アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

水曜日のアンシャンテ ― カウントを大事に…♪

2021-09-09 09:18:43 | Weblog
軽く足馴らしをしてバー・レッスン。
いつもの通りシンプルなアンシェヌマンで進めていきます。
ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの最後のポゼは、今回はアティチュード・ドゥヴァンでアームスはア・ドゥ・ブラ。

あ、あれ…、コエミさんヒメさん
ポゼしてるうちにだぁんだんアームスが縮んできてるわよぉ。
動きを停めているうちにだんだんと力尽きていく感じ
「たははは… …」
アームスの高さとか間隔、肘や手首の伸びを、何か実質的に操作するわけじゃないんだけど、あくまでもイメージと言ってしまえばソレまでなんだけど、アームスは更に伸びていき空間は外に広がっていくって感じね
もう一度アティチュードでポゼしてごらんなさい。
「… …」
そうです、そうです、おぉ、いいねぇ
グラン・バットマンでバー・レッスン終了。
センターはバットマン・タンジュのアンシェヌマンから。
パ・ドゥ・ブーレ・ピケのときのアームスの動きが、中途半端な軌道を通ったりタイミングが遅れたりしないように気を付けましょう。
続いて先週と同じアンシェヌマンで短いアダージョを。
しっかりカウントに気を付けて、動くところは動く、見せるところは見せる、をはっきりとね。
ではどうぞ

ん~…、みんなきちんと音楽を聴いてカウントをとりながら、カウントに合わせて動いてるって感じじゃないねぇ
なんとなぁく、伸ばそっかな、下ろそっかな、方向変えよっかな…みたいな動きをしてて、繋がりとか切り替えとかポゼとかがクリアに見えない。
何を見せたいのかが分からない。
アダージョ、極めてゆったりとしたテンポの音楽だといっても、メリハリやキレ、フレージングがないわけじゃないんだよ
ん~、みんな、カウントっていうか拍子ってことがまず分かってないのかなぁ…。
ん~~、そうねぇ…、まず4拍子、つまり4分の4拍子っていうのは4分音符 のしっぽのないカタチ)が4つで1小節
4分音符っていうのは (=8分音符) 2つ分
4分の4拍子は4分音符4つで1小節=1 →2 →3 →4 →…………(絵文字に4分音符がないので で代用)
4分の4拍子を8分音符で換算すると ×8で1小節=1 →2 →3 →4 →…………
ま~、こんな風にレッスンではカウントをとっているわけね。
私は主に でカウントをとっていて、単純に分かりやすく8分の8拍子でカウントしています、つまり
→2 →3 →4 →5 →6 →7 →8 →…………
です。
動きのアタマをカウント1に合わせたいなら、その前の小節=前奏部分の最後の1拍、 なら7→8→を聞くことが大事です。
徒競走のクラウチング・スタートを考えてごらんなさい。
7=レディ→8=セット→1=🔫 ってことでしょ。
1=🔫 での が遅れたら、自分が走り出した時にはウサイン・ボルト選手は数十メートル先を走ってますよ
動きを踊りに表現にするために、表現を深めメリハリをつけるためにもきちんとカウントをとることは大事なことですよ
基本的なバレエで使う音楽はこの他に4分の2拍子、4分の3拍子、8分の6拍子がありまして、4分の2拍子はまぁいいとして、4分の3拍子と8分の6拍子についてもここで続けて解説すると、ぐるんぐるん しちゃうと思いますのでまたの機会にね




コメント
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