより、みずから哲学者であろうとした。哲学者とは、みずから思惟する人間のことです。」p.11
・「ですから、もしほんとうの意味の哲学的態度――学問をして真の学問たらしめる態度――が日本の古代研究にあったなら、わたしの仕事は必要なかった、そのように思います。」p.12
・「学問とはなにか、あるいは世界の構造とはなにかということをずっと考えて、35歳ぐらいまでほとんど論文も書かず自分の内部で悩みながら問い詰めて来た。そのことがおそらく今日のわたしの歴史観を支える有力な武器になっていると思うのです。」p.13
・「人麿の人生を見ていくと、そこに大きな歴史の闇がある。闇を見る目をわたしは実存主義、ニーチェやハイデッガーから学んだ。闇の中で、闇をじっと見ながら人生に対する希望を失わないというのが、わたしのいちばん好きな人生態度です。」p.15
・「わたしは学問の本質は、疑いと演繹にあると思いますが、それに帰納が加わらなくてはならない。」p.17
・「わたしの最初の哲学的野心は笑いの研究をすることでした。(中略)実存主義から受けた影響から脱するために、わたしは肯定的人生観を確立したいと思ったのです。それが笑いの研究でした。」p.18
・「そうなると『古事記』神話には、持統一族と藤原不比等の強い意志があらわされていると考えるべきではないだろうか。」p.38
・「日本の天皇と中国の皇帝の違いは、中国の皇帝は絶対権力者ですが、天皇の場合は、最初からひじょうに象徴的意味を持っていて、政治は太政官がやってしまうというところにあります。」p.40
・「『古事記』は律令体制を貫徹するための"宗教改革の書"だったのです。」p.49
・「しかも『古事記』の内容がまったく藤原氏に有利であることは、稗田阿礼が藤原氏の権力の代弁者であることを意味する。となると稗田阿礼は藤原不比等の仮名だと考えざるをえない。」p.55
・「結局『古事記』神道を発展させつつ、どこかで露骨な自己主張を遠慮しているのが『日本書紀』ではないかと思います。」p.59
・「やはり真理は体系だとわたしは思っています。だから、体系にならないような認識というものは、はなはだ真理性が希薄ではないか。逆に、体系になっていくということは、真理性がひじょうに濃厚な証拠ではないかと思います。」p.69
・「法隆寺の再建も大宰府や北野天満宮のように、やはり加害者が被害者の霊を慰めるために造った寺ではないかと考えたのです。」p.73
・「その時わたしの頭にひらめいたことは、法隆寺は太子の怨霊を鎮めた寺だと考えると、いままで長いあいだ謎とされたことがだいたい解けるのではないかということです。」p.79
・「だいたい「徳」のつく天皇の名前は不幸な天皇に多い。平安時代ですと、文徳天皇は毒殺されたという噂がある。崇徳天皇は流人となり怨霊になって死んでいった。安徳天皇は幼くして瀬戸内海の藻屑と消えた。」p.91
・「どうして決定したかというと、文体統計法によったのです。人間の書く文章というのには癖があって、しかも癖というのはなにげないところに出るものです。」p.124
・「従来の人麿論は三つの点において間違っているというのが、わたしの七年間の結論なのです。(中略)三つの土台、すなわち身分・年齢・作品論が間違って、そのうえにいままでの人麿論がつくられているから、つくられた人麿論はすべて間違ってしまう。」p.140
・「なぜなら、どこの国でも、その国の文章をつくるのは文学者であり、詩人である。としたら、日本最大の詩人、人麿が日本文の創造者であったとしても不思議ではありません。」p.154
・「『水底の歌』では、柿本人麿が、柿本?(さる)であろうと考えた。」p.155
・「今年もまた六月に北海道に行ってみました。北海道開拓記念館へ行き、藤村久和氏から、そこで発行しているアイヌの民族研究という論文をもらってきました。(中略)開拓記念館はいい仕事をしています。ひとつはアイヌの聞き書き。古老にいろいろな話を聞くのです。これはいま聞いておかないとなくなってしまう。その話をまとめてアイヌの宗教生活を藤村氏が総集編にまとめました。」p.195 ヘェー その頃もみじ台に住んでたので付近をウロチョロしてたはず・・・
・「またアイヌ語では肉体の上部を「エ」と言い、下部を「オ」と言います。日本語でも肉体の下の部分の言葉はほとんど「オ」を伴います。たとえば「オシリ」「オヘソ」「オチンチン」など。上の部分に「オ」をつけるのはおかしいのです。」p.201
