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『ローマの休日』…♪

2022-05-15 09:03:03 | Weblog
一昨日の夜、テレビで『ローマの休日』を観ました、あっちこっちカットされていて残念ではありましたけどね。
オードリー・ヘップバーン、何回この映画を観ても彼女の美しさには目を奪われます。
天性である容姿の美しさ、佇まいの美しさ、立ち居振る舞いの美しさ、豊かな表情。
ずっと以前に読んだ塩野七生氏の作品の中で、イギリス出身の女優ヴィヴィアン・リーが何故にスカーレット・オハラ役に決まったのかということに言及した部分があって、そこで使われていた言葉が典雅
塩野氏によれば、“優雅である、優雅を表現できる女優はそれなりにいるが、典雅である、典雅を表現できる女優は滅多にいない”ということでした…と記憶しています。
オードリー・ヘップバーン、まさしく典雅を表現…体現できる女優っていえるでしょうね。
片手でソフトクリームを食べているときもスクーターに二人乗りしてはしゃいでいるときもダンスパーティーの会場でちょっと暴れているときも、決して失われることのない気品
ヴィヴィアン・リーでなければスカーレット・オハラを演じられなかったように、オードリー・ヘップバーンでなければアン王女は成立しなかったことでしょう。
出来ればノーカットで放送してほしかったな。
モノクロの作品ではありますがどれだけ時が経っても何度観ても色褪せることのない傑作です。

コメント
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