『鯖猫長屋ふしぎ草紙(一~六)』には、各巻一話ずつ犬が関わるものがあります。
(一)では、大道芸の手伝いをしながら仇を探している犬の話。
長屋での呼び名はアジ、サバの子分だからって。
(二)の犬は、翠色の護り玉を探しているというお玉ちゃんという女の子が連れている子犬。
この一人と一匹は少しのあいだ拾楽さんのところに居候するので、そのあいだ、子犬の呼び名はアジに。
この子犬、実はちょっとした曰くがあるんだなぁ…、心が温まるお話です
(三)では、まずおはまちゃんがある犬と関わっています。
人に痛めつけられ、人を憎むようになっていた犬を少しずつ癒していくんです。
おはまちゃんはアジと呼んでいますが、お寺のお坊様は麦と名付けている。最後には拾楽さんの活躍もあり、もとの優しさを取り戻します。
(四)に出てくるのは、一途にお殿様を思い続けている牛若という賢い犬です。
大名家の中屋敷で飼われているのですが、ある夜、鯖猫長屋店子仲間の簑吉さんのところに逃げてくる。
そして大活躍
牛若の切ない思いは消えないものの、中屋敷に帰っていきます。
(五)の犬はまるという名で、植木屋で飼われている。
この子、蝶々を追いかけているうちに迷子になってしまうんだけど、怪我の巧妙というのか、四年前に誘拐かされた植木屋さんの息子を見つけ出すんです
(六)に出てくるのは、おたきちゃんという女の子と一緒にいる犬で、おたきちゃんはおっかあと呼んでいます。
とても賢い犬だけど、人嫌い、人に飼われては生きられない犬なんです。
別れの時期を悟っていたのでしょう、そっと姿を消します。
その後、おたきちゃんの記憶力が事件解決の大きな転機になるんですよ。
猫が主役のお話だけど、犬にも見せ場を作っているから、作者は犬好きなのかもね
(一)では、大道芸の手伝いをしながら仇を探している犬の話。
長屋での呼び名はアジ、サバの子分だからって。
(二)の犬は、翠色の護り玉を探しているというお玉ちゃんという女の子が連れている子犬。
この一人と一匹は少しのあいだ拾楽さんのところに居候するので、そのあいだ、子犬の呼び名はアジに。
この子犬、実はちょっとした曰くがあるんだなぁ…、心が温まるお話です
(三)では、まずおはまちゃんがある犬と関わっています。
人に痛めつけられ、人を憎むようになっていた犬を少しずつ癒していくんです。
おはまちゃんはアジと呼んでいますが、お寺のお坊様は麦と名付けている。最後には拾楽さんの活躍もあり、もとの優しさを取り戻します。
(四)に出てくるのは、一途にお殿様を思い続けている牛若という賢い犬です。
大名家の中屋敷で飼われているのですが、ある夜、鯖猫長屋店子仲間の簑吉さんのところに逃げてくる。
そして大活躍
牛若の切ない思いは消えないものの、中屋敷に帰っていきます。
(五)の犬はまるという名で、植木屋で飼われている。
この子、蝶々を追いかけているうちに迷子になってしまうんだけど、怪我の巧妙というのか、四年前に誘拐かされた植木屋さんの息子を見つけ出すんです
(六)に出てくるのは、おたきちゃんという女の子と一緒にいる犬で、おたきちゃんはおっかあと呼んでいます。
とても賢い犬だけど、人嫌い、人に飼われては生きられない犬なんです。
別れの時期を悟っていたのでしょう、そっと姿を消します。
その後、おたきちゃんの記憶力が事件解決の大きな転機になるんですよ。
猫が主役のお話だけど、犬にも見せ場を作っているから、作者は犬好きなのかもね