・「世界の言語はだいたい四種類に分けられる。(中略)孤立語の代表は中国語、屈折語の代表がヨーロッパ語。膠着語はだいたいウラル―アルタイ語族で、朝鮮語とか日本語は膠着語です。それに対してアイヌ語は抱合語に属する。」p.203
・「こういうことをやってはじめて、わたしはほんとうの意味で本居宣長を超える。しかし、いまのところは、本居宣長や賀茂真淵の批判者であって、ほんとうの意味で本居宣長を超えてはいない。超えるには、やはり言語の研究を、前と違った方法で広げねばならないというのが、結論です。」p.208
・「藻岩山というと、例の札幌にある円山と同じ名前で、「モ」は小さいという意味ですから、小さい岩山、藻岩山ということで、三輪山も同じ意味の山ではないだろうか。」p.210 ヘェー 藻岩高校出身・・・

?こち【故知・故智】 古人の用いた知略。すでに前人が試みたはかりごと。
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クリスマスプレゼント ~チェロ購入

2006年12月21日 23時11分13秒 | 日記2005-10
思わずチェロ買ってしまいました。
クライスラーミュージックさんで扱っている、
Cao工房製 STC-750E Montagnana作 "Sleeping Beauty" のコピーモデル 約30万円
です。
自分から自分へクリスマスプレゼント。
来年はチェロデビューだ!

とりあえず楽器ケース調達しないと…
どこかに、不要のチェロのソフトケースないでしょうか…?(ハードではなくソフト希望)
こちらをご覧でお心当たりのある方は、声かけて下さいませ♪
~~~~~~~~~~
[2006.12.27追記]
ソフトケース調達のメドがたちましたので、一応ご報告。
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【論】He,2006,In search of functional association ~

2006年12月21日 20時50分07秒 | 論文記録
Feng He and An-Ping Zeng
In search of functional association from time-series microarray data based on the change trend and level of gene expression
BMC Bioinformatics. 2006; 7: 69.
[PDF]

・マイクロアレイ時系列データより遺伝子ネットワークを推定する方法を提案する。各遺伝子の発現量の時間変化量同士の相関を計算し、相関の高い遺伝子のペアを抽出する。
・比較した方法
1. Trend correlation (TC) method (提案法)
2. Local clustering (LC) method
3. Pearson correlation coefficient (PCC) based clustering method
・データ:Yeast cell cycle, over 6000 ORFs, 17 time points [Cho]

・方法「The principle of our method is to use information in the change trend and the change level of gene expression between consecutive time points for the inference of functional linkages among genes.

・従来法はデータを点で見ていたところを、提案法では連続(trend)として見るとのことですが、この"trend"の考え方がいまいちピンとこない。
・図[写真]中の遺伝子(グラフ)同士には関連があるとのことですが、パッと見る限りでは・・・怪しげ・・・ホンマカイナ。
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@酔 チームUSA同窓会

2006年12月20日 23時15分04秒 | 日記2005-10
約2年ほど前、市内某中学ジャズバンドのアメリカ(ノックスビル)演奏旅行に同行した大人の同窓会的飲み会でした。

『明日部活辞めます』と使い古しの穴のあいたトランペットを抱えながら言う子がいるよな状態から、立て直してアメリカ演奏旅行にいっちゃったんだもんな~ リアル『スイングガールズ』(映画)。子供の力ってすごい。


そこで聞いた話。
なぜバイオリン等弦楽器の『名弓』が年々減っていくか?

偉大な弦楽器奏者が亡くなる
 ↓
楽器本体も一緒に葬るのはさすがにもったいない
 ↓
では(遺族から見てたいして価値のなさそうな)弓を一緒に棺にいれて…

と、かつてはプロオケで演奏経験のある某お坊さんが語ってたのですが…ほんまかいな…
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【本】Rによる統計解析の基礎

2006年12月20日 22時05分14秒 | 読書記録2006
Rによる統計解析の基礎, 中澤港, (非売品), 2003年
・筆者による山口県立大学での『統計学』講義のテキスト。 http://phi.med.gunma-u.ac.jp/stat.html よりPDFファイルとしてダウンロード可能。また、同様の内容で書籍として出版されている[amazon]。
・様々な統計手法の理論と実用について浅く広く説明し、実際の計算は統計解析ソフトの'R'を使って計算させている。統計9割、'R' 1割程度の内容配分で、この本で'R'についてマスターすることを期待すると、あてが外れる。通常の『教科書』よりはやさしく書かれていて、私のような者にとっては非常に助かります。
・工学や理学系の学部ならともかく、福祉や看護系の学部向けとしては容赦のない内容。かなり内容を簡単にはしてあるが、それでもついていくのはキツイと思われる。
・「産業革命が進行する中,1834年,英国王立統計協会設立により,学問としての「統計学」が成立し,「人間に関係することがらで,数量で表現することが可能で,一般的な法則を導き出すのに十分なだけ積み重ねられたもの」と定義された。」p.9
・「もっとも広い意味で定義するならば,「不確実性を考慮した論理的推論」ということになるだろう。」p.9
・「データの分析技術としての統計解析は,一定の手順を踏んで行われる。箇条書きすると,以下のような手順が典型的と思われる。
 ・目的を明確にする
 ・生データをとる
 ・データ化(エディティング,コーディング,データ入力)
 ・データの図示(幹葉表示やヒストグラムなど)
 ・代表値(分布の位置やばらつきを示す値)の計算
 ・作業仮説の明確化(ここで因果関係についての仮説を立てることが多い)
 ・仮説検定や区間推定を行う(攪乱要因に配慮し,その影響を制御する必要がある)
 ・因果関係についての推論を行う(先行研究の知見なども総合する必要がある)
」p.11
・「ただし,もっともらしい仮定を導入して間隔尺度であるとみなし,平均や相関を計算することも多い。例えば,「好き」「普通」「嫌い」の3, 2, 1 とか,「まったくその通り」「まあそう思う」「どちらともいえない」「たぶん違うと思う」「絶対に違う」の5, 4, 3, 2, 1 などは本来は順序尺度なのだが,等間隔であるという仮定をおいて間隔尺度として分析される場合が多い。」p.29
・「偏差は正の値も負の値もとるが,その合計は0になるという特徴をもつ。どんな形をしたどんな平均値のどんなに標本数が多い分布だろうと,偏差の和は常に0である。」p.39
・「もし分布が正規分布ならば,Mean±2SDの範囲にデータの95%が含まれるという意味で,標準偏差は便利な指標である。」p.51
・「標本データの度数分布が,母集団について期待される分布と一致するという仮説(帰無仮説)が成り立っている確率を調べて,それが普通では考えられないほど小さい場合(通常は5%未満)に,滅多にないことだから偶然ではない(これを「有意である」という),と考えて帰無仮説を棄却する。」p.59
・「χ は「カイ」と発音する。英語ではchi-squareと書かれるので,英文を読むときに間違って「チ」と読んでしまうと大変恥ずかしい。」p.61
・「Fisherの正確な確率は仮定が少ない分析法で,とくにデータ数が少なくてカイ二乗検定が使えない場合にも使えるので,動物実験などでは重宝する。」p.72
・「調査データを分析する場合は母分散が既知であることはほとんどなく,これが普通である。」p.87
・「パラメータ(parameter)とは母数という意味である。これまで説明してきた検定法の多くは,母数,つまり母集団の分布に関する何らかの仮定をおいていた。その意味で,t検定もF検定もパラメトリックな分析法といえる。一方,フィッシャーの正確な確率は母数を仮定しないのでパラメトリックでない。ノンパラメトリックな分析とは,パラメトリックでない分析,つまり母数を仮定しない分析をさす。」p.93
・「Wilcoxonの順位和検定は,Mann-WhitneyのU検定と(見かけはちょっと違うが)同じ内容の検定である(詳しくは後述する)。」p.94
・「「有意水準を5%にする」とは,「帰無仮説が偶然に成り立つ確率が5%未満であれば,統計的に意味があるほど稀な現象なので帰無仮説は成り立たないとみなす」ということなので,「5%水準で有意でない」といえば,「帰無仮説が偶然に成り立つ確率が5%未満であれば,統計的に意味があるほど稀な現象なので帰無仮説は成り立たないとみなす,としたのに,データから計算するとその確率が5%より大きくなってしまったので,統計的に意味があるほど稀ではなく,帰無仮説が成り立たないとはみなせない」ということになる。」p.100 (゜Д゜)ハァ?
・「相関と回帰は混同されやすいが,思想はまったく違う。相関は,変数間の関連の強さを表すものである。回帰は,ある変数の値のばらつきが,どの程度他の変数の値のばらつきによって説明されるかを示すものである。回帰の際に,説明される変数を従属変数または目的変数,説明するための変数を独立変数または説明変数と呼ぶ。2つの変数間の関係を予測に使うためには,回帰を用いる。」p.119
・「時系列解析の本質的な難しさは,ここにある。システムの定常性を仮定できないのである。そうなると,シナリオを仮定したシミュレーション以外には手口はない。」p.137
・「フーリエ解析については,ヒッポファミリークラブによって作られた「フーリエの冒険」という素晴らしい入門書があり,お薦めである。」p.140 こんなところで『ヒッポ』の名が出てくるとは・・・
・「平均寿命とは0歳平均余命のことだが,これは,0歳児10万人が,ある時点での年齢別死亡率に従って死んでいったとすると,生まれてから平均してどれくらいの期間生存するのかという値である(誤解されることが多いが,死亡年齢の平均値ではないので注意されたい)。」p.141
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【演】第26回 市立室蘭総合病院 クリスマスコンサート

2006年12月19日 20時08分22秒 | 演奏記録
第26回 市立室蘭総合病院 クリスマスコンサート
2006.12.18(月)18:30開演, 市立病院1Fロビー, 入場無料
演奏 室蘭市民オーケストラ, 指揮 立山拓平, パート 2nd Violin

♪ごあいさつ
♪日舞
  民謡『七福神』
♪ハンドベル&合唱
  『ホワイト・クリスマス』・『エーデルワイス』・『きよしこの夜』
♪合唱
  『スマップ:ありがとう』
♪オーケストラ&合唱
  『アヴェ・ヴェルム・コルプス』 モーツァルト 作曲
♪オーケストラ
  ディヴェルティメントK138より『第3楽章』 モーツァルト 作曲
  真夏の夜の夢より『ノットゥルノ』 メンデルスゾーン 作曲
  『クリスマス・フェスティバル』 リロイ・アンダーソン 作曲
アンコール1.マスカーニ カヴァレリアルスティカーナ より 間奏曲
アンコール2.モランド トレパック
司会 掛橋愛理

・事前にK君より楽器運搬についてのメールが。
ベースと、バスドラ以外の打楽器お願いします。
このメールを、『ベースとバスドラはいらない』と解釈したぴかりん。 
ああ~こう書いてあれば・・・
バスドラ以外の打楽器とベースお願いします。
ああ~日本語って難しい~ 
(*´∀`*) ウシャシャシャ
結局K君がベースを取りに走る羽目に。可愛そうなK君。ごめんね~K君~今度一杯おごるよ~
他にも、いつも本番は使わないので指揮者用の譜面台を自信をもって持っていかなかったら、「最近、譜面見ないとだめなんだ~」との指揮者からの言葉 orz  こんな具合に楽器運搬はグダグダでした。
・どういうツテなのか、今回は司会にNHKのローカル番組などで活躍するプロのアナウンサーさんが登場。
・日舞:看護学校の学生さんによる出し物[写真]。日舞って初めて見ました。興味津々。他の看護学校の学生さんたちも皆、見入ってました。かなり小さな頃から習っているんだそうです。こんなふうに人前で披露できる特技を持つってすごいですねぇ。
・アヴェヴェルム:なかなか看護学生さんの合唱が聴こえてこないので、今回は歌パートを管楽器で補強しました。でも今年は例年より(少し)声が出ていたと思います。ガッチリ合唱を鍛えて会場一杯に響き渡るくらいの声がもしでれば、キレイで感動するんだろうなぁ~ 夢。
・K138:リハなしで弾き出すもんだからドキドキします。地味にこれ難曲。とにかく走らないよう心がけた。
・ノットゥルノ:これも難曲。パート間の三連譜がさっぱり合わない。チョロっと練習して、ハイ本番というタイプの曲ではありませんでした。
・クリスマスフェスティバル:パーカスがドッカンドッカン派手に鳴っていた。
・客数約100名:どの病院でも年々客の入りが減ってきているような気がします。なんなんだろ。
